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2012年12月18日 (火)

アンナ・マリヤ・ヨペクAnna Maria Jopek のあの「UPOJENIE」をライブ映像で・・・

Pat Metheny との共演で、なんと、「HAIKU俳句」の”Cyraneczka”も登場

 ポーランドのアンナ・マリア・ヨペクの唄う世界に魅せられて、今年は良く聴いたのが彼女のアルバムだ。私はライブものが好きと言うことで、Bootleg ではあるが、あのパット・メセニーとの舞台を映像で楽しんでいる。とにかく豪華なバック構成でのライブだ。これは2002年ポーランド、ワルシャワにおける録画もの。

PAT METHENY, ANNA MARIA JOPEK
「UPOJENIE~
Warsaw Poland December 09,2002 (2nd Show)

Dvdannapat
 はっきりいってヨペクは、憧れのギタリストでジャズ界に旋風を吹き込んだ人気と実力のパット・メセニーとの共演が実現して、一躍世界的なヴォーカリストに躍り出ることが出来たと言って良い。
 そして制作されたアルバムが「UPOJENIE」(2002年)で、ここではパット・メセニーの曲、そしてポーランドの曲を絶妙に織り交ぜて素晴らしい作品となった。これは日本では2011年に装丁も新たにして初C化されている。

 更に2011年には3部作として出された「Polanna」、「Haiku」、「Sobremesa」の3枚のアルバムはそれぞれが性格を異にして、いずれも素晴らしいアルバムだった。特に「Haiku」では日本芸術にも着手して私には強烈な印象がある。(これらは既にここで取り上げたので参考にして欲しい=①http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-2332.html ②http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/3-4392.html )

 さてそのメセニーとの共演ライブがブートとは言え、プロショット映像で楽しめるのがこのDVD。映像の質はベストとはゆかないが、それでも内容は十分鑑賞に堪える。

Dvdannapatlist 収録は左のような11曲。アルバム「UPOJENIE」からの曲が中心であるが、その中で主としてメセニーの曲が歌われている。
 このステージは、アルバムの収録が完了して直後の12月にワルシャワのコングレス・ホールでコンサートを行ってのもの、その模様がこの映像版。メセニーの”this is not america”も登場するので楽しくなる。これによってヨペクは不動の歌姫の地位を獲得することになったんですね。
 
 とにかくヨペクは納得の歌い込みだ。やはりメセニーとの共演ステージとなると気合いも入るというところであろう。ライブ演奏でのメンバーは下のようで、なかなか充実のステージである。

Anna Maria Jopek : Vocals
Pat Metheny : Guitars, Guitar Synthesizer
Leszek Mozdzer : Piano
Pawel Bzim Zarecki : Synthesizer
Darek Oleszkiewicz : Acoustic Bass
Marcin Popieszalski : Electric Bass
Robert Kubiszyn : Acoustic Bass & Electric Bass
Cezary Konrad : Drums
Mino Cinelu : Percussion
Marek Napiorkowski : Guitar
Piotr Nazaruk : Vocals, Recorder, Percussion
Dorota Miskiewicz : Vocals
Agnieszka Piotrowska : Vocals
Dizzy Reed Piano Solo -Baba O'Riley

  1.”Cichy zapada zmrok”は私がヨペクを初めて聴いた曲で、更にメセニーの42String Pikaso Guitarの印象深い演奏、まるで日本の琴の調べを連想する世界。これで虜になってしまったのだった。
 2.、3.は、メセニーの曲で、リズムカルに流れるものと情感のある曲とであるが、ヨペクのヴオーカルは水を得たよう納得の出来。
 5.”Przyplw, Odplyw, Oddech Czesu”の情景的世界を叙情的に唄ってヨペクらしく私の好むところ。
 7.”Piosenka dla stasia”は、常にヨペクを支えているMarcin Kydrynskiの曲。
 
 そして、驚きは6.”Cyranecka”の登場だ。この曲は、昨年のアルバム「Haiku俳句」に納められている圧倒的盛り上がりを聴かせる曲。とにかくヨペクの歌唱力を見せつけるところ。アルバムでは小曽根のピアノと福原の笛が心搏に迫るところであったが、ここではピアノに加えてのドラムス、パーカッションの演奏の迫力も別の味があってなかなか良い。

 取り敢えず、「UPOJENIE」のライブ・ステージを映像で通して見れるのは有り難いところ。

 (試聴)http://www.youtube.com/watch?v=lkYTujyvb_c

Pa081941trmonoblog
(ポーランド・ワルシャワにて    2010.10)

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コメント

Bootleg ということですが、そちらの事は全くといっていいほど詳しくないのですが、一般的に入手可能なのでしょうか?

投稿: 爵士 | 2012年12月18日 (火) 22時42分

 爵士さん、今年は、アンナ・マリヤ・ヨペクには楽しませていただきました。(どうも感謝です)
 bootlegは私は昔からCDなんかはよく買いました。専門誌までとっていました。最近は映像ものにちょくちょくアプローチしています。
 一般的に入手可能です。いろいろとありますので、ヨペクに関しては爵士さんのプログへのコメントに私のアドレス記載しましたので、よかったらそちらでお話しいたしましょう。

投稿: 風呂井戸 | 2012年12月19日 (水) 16時38分

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