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2007年9月 5日 (水)

ロジャー・ウォーターズの叫び(2)

<progressive Rock>

(Bootleg)
Roger Waters
「THE DARK SIDE OF THE MOON」
Buenos Aires,Argentina 3.13.2007/PRO22295/2007


Buenosdvd1

 今年の最も興行成績を挙げたのは、このロジャー・ウォーターズの"THE DARK SIDE OF THE MOON"の全曲披露で話題のこのツアーであることが報じられている。ここに紹介するDVDは、この3月はアルゼンチンにおける全ステージの様子であるが、テレビ放送用であろうか?、プロショットの画面ですばらしい。
 今回の彼の演奏スタイルは、インプロビゼーションは殆どなく若干寂しいが、これはむしろ彼のここまで来たこの20年の経験から、オーディエンスは、やはりピンク・フロイド時代の再現を望むなかで、むしろそのスタイルに抑えて行われているようだ。攻撃的なロジャーにとっては、本意ではないのかもしれないが、彼もこの歳になって、サービス精神も披露していると言うところであろうか?。

Buenosdvd2 しかし、選曲内容(←参照 クリック拡大)においては、前回も書いたように、それほど単純でない。特に「the final cut」から、そして「The Wall」からの曲を要所要所に入れてあるところは、彼の主張が見えてくる。(特に"the flecher memorial Home","Bring the Boys Back Home")このブェノス・アイレスでも少年団(コロンビアのBogotaよりは年齢は上)を舞台に上げて”Another Brick in The Wall(P.2)”をやらせるところは、それなりの彼の企みがあると見る。とくに今回は、3人のギタリストは一級であるし、キーボードのジョン・カーリンもすばらしい。新曲の”Leaving Beirut”の演奏ぶりをみても解るが、実はこのメンバーは、新曲もしくは即興をやらせたらかなりの線にゆく強者どもである。そうしたコーナーを追加してほしかったと思うのは私だけであろうか?。

 さて、今回のツアーに関してはオフィシャル版のDVDも出されることは間違いないようで(英国収録が中心であろう)、このDVDはそれまでの繋ぎとしては、もったいないほどのかなりの価値あるものと言える。
(追記:<2016.8現在>オフィシャル版のリリースなし)

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