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2012年4月 4日 (水)

ジャケ党を泣かせるアルバム(番外編)~メセニー&メルドー「METHENY MEHLDAU QUARTET」

ギターとピアノのデュオの発展型としてのカルテット

Mmquartet_3 「METHENY MEHLDAU QUARTET」 Nonesuch Records  NONESUCH 104188-2 ,  2007

 前回、メセニーPat Metheny のソロ・アルバムを取り上げた中で、是非とも彼のギターのジャズ界に於ける活躍を感じ取れるアルバムとして、このメルドーBrad Mehldou のピアノとの共演を取り上げたので、少々このアルバムを整理しておく。

 もともと両者の共演はメセニーのプロデュースによって2006年にリリースされたデュオ・アルバムの「METHENY MEHLDOU」 ( WPCR-12454 , 2006 ) の成功だった。そして一年後にメルドー・トリオにメセニーのギターが乗ってのアルバムが、この「QUARTET」だ。

  (members)
    Pat Metheny : Guitar
    Brad Mehldau : Piano
    Larry Grenadier : Bass
    Jeff Ballard : Drums

Mmquartetlist 収録は左の様に11曲。
 メセニーが7曲、メルドーが3曲、両者で1曲という内容。
 カルテットであり、リズム隊がしっかりバックを出しゃばらずに支えているため、メセニーのギター、バルドーのピアノが凌ぎを削って襲ってくる。しかしその様は面白いようにお互いに融合しての何かを求めているが如くの曲作りにひきこまれる。パターンはやっぱりフュージョンの世界である。
 3曲目”fear and trembling”では両者のバトル様のアクティブな演奏が展開して、その後の4曲目”don't wait”は、ピアノが美しく、又7曲目”en la tierra que no olvida”は、ギターの美しさと引き続いてのピアノの美しさ、そして後半には交互に変わる主役の美も面白い。

Patmethenybradmehldau

 貫禄のメセニーに、若きパワーのメルドー(若いと言っても1970年生まれであり、この時は30歳後半)のコンビとはいえ、メセニーのフュージョンの世界はやはりメルドーの刺激になるのであろう。スタート曲”a night away”にみるように、両者のバランスに乱れなく、彼らの世界はこれなんだと言っているような展開は、古くからのコンビのようにも聴けてくる。
 ”the sound of water”の1曲のみではあるが、メセニーが42ストリングス・ギターを美しく聴かせる。もう1~2曲、このパターンも聴きたかった。それでも”serect beach”では、スローなペースで、ギター・シンセによる美しい音はやっぱり聴きどころでもあり、それに美しさで輪をかけてゆくメルドーのピアノもなかなか聴き応えあって、私にとっては好きな曲。

 このところのメセニーの話題に、数年前の気になったアルバムを取り上げてみた。

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