ハウス・ミュージックも楽し~ミゲル・ミグスMIGUEL MIGS : 「OUT SIDE THE SKYLINE」
魅惑のヴォイスのアヤLysa Aya Trenierの流れで、あまり聴かなかったハウス・ミュージックをあれやこれやと聴いてみると、これが又結構楽しいのである。そんなことでこのミゲル・ミグスもディープハウスを排出するNaked Musicに認められてから、アメリカ西海岸を中心に活躍している訳だが、日本でも結構ファンは多い。この一枚のアルバムも多くのゲストを迎えて楽しいハウス・ミュージックを展開している。
MIGUEL MIGS 「OUT SIDE THE SKYLINE」
Om Records om-522 , 2011
このアルバムに到達したのは、アヤがフィーチャーされていて、2曲ではあるが登場するのでそれがきっかけである。しかしこの世界はどちらかというとあまり縁の無かったのだが、それがなかなか接してみると難しい世界でなくついつい引き込まれていく魅力がある。それはやっぱりメロディアスでタンサブルな展開がいいんだろうなぁ~~と思うが、そこに結構セクシーなところも惹きつける因子なんだろうと思う。
まあ知らない世界にクビを突っ込むのも悪くない。更にこのアルバムはその道では名の知れた人達がフィーチャーされていて豪華版と言うところらしい。曲のタイプ(ジャンル)からはHOUSE、TECHNOといって良いのだろが、ソウルフルでもあり、ファンキーでもあり、そしてディスコティクでもあって面白い。
収録Listはこのように14曲。魅惑のアヤAyaは(このアルバムでも代表的な曲の 5. The distanceと、12. Don't stop)の2曲に、そして優しいヴォーカルのLysa Show(3. 13.)も登場。
その他私は良く知っているわけでないが、ディスコの貫禄の歌姫Everyn'Champagne'King(4.Everybody)、ブラジルからのボサ・ノヴァ歌姫 Bebel Gilberto(10.Zuzu ギターのリズムに乗っての低音に迫力)。
アヤの他の私の注目、ジャズ界からの女流ベーシスト・ソングライターのMeshell Ndegeocelleのヴォーカル(2.Tonight, 7.Close your eyes このあたりのファンキーな乗りのヴオーカルは隙が無く見事、これらの曲作りにも貢献)。
レゲエ・ミュージックから Capleton、 Freddie McGregor、 Half-Pint。
ベルリンのシンガーGeorg Levin と多くのゲストによって成り立っている。 ミゲル・ミグス(左、本名Miguel Sundance Steward、DJという名も使っている)は、カルフォルニア、サンタ・クルーズ出身。もとはレゲエ・バンドのリード・ギタリストだったとか。ソングライターとしても有能で、現在サンフランシスコを拠点にハウス・レーベルのあのBlue six のJay DenesのNaked Music やOMを中心にプロデューサー、リミキサーとして活躍中。OM Records 内に自己のレーベルSalted Musicを立ち上げている。
いずれにしても、ファンキー、ダンサブル、メロディアス、そしてソウルフルと表現されるテクノ・サウンドとアコースティックを組み合わせての音作りは、なかなか魅力がある。それに加えてヴォーカリストの個性を組み合わせてセクシーな魅力も醸しだすこのハウス・ミュージックは、まだまだ多様な変化をしつつ浸透してゆくのだろうなぁ~と思うのである。
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コメント
お経音楽は瞑想しやすいんですよね。だから好きになるのかもしれません。
でもあまりくどいと飽きちゃいますが。
投稿: /ten | 2012年11月21日 (水) 15時32分
/tenさん、コメントどうも有り難うございます。
このタイプだと、どんなPHOTOになるのかなぁ~~と、ふと思うのですが・・・・。ちょっとブレたタッチが良いのかも?。
投稿: 風呂井戸 | 2012年11月21日 (水) 17時37分
この手をBGMに自分の写真をスライドショウで眺めてみると面白いです。ただ、どうしても曲想に引っ張られる傾向になりますね。写真の方が弱いのがちょいと悔しいです。
お陰でまたMIDIにハマっちゃいました。でも音源モジュールを引っ張り出したはいいが、内蔵電池がガス欠だったので諦めようと思ってます。多分一時のものですので・・・
投稿: /ten | 2012年11月21日 (水) 22時41分