<Blu-ray Audio 盤>ロック心を揺さぶるジャズ~パトリシア・バーバーPatricia barber(3) : 「modern cool」
パトリシアの心意気が14年の経過を経てブルー・レイ・オーディオ・ディスクで登場
<JAZZ, ROCK> Patricia Barber 「Modern Cool」
Blu-ray Disc Premonition Records 90761-4 , 2013
パトリシア・バーバーの多くのアルバムの中でも一,二を争う名盤。これは1998年リリースされた4thアルバムだが、ここに来てリマスターされ、サウンドの改良を経て5.1surround(DTS HD MA 24/96KHz) & 2.0 LPCM 24/192KHz の2タイプを搭載してリリースされたのだ。このブルー・レイ・オーディオは、目下私が最も期待しているもので既に紹介したが、PCオーディオ時代になって、CD、SACD を超える一つのメディアとして期待されるもの。目下は一般のBlu-ray再生機で対応可能とするために、96kHZも搭載している訳だが、これからはこの盤の性能を引き出すには、192kHZに対応した再生機が必要となるが、それはこの盤の普及次第というところだろう。
さて、このアルバム話に戻るが、彼女の Discography は、「2013. 3. 17 パトリシア・バーバーの傑作アルバム考」(http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-f82c.html)を参照にして欲しい。 このアルバムのTRACK-List 及びメンバーは左のようなところ。彼女の曲は12曲中8曲登場。
オープニング”Touch of trash”、”Winter”の彼女のオリジナル2曲の格好良さに圧倒される。John McLeanのギターが泣き、ピアノがバックでむしろスロー・リズムを刻み、トランペツトが唄う。そしてパトリシアのダークなヴォーカルが漂う。いやはやこの世界はジャズであってロック心を揺さぶってきて、私の泣き所をしっかり掴んでいる。まいった。 カヴァーとしいは”Light my fire”がパトリシア節への編曲が見事で、そしてポール・アンカの”She's a lady”などが登場する。
”3.You & The night & the music”が又なかなか良いです。ジャズ心の夜のムードが迫ってきます。こうゆうのにも私は弱いんですね(笑)。
その他、”8. Let it rain”、”11.Postmodern blues”では、ブルース心をも刺激してくれて満足。いやはや奥深い。
ここでリリースされたサウンド改良版は実に嬉しいところであった。
(試聴)① Light My Fire http://www.youtube.com/watch?v=0yp_PY9MQzI
② Company http://www.youtube.com/watch?v=GWO09Vh3IRM
③ Postmodern Blues http://www.youtube.com/watch?v=3wv60d0KH2Y
[PHOTO 今日の一枚]
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