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2012年8月26日 (日)

ポーランド歌姫探訪 : モニカ・ボジムMonika Borzym「GIRL TALK」

ポーランドからの期待株か?

MONIKA BORZYM 「GIRL TALK」
SONY MUSIC  88697755432  ,  2011

Girltalk_2

Monika Borzym(Vo)
Greg Gisbert(Tp)2
Seamus Blake(Ts)4,6,9
Gil Goldstein(Accordion, P)1,3,4,7,9,10
Aaron Parks(P, Rhodes, Harmonium)5,6,11,12
Steve Cardenas(G)1,3,4,6,7,8,10,11,12
Larry Grenadier(B)1~12
Eric Harland(Ds)1~9,11,12
Bashiri Johnson(Per)1,3,4,5,6,7,9,12
Rogerio Boccato(Per)4,10
Orchestla Personnel: Greg Gisbert(Tp), Mike Davis(Tb), Aaron Heick(Alto-Fl, Bass-Fl), Seamus Blake(Ts), Charles Pillow(Bass-Cl), Lois Martin(Viola), Jody Bedhage(Cello)

Monika1  このところポーランド・ジャズに傾倒してしまっている私ですが、こんなアルバムにも出くわしました。なんと1990年以降の生まれ、このアルバムリリースは2011年で、この時若干21歳というからおそろしい波蘭ジャズ歌姫モニカ・ボジムMonika Borzym。
 さらに恐ろしいのはバツク・メンバー(上記)のそうそうたるところ。見てのとおりポーランドといってもこれはニュー・ヨーク世界だ。どうしてこんなアルバムが出来たのだろうか・・・・・。
 彼女の経歴は2005年に米国に渡ってジャズ・ビックバンド、クワイアを経験しているらしいし、シカゴにてジャズ・ヴォーカリストGail Bisesiにジャズの基礎をたたき込まれたとか、2008年にはマイアミ大学のスカラーシップ(奨学金取得権のことと思うが、それなりに実力評価があったのだろう)を取得した等々の彼女の紹介記事があった。
 地元ポーランドでの活動と同時に米国にての活動を手に入れている歌姫だ。しかしこんな人脈はどこから築いたものなのか?。
 そんな訳で、このデビュー・アルバムをみると、オリジナル曲ものでなくオール・カバー集で、彼女のお披露目はどうもヴォーカルが売りなんでしょうね。

1. You Know I'm No Good (Amy Winehouse)
2. Extraordinary Machine (Fiona Apple)
3. Even So (Rachael Yamagata)
4. American Boy (Estelle)
5. Field Below (Regina Spektor)
6. Appletree (Erykah Badu)
7. Down Here Below (Abbey Lincoln)
8. Gatekeeper (Feist)
9. Dry Cleaner From Des Moines (Mingus/Joni Mitchell)
10. Abololo (Marisa Monte)
11. Possibly Maybe (Bjork)
12. Thank You (Dido)

 この曲群をみても多彩そのもので、どう評価していいか?・・・・難しいところ。結局のところ彼女のヴォーカルはバックの演奏に添えられた刺激のない歌声と言っていいだろう。そうテクニシャンてもないし、又美声でもないし、はっとして取りつくというタイプではない。
 これぞジャズというスウィンギーな”Dry cleaner from des monies”あたりもそれなりにこなしているところは、ジャズの道には経験は積んでいると窺える。
 私としては”even so”、”down here below”、”gatekeeper”、”thank you”などのスローな曲をさりげなく歌うと言ったタイプが良いように聴けたし、バックに流しておくには刺激無くその場を作ってくれるという味のヴォーカル・アルバムにも聴けた。特に”even so”のムード作りはうまい。そんな意味では悪くない。
 結論的には、ポーランド風というのでなく、彼女なりきの米国仕込みのヴォーカル・アルバムといっていいのかもしれないが、このヴォーカル・スタイルをジャズ畑でどう作り上げるかというのはこれからなんでしょうね。

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コメント

ポーランドの新人ですか? 聴いた事が無いのでまったくのところわかりませんが、Amy Winehouse、Fiona Apple、Rachael Yamagata、Abbey Lincoln、Mingus/Joni Mitchell、Marisa Monte、Bjork ・・・と並ぶともう相当こんがらがってきますね。シンガーソングライター系が好きなんですかね?

投稿: 爵士 | 2012年8月27日 (月) 22時47分

爵士さん、こんにちわ。
 ポーランドに注目していてぶつかったアルバムです。amazonでニューCDを3百円少々で売ってました。それならと入手したものです。まあ1000円の価値はあります。(笑)
 それなりに評価している人もいるようですが・・・?

投稿: 風呂井戸 | 2012年8月28日 (火) 11時16分

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