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2011年12月16日 (金)

伊・仏の絵になる街めぐり(12):フランス(8) パリ-3-

パリ Paris (France)  -3- ルーヴル美術館と7月革命

 パリの代表的美術館のルーヴル美術館、オルセー美術館は、誰でもパりを訪れると必ずや訪れるところである。 特にルーヴルでは、あの広大な宮内の作品をくまなく見るというのは、それこそ大変なことだ。そして多くは必ず見ようとするのが、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」、そして「ミロのヴィーナス」が筆頭に挙げられ、何時も多くの人でそれらの周りはごった返している。

 しかし、私にとっては手が届く位置に掲げられている歴史的絵画に圧倒される。特に1789-1799年のフランス革命から1815年の王政復古、そして再び民衆が立ち上がった1830年の”7月革命”を描いたドラクロワの「民衆を導く自由の女神」は、子供の頃の教科書にも載っていて非常に印象深かった絵画だ。
 パリの学生、労働者を中心としてのパリ民衆の蜂起。”栄光の三日間”と言われるルーヴル宮殿の民衆の襲撃による陥落、この市民革命を描いたもの。
 この革命は、フランスのみに止まらず、ベルギーのブリュッセル暴動を誘発させベルギー独立革命に導き、ポーランドにおいてもワルシャワ革命(11月蜂起)に影響した。
 こんなパリの7月革命を描いたドラクロワの自由の女神は素晴らしい。左手に銃を持ち、”自由・平等・博愛”の三色旗を右手にもっての姿は魅力的だ。その横にいるピストルを持った少年はビクトル・ユーゴー著の「レ・ミゼラブル」の登場人物のモデルにもなっている。

 何時もそれを見るのが私の楽しみでもある。そして幸いにも、この絵画の前では意外にゆっくりと鑑賞できる余裕があって嬉しい。更に、最近のデジタル・カメラはISO感度もかなりに上げられ、更に手ぶれ防止機能もあり、フラシュなしでもかなり良好に撮れる。そんな訳で今年は取り敢えず納得した撮影が出来た。

Photo

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