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2010年5月11日 (火)

ロジャー・ウォーターズ(元ピンク・フロイド):「2010 ザ・ウォール・ツアー」 第2報

期待度が高い「ロジャー・ウォーターズ:2010 THE WALL TOUR」

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Rockinrio
 今秋からの北米のロジャー・ウォーターズの「2010 ザ・ウォール・ツアー」が盛り上がりを見せている。先頃追加公演の発表もあり、又2011年に渉って行われるのもほぼ確実となってきた。(果たして、日本公演は??)
 アルバムをリリースしてから30周年を迎えて、彼はこの「ザ・ウォール」のコンセプトが当時、個人的な問題という印象が強かったが、実はそうではなく当時から一歩進んでの、一般的、普遍的なテーマ、更に政治的、社会的問題意識の中から作り上げられたものであることを語っている。今回敢えて「ザ・ウォール」を取り上げるのは、過去のそれに終わらず今日の諸問題に対しての新展開した「THE WALL」を臭わせている(イスラエルの築いた壁、パレスチナ問題への問題意識は明らかだ)。そして彼の人生最後のツアー説もある。
 Photo1
ロジャー・ウォーターズのメッセージのStreet Art(左) も巷に諸処に刺激的に登場して、多くの関心を呼んでいるようだ。(彼の首尾一貫した反戦の訴えは明白だ)
 Every gun that is made
  Every Warship launched
  Every Rocket fired
  Signifies    In the final sense
  A  THEFT
  from those who hunger and are not fed 
  those who are cold and clothed
(如何なる銃、進水した戦艦、発射されたロケットは、飢えそして着るモノもない貧困者からの窃盗だ)
 ここに記されている米国34代大統領Dwight D. Eisenhowers との関係は不明だが、彼の文章からの引用のようだ。
 
 特に”Facebook”ブログにおいて、彼はかっては考えられない態度で気軽にファンと対応していて、概要が次第に解ってきている。
 先に私のこのブログでも紹介したバンド・メンバーについても、新しい確実な線が4月末に彼の口から語られた。
Wall_2010_staging 更に、Staging Plan の概要(左)も見えてきたが、250フィートの広さの場所に、どのような手法を使って”壁”を構築し、それを破壊するかも、諸々の憶測を呼んでいる。時代は画像投影技術も格段の進歩があり、又サウンド・システムの進歩も重なって、かっての一つ一つ壁のレンガを積み上げるような手法とは異なるであろうと言われている。コンビューター・グラフィックスや新アートの登場がありそうだ。
 かっての30年前の「ウォール・ライブ」は、多くのファンを集めての成功ライブであったが、ウォーターズの構想の舞台装置には莫大な資金を投入したため、大赤字を出した経験があるだけに、それと同じことはしないと思われる。
 
 いずれにしても、彼から示されたバンド・メンバーを記す。
    Graham Broad (Drums)
    Dave Kilminster (Guitar)
    G.E.Smith (Guitar)*
    Snowy White (Guitar)
    Jhon Carin (Keyboards)
    Harry Waters (Keyboards)
    Robbie Wyckoff (lead Vocals)*
    Jon Joyce (Backing Vocals)
    Mark Lennon (〃)*
  Michael Lennon (〃)*
    Kipp Lennon (〃)*
                                *印:新メンバー

       



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