今年のカメラ界総決算~驚きのSony RX1
いよいよその時は来たという感覚だ!!
写真好き、カメラ好きは私の昔からの性分でこれはどうも一生治りそうもないと言うか変わりそうもない。
そんなところで、今年は久々に画期的な年であったと思う。私にとっての衝撃は、この初春のニコンのデジタル一眼のD800の登場から始まって、そしてこの秋の発売のSonyサイバーショットRX1だ。
ニコンD800(左)は、デジタル一眼大衆機として35ミリ判フルサイズで、圧倒的高画素3630万画素のCMOSセンサーを搭載ということで、D700からの飛躍の大きさに圧倒された。
更に、今秋のフルサイズ機大衆版の相次ぐ登場、ニコンD600、キャノンEOS-6Dで、完全にというかようやくここに来て、デジタル一眼レフも本来の姿になっての完成域に入ったと思っている。
ところが、全く想像していなかったSonyの攻勢だ。それがフルサイズデジタル一眼はα99(プリズムファインダーを捨てEVFに、そして2430万画素)は、それなりに当然のような気がするところであったが・・・・、やっぱり驚きはCyber-ShotDSC-RX1だ(左)。
これを見た瞬間、FUJIFILMの一連のX-Pro1、X-E1の関心も吹っ飛んでしまった。SonyがフルサイズCMOSセンサーで、この世界に突入してくるとは思わなかった。いやはや私の期待機がSonyから出陣したわけだ。センサー・メーカーの強さと、ミノルタ・カメラ陣の挑戦だろうか?。(私の好きな"LEITZ minolta CL"を思い出してしまう)
現在、ファインダーに絞ってみても、ここまでライブ・ビュー、エレクトロ・ビュー・ファインダーが良くなってくれば、歴史的に重要であったプリズム・ファインダー、レンジ・ファインダーも、はっきり言って過去のものになりつつある。そこで思い切ってそれを捨て小型化してのライカ・スタイルを思わせる小型機として登場したわけだ。(今回はオプションで光学式ファインダーを付けたようだが・・・・・、勿論EVFもある)
ようやく、日本もライカMシリーズと肩を並べる時代のスタートの臭いがするのである。
レンズは、35ミリF2のカールツァイス・ゾナー大口径広角レンズを固定装着。広角といっても、私はかってフィルム時代のカメラも標準は50ミリという観念とは違って、35ミリを主として使っていたので、このレンズの選択には決して違和感はない。
性能的にも、2430万画素、ISO100~25600、シャッター30~1/4000等々、考えてみればここまでやるのかという数字がみえる。
とにかく今ここにデジタル機時代に於いて、本来の歴史的35ミリカメラの世界に肩を並べたというか、一気に追い越してゆくところに来たという新時代スタート・カメラという感じだ。今回のSonyの意欲には万歳と言いたいところ。
さて、本音を言うと・・・さぁここでいよいよ”レンズ交換式のフルサイズ・コンバクト機”に想いを馳せるのである(ファインダーは、オリンパスPEN・E-P3の経験からEVFで十分だ)。
私の夢は、そこまで現実の足音を聞いた感じなのである。これはあまり早まって・・・・言ってはいけないかなぁ~~と、思いつつ、その期待で嬉しい衝撃を感じた年と言って良い。
(ポーランド・ザモシチにて 2012.10)
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