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2013年5月29日 (水)

回顧は続く(音楽編-10-)・・・・・ブレンダ・リーBrenda Lee

2年に一度は聴く曲・・・・”好きにならずにいられない Can't help falling in love”

 私の、この「回顧シリーズ(音楽編)」は、1950年代から60年代を中心にして、私にとって非常に親密に感ずるところを取り上げているわけであるが、既に女性ヴォーカルとしては、ペギー・リー、パティ・ページ、ジュリー・ロンドン、ローズマリー・クルーニー、コニー・フランシスなどに焦点を当ててきた。さてさて、今回はブレンダ・リーである。

Brenda1


 ブレンダ・リー (Brenda Lee 1944.12.11~ 、アメリカ・ジョージア州出身、本名 Brenda Mae Tarpley)

 いやはや今年も聴きました。
 とにかくブレンダ・リーですね。あのダイナマイトと言われた迫力を聴くと元気が出るんです。
 彼女の活躍は1950年代からですから、デビューはなんと10歳というから恐ろしい。そして14歳では”ジャンバラヤJambalaya”をABCテレビで唄って全国にてその名を馳せた。その後のプレスリー顔負けのパンチの効いた唄はヒットに結びつく。1957年のヒット曲”ダイナマイトDynamite”でその迫力にアメリカならずとも世界が圧倒され、”ミス・ダイナマイト”と呼ばれる。そしてその当時から日本にも当然その歌声は届いたのである。
 そして1960年代となると、彼女の歌声が日本中にとどろいていたわけだ。

BIG ARTIST ALBAM  「BRENDA LEE」
AILE DISK  AILE GR-40
 

Brenda_lee


 彼女の歌声で日本では”この世の果てまで The End of The World”は誰もが聴いた唄でしたね。これらのヒット曲をCDに納めて手頃な値段で売られたのが、このCDアルバム。もう結構昔のもので、これは日本での制作もの。それでも当時のものをここまで音を改良したのは立派と言えば立派。結構聴けます。
 この企画・制作は、エーデルディスク(株)で、これは「ビック・アーティスト・アルバム」編で約150人のアーティストを取り上げている。そしてその他、「ジャズ」「ムード音楽」「ロック事典」等々多岐にわたって広く(浅く?)音楽を一般に提供した。私は何処でどうして買ってきたかは全く覚えのないCDですが、こうゆう安価で昔を懐かしむというのも、まあ結構なことと言えるでしょう。

Brenda_leelist


収録は、左のように13曲。”アイム・ソリー I'm sorry”はほんとに良く聴かれた曲です。とにかくハスキーでありながら、パンチが聴いていて、ロックン・ロールのビートに乗っても見事であった彼女が、こうしたバラードものも魅力たっぷりに歌い込んでファンを惹きつけた。そしてそんな中でも”行かないで If you go away”などの出來は、その歌唱力を見せつけた代表的な曲。
Brenda2


 そして彼女の唄う”愛の賛歌 If You Love Me”は、お見事であったし、そして私の好きな曲は、”好きにならずにいられない Can't Help Falling in Love ”でしたね。この曲はエルヴィス・プレスリーが見事に歌い込んで話題の曲だったが、彼女の歌も負けず劣らずなかなか愛すべき出來であった。

 彼女は現在60歳代の最後にいるわけだが、50年前となる1960年代の活躍はお見事そのもの。結構広い年齢層に受け入れられたものだ。
 1970年代以降は、どちらかというとカントリーの方向に流れ、若きパンチのロックンロールとは離れていくが、とにかく現在までスタンダード曲のJazzyなアルバムもあったりと、日本に於いても歴史に残るヴォーカリストと言っていいのであろう。

(試聴) http://www.youtube.com/watch?v=qvYXwHXF7to

         [PHOTO  今日の一枚]

Dsc_0823tr
(NIKON D800 ,  AF-S NIKKOR 50mm 1:1.4G)

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