« 春の冷雨の京都 | トップページ | 私の映画史(6) 「眼には眼を」 (クルト・ユルゲンス主演フランス映画) »

2010年4月24日 (土)

メロディ・ガルドー LIVE IN PARIS (来日記念盤)の魅力

パリのライヴ5曲に酔う

Mg2  いやはや、ニクイニクイ音源がリリースされていました。昨年9月には、2ndアルバム「MY ONE AND ONLY THRILL」を引っ提げて来日、東京国際フォーラムにてライブ(東京JAZZ2009)を行ったメロディ・ガルドー Melody Gardot は、その当時以来私の一押しの女性シング・ソングライターである。
 昨年来、このアルバムは世界的にもJAZZYなアルバムとして人気が上昇。彼女の曲の素晴らしさと、低音から高音まで丁寧なしっとりとしたヴォーカルはピカイチ。
 その後のニュー・アルバムにはまだ早いと思っていたところであったが(目下彼女は世界を股にかけかなり広い範囲にてライブ活動中)、それでもライブものでのニュー・アルバムはあり得るのかもと、期待をしいてる最中であった。

 ところが、なんとこの3月の渋谷クラブクアトロでの単独公演来日(来日はこれが公には3度目)したことの記念とした2ndアルバムの来日記念盤とやらがリリースされていることが判明(2010年3月10日)。それは2枚組で、本来のこの2ndアルバムに加えて、もう一枚のボーナス・ディスクCDが加えられ、”LIVE IN PARIS”と銘打って、彼女初のオフィシャル・ライヴ音源5曲の披露があるのだ。

Photo
「MY ONE  AND ONLY THRILL-SPECIAL EDITION」ユニバーサル・インターナショナル UCCU-9704/5
 スリーブ・デザインは、2ndアルバムと同一。そしてボーナス盤には、フランスのラジオ局”ラジオ・フランス”のイベントに出演した際のスタジオ・ライヴ録音で5曲収録されている。(2009年9月10日)
   1.the rain
   2.Ain't no sunshine
   3.Baby I'm a fool
   4.my one and onry thrill
   5.love me like a river does

1.3.4.の3曲は2nd、5は1stに収録されている曲であるが、2.”ain't no sunshine 消えゆく太陽”はあの黒人シンガー・ソングライターのビル・ウィザースの1971年のデビュー曲をカヴァーしたもの。
 スタジオ・ライヴの為、録音はすこぶる良好。手に取るように聴こえてくる。拍手もうるさくなく、そして彼女の演奏は、とにかくジックリと丁寧に歌い上げる。このあたりはライヴものの魅力である。又バックも比較的後方に位置して彼女の声が前面にホール感を持って広がってくる。いずれにしても、1st,2ndアルバム収録曲も、このライヴでは歌いこみによる完成度は高く、素晴らしい。
 小ホールのライヴとなると、昨年秋の来日の際の、幸い私は観ることが出来た丸ビルMARUCUBEにおけるスペシャル・ショー・ケースでの彼女の演奏が思い出されるところだ。(期日をみるとまさにこの来日直後(数日後)のフランス・ライヴということになる)

  取り敢えず、このボーナス盤で、期待して待っているニュー・アルバムまでの期間を少しは埋めてくれたと思っているところだ。

 PS : この記念盤は、やはり私の友人からのプレゼントで、ここを借りて感謝する。
 

|

« 春の冷雨の京都 | トップページ | 私の映画史(6) 「眼には眼を」 (クルト・ユルゲンス主演フランス映画) »

音楽」カテゴリの記事

ROCK」カテゴリの記事

POPULAR」カテゴリの記事

JAZZ」カテゴリの記事

メロディ・ガルドー」カテゴリの記事

女性ヴォーカル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: メロディ・ガルドー LIVE IN PARIS (来日記念盤)の魅力:

« 春の冷雨の京都 | トップページ | 私の映画史(6) 「眼には眼を」 (クルト・ユルゲンス主演フランス映画) »