エヴァネッセンスEvanescenceライブ映像:ROCK AM RING 2012
あの悲劇3.11の”Never go back” の熱唱に感動
<DVD> EVANESCENCE 「ROCK AM RING 2012」
Bootleg dvdhr-535 , 2012
2011年の3rdアルバム「EVANESCENCE」で、その存在感をパワー・アップしたエヴァネッセンス。今年2012年のドイツのニュルブルリンク・サーキットで行われた恒例ロック・フェスティバル”ROCK AM RING”に出演。そのライブ映像、これもブートで堪能しているところ。
今年2月に来日しているが、これは結構盛り上がったという話は聞いていて、是非とも最近のライブ映像でも見たいと思いつつ手に入れたもの。
エヴァネッセンスと言えば、もう10年のキャリア。6年前、素晴らしいジャケで更に印象づけられた2ndアルバム「The Open door」が懐かしいが。それ以来ライブ・アルバムはあったものの、その後アルバムのリリースがなく、5年も経って、セルフ・タイトルのアルバムが昨年突如出現、全米ビルボード・アルバムチャートNo1を獲得、驚きの大復活だった。
なんといっても米国のゴシック・メタル・バンドということでなんとなく抵抗がある上(こりゃ偏見ですね)に、更にメンバーの入れ替えなどと、あまり好印象はなかったが、そうは言っても何となく気になるバンドで、それなりにマークはしていたが、このライブ映像を観ると、なかなかNo1を取るだけの資質はやっぱりあることが解る。
当日のSet-Listは左のようで、主としてニュー・アルバムからで、7曲登場する(その他は、1stから3曲、2ndから3曲)なにせ2ndアルバムは殆どエイミー・リーAmy Leeお姫様の作品で、彼女のバンドというイメージそのものであったが、このニュー・アルバムからの曲群は、バンド名義になっていて、彼女のヴォーカルの役割は大きいが、それでも昔のゴシック・メタルというよりは、ヘビー・メタル側によったバンドというイメージが濃くなっている。ツイン・ギターでガンガンやってくれるところはなかなか快感だ。
”made of stone”のメリハリもいい、”lithium”の彼女のピアノの弾き語りも見せ場。
”your star”もエイミーは汗だくの熱演だ。ナイトウィッシュのアネッテもただバンドを頼りにしているのでなく、このぐらいは自分の発想を持って頑張らなきゃと思うところ。
もともと曲の仕上げには、私はナイトウィッシュばりのキー・ボードが好きなのだが、エイミーも時に聴かせてくれるので、それで良しとしておこう。
ドイツのこのフェスの様子もこのDVDで、手に取るように解るが、なかなかの歓迎ぶりが伝わってくる。屋外の大会場だがオーディエンスのまとまりはよい。このバンドの魅力のなせるところか。
ラスマエにあの3.11大震災に思いを込めて作られた”never go back”が演奏された(日本公演では”頑張れ日本”と声を高々にあげてくれた曲)。
このブートは、取りあえずプロ・ショット映像であり、サウンドも良好でこれなら文句はない。優良ブートだ。
エヴァエッセンスというのは、私の場合はのめり込んでゆくというところではなく、時々このタイプを観聴きして生活のリズムを作っているというお話しをさせていただきました。
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コメント
いいですね。このライブじゃないけどアルバム出た後のライブは映像で見たことあって、しっかりしてるな、っていう印象だったんですよね。やっぱプロなんだよなぁ、アメリカだとそういうのが。何度も聴かないけど、新作出たら聴く、って感じですね。
投稿: フレ | 2012年9月 1日 (土) 22時16分
フレさん今日わ。コメント有り難うございます。
そうそう、結構新作出ると気にはなるんですね、このようなグループは。しかしCDで聴いているというより、やっぱりライブはいいですね。
エヴァネッセンスのエイミーは、リーダーだけあって熱意は凄いですね。・・・・・そこにゆくとナイトウィッシュのアネッテはまだまだ甘いと言っていいんでしょうね、もっと曲を理解して、リード・ヴォーカルなんだから、それなりのステージ・パフォーマンスにも磨きをかけなければ・・・プロと言えないでしょう。そんな気がします。
投稿: 風呂井戸 | 2012年9月 2日 (日) 15時52分