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2013年5月 2日 (木)

ギター・プレイに迫力と魅力~オリアンティ ORIANTI ~ニュー・アルバム&ブートDVD

ブートDVD「VIDEO collection 2006-2010」、ニュー・アルバム「Heaben In This Hell」

 オリアンティOrianthi(Orianthi Pannagaris(1985-))と聞いてもピンとこなかったんですが、マイケル・ジャクソンの復帰コンサートに抜擢された若き女性リード・ギタリストということで(あの「THIS IS IT」に登場)、そうそうそうだったのかと興味を持ってこのところ聴いているところである。

20062010 <ROCK, BLUES ROCK>
ORIANTI 「VIDEO COLLECTION 2006-2010」
Bootleg DVD, 140min,

 まずは彼女の場合はステージなどの生演奏が魅力だ。そんなわけでこれも諸々の彼女の映像を集めたブートDVD。
 彼女はオーストラリア・アデレード出身(1985年生まれ)、6歳からアコースティックギターを弾き、11歳でエレクトリックギターを持ち、作曲、演奏に専念という。シンガーソングライター、ギタリストとして14歳から活動して、15歳では学校も止めて音楽活動に専念とか、いやはや現代女性のパワーですね。現在はロサンゼルスに在住しての活動。

 なにとはともあれ、ギターをしっかり聴かせてくれるというところで魅力十分。サンタナの何かの映像で彼女が十分対等にギターを操って共演しているのを何となく観たのだが、マイケル・ジャクソンとの共演の彼女であったということがが解って、その両方が私の頭で一致したときに妙に興味を抱いたのである。(エリック・クラプトンのクロス・ロード・ギター・フェスティバルにも参加している実力派といって良さそうだ)

20062010list_2  このブートDVDの内容は左のごとくであり、とにかくステージもの、TV出演もの、インタビューものとなんでかんでも、2006から2010年までの数年間に、巷に現れた映像をかき集めて140分という2枚組ブートだ。
 とにかく彼女の姿を見ての上で、なるほどと取り敢えず知るのには恰好のもの。
 私のようによく知らずして興味を持った人間にはこういうものは都合が良い。

 とにかくアルバム「ビリーブ Believe」のヒット曲”according to you”のこれでもかこれでもかとオンパレード。勿論エレキによるヘビー・ロック・スタイル、一方落ち着いてのアコースティック・ギターを弾き語りで聴かせてもくれるものと多種多様のこの曲の演奏がたっぷり詰まっている。その他もこのアルバムからの”What's it gonna be””Drive away””Bad news”などなど・・・・・・なかなか器用というか、ギターのプレイには自身があってのことだろう。そしてヴォーカルは、これぞロックだと言わんばかりにシャウトするタイプと違っていて、どちらかというと意外に唄を聴かせようとするパターン。

<ROCK, BLUES ROCK> Orianthi 「Heaven In This Hell」
               Robo Records ,  RROP2012 ,  2013

Heabeninthishell これは彼女の「Violet Journey」、「Believe」、「BelieveⅡ」に続いての今年リリースした4枚目のアルバム。

 聴いてみると意外や意外、ロックといってもこの若さですからHR/HM系で押し通すのかと思ったらそうではない。なかなか渋さのあるブルーズ・ロックをも聴かせてくれるところが、どうもこのアルバムの味であって、私は一目も二目もつけたくなったというところ。そんなところからここに取り上げることになったのである。そして更に上のブートDVDにも手を付けることになってしまったのであった。

 それでもやはりギタリストとしての本領発揮で、泣きと弾きまくりの織り交ぜてのギター・プレイもしっかりとやってみせている。そんなところで若さを失っていないところはこれで良いのではと思うのである。

Heabeninthishelllist_2  アルバム・タイトル曲”heaven in this hell”でスタートするが、オープニングにふさわしいヘビーなリフで格好良く圧倒する。そしてにくいことにこの曲の最後にはアコースティックなギターのフレーズが登場し美しく心に響かせて締めくくる。なかなか曲作りにも長けている。
 しかし5曲目の”how do you sleep”の冒頭のブルース・ギターには痺れる。この曲では彼女の感情とギターの泣きが見事で、私にとってはこのアルバムでの期待以上の彼女の面が知れて喜んでいる。
 最後の”if u were here with me”を聴くと、ギターのメロディー・ラインの美しさにも増して彼女のヴォーカルはなかなか感情の入って味がある事が解った。
 さてさて、これだけのギター・テクニックの持ち主、今後への発展的期待も大きい。
 (久々に若き女性ロッカーに興味を持ったのも、ロック・ブログのフレさんが異様に気合いが入って書いていたためで、ついつい歳を忘れてアプローチさせていただきました)

(試聴)http://www.youtube.com/watch?v=1RUB-cPRuoA

      [PHOTO 今日の一枚]

Dsc_0756sqblog
(NIKON D800   AF-S NIKKOR 50mm 1:1.4G)

 
 

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コメント

風呂井戸さんによって期待通り以上の人だったら嬉しいです♪
思い切りロックでブルースで着飾らないけど気さくでエロチックなギタープレイ。
最初期の音源もオススメです♪

投稿: フレ | 2013年5月 2日 (木) 21時53分

 フレさんこんにちわ。
 このような若きロッカーを聴けるのもフレさんのおかげです(笑)。しかしこれだけの技量を持っているとやっぱり関心を持たざるをえません。
 サンタナとのNAMMにおける共演をみてもなかなかのもの。
 わたしとしてはブルーズ・ロック系が良いんですが、まあいろいろと頑張って欲しいですね。

投稿: 風呂井戸 | 2013年5月 3日 (金) 10時54分

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Orianthi - Heaven in This Hell (2013)  やっぱ待ちに待ってたのがリリースされたので期待満々に聴いててさ、何か書きたくなったんでまたしても登場させちゃいましたオリアンティ♪ こういう形容詞がた...... [続きを読む]

受信: 2013年5月 2日 (木) 21時51分

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