ピンク・フロイドそしてロジャー・ウォーターズを語るときの参考文献1(単行本special volume)
PINK FLOYD そして ROGER WATERS を語るにあたり、私が結構よくみる日本又は日本版の書籍を紹介しよう。まずは単行本(Special Volume )です。
①Pink Floyd a visual documentary by Miles. =編者:マイルズ、訳者:アルバ・フォーラム、発行所:株式会社CBS・ソニー出版、1982
1965年から1982年までのピンク・フロイドの活動ぶりを全て網羅している。特に初期4人シド、ロジャー、リック、ニックの生い立ちから解説し、この17年間のライブ日程や、その際の主なる出来事を記録している。アルバムその他の記録はソロを含め、主なる話題になったBOOTLEG海賊版に至るまで記録され、写真も豊富。貴重盤。
②PINK FLOYD ピンク・フロイド BRICKS IN THE WALL = 著者:カール・ダラス、訳者:広河泰家、発行所:株式会社CBS・ソニー出版 1988
ピンク・フロイドがロンドンUFOクラブに出演していた頃からの親交のある評論家カールのピンク・フロイドの歴史と事実、そしてロジャーの脱退分裂にいたる経過と新たな彼らの出発に至るまでを歌詞の分析まで考察しピンク・フロイドに迫る。
③ピンク・フロイド詩集 PINK FLOYD "LYRICS" = 訳者:肥田慶子、発行所:株式会社シンコー・ミュージック 1990
1stアルバム「夜明けの口笛吹き」から「鬱」までの歌詞(詩)を精力的に和訳している。文学的訳の評価は一目置くが、いかんせんピンク・フロイドそのものの知識が浅く、訳に不満も感ずる。しかし非常に評価されたものである。
④ピンク・フロイド神秘 saucerful secrets the pink floyd odyssey = 著者 :ニコラス・シャッフナー、 訳者:今井幹晴、発行所:株式会社宝島社 1993
音楽ライター、映画・ミュージカルの作詞・作曲家として活躍していたニコラスのシドやロジャーの行動分析を含めてかなり詳しく入り込んだものとして話題になった。こうしたものに対してもロジャーは決して良いこぶっての詳細な会話の対応はしてくれなかった事も書かれている。ピンク・フロイド分析は著者にとっても非常に難解で興味ぶかかったことが読み取れる。シドの1990年の撮影写真の公開もあった。
⑤ピンク・フロイド 幻燈の中の迷宮 = 今井荘之助・高橋伸一 共著、発行所:株式会社八幡書店 1997
ピンク・フロイド・ミュージュックの懐疑と魅力、フロイドの核であるロジャーの思想的因子の分析とその偏屈性から生まれる魅力。魔術師・異端児ロジャー、音楽的魅力のギルモア、テクノロジーのニックなどの評価が面白い。
⑥PINK FLOYD STORY&DISCOGRAPHY ピンク・フロイド = 著者:和久井光司・松井巧・菅岳彦・岩本晃市郎・池田聡弧子、ストーリー翻訳:吉田香織、発行所: 株式会社エクシード・プレス 1999
ピンク・フロイドの”メンバー個人”と”作品バンド”にそれぞれ迫ろう。彼らの真実を後生に伝えようと・・・。アルバム解説とバンドの奇異性などの分析に見るものがある。
⑦ピンク・フロイドPINK FLOYD solo,groups & session (地球音楽ライブラリー)= 発行: TOKYO FM 出版 2002
アルバムそれぞれの解説に力をかけている。SESSIONSにも及んでいるところが一つの価値。
⑧PINK FLOYD File = 監修:中村直也 発行所:株式会社シンコーミュージック・エンタテイメント 2005
ピンク・フロイド・ストーリーからそれぞれメンバー個人の歴史、CHRONOLOGY、アルバムそしてライブ、話題と内容は豊富。SESSION WORKS, BOOKS, 映像物などにも及んで解説。資料物としての価値もあり現在手に入る物としては最右翼。
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