ニッキー・シュライアNicky Schrire「Space and Time」
優しさと・・・清楚感と・・・・・
<Jazz> NICKY SCHRIRE 「space and time」
Nicky Schrire Music 101 , 2013
Nicky Schrire (voice),
Fabian Almazan (piano-3, 5, 7, 10),
Gerald Clayton (piano-2, 6, 9, 11),
Gil Goldstein (piano-1, 4, 8, 12)
All arrangements by Nicky Schrire
Produced by Matt Pierson
Released 10 September 2013 by Magenta Label Group/eOne Distribution
ここにNICKY SCHRIRE(ニッキー・?)という女性ヴォーカリストの不思議と言うか、安堵感をもたらしてくれるアルバムが登場した。
このアルバムは彼女の優しきヴォーカルとピアノのみの世界である。そしてちょっと最近体験しなかったムードに包まれる。これは誰でも一度は聴いて良いとお勧めアルバム。
全曲彼女のアレンジメントとなっており、彼女自身のオリジナル曲も4曲登場する。プロデュースはダイアナ・クラール、ブラッド・メルドーなどを送り出しているマット・ピアソン。
(TRACKLIST)
1. You're Nobody Till Somebody Loves You (Cavanaugh, Stock, Morgan)
2. I Wish You Love (Trenet, Chauliac, Beach)
3. A Song for a Simple Time (Schrire)
4. Someone to Watch Over Me (George & Ira Gershwin)
5. Teardrop (Del Naja, Marshall, Vowles, Fraser)
6. Bless the Telephone (Siffre)
7. And So I Sing (Schrire)
8. Seliyana (Ntoni)
9. When You Go (Schrire)
10. Say It Isn't So (Berlin)
11. Here Comes the Sun (Harrison)
12. Space & Time (Schrire)
彼女は、ロンドン生まれ、南アフリカ共和国で育ち、その後ニュー・ヨーク在住でマンハッタン・スクール・オブ・ミュージック卒業という経歴が紹介されている。ニュー・ヨークを拠点にしながらも、活動の場は広く南アフリカ、ダブリン、ロンドン、ロサンゼルス、ボストンなどで支持を受けているようだ。年齢は不詳だが20ー30歳代というところでしょう。
声の質は極めて清楚。変な技巧を凝らすところが無いところが好感もてる。
このアルバムは、ピアノそのものの演奏も優しく美しい世界を作り上げ、彼女の牧歌的とも言えるムードを持った歌声が優しく広がるのだ。まあ女性ヴォーカルものと言っても多種多様ではあるが、しかしその方面のファンは一度は聴いておく価値がある。所謂単純にジャズ・アルバムと言って良いかどうか?、クラシック的、トラッド的ニュアンスが加味された一種独特世界である。
このアルバムは彼女の2ndアルバムで、デビュー・アルバムは「Freedom Flight」 (2012)がある。
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