ダイアナ・クラールDiana Krall ~「2010 Montreux Jazz Fes.」映像
やっぱり一味違う洗練されたプレイ
<Jazz> Diana Krall 「SWITZERLAND 2010」(DVD)
これはブートDVDの話です。その成り立ちが不明であるところが面白いブートBootlegですが、それにしては画像が綺麗で、マルチ・カメラのプロショット、音声も悪くない。こうゆうのはテレビ放映が材料なのか、その点は解らないが、いずれにしてもこうしてステージ・プレイが見れるところは嬉しいもの。
これは2010年の「Montreux Jazz Festival」からの映像盤。彼女の2012年のアルバム「GLAD RAG DOLL」があまり面白くなかった為か、このところ話題が少ないので、次作への繋ぎを探っていて手にしたDVD。そろそろライブ・アルバムでも結構なのでニュー・アルバムを期待しているところであるが、まあこうしたライブDVDでもお茶を濁している私なのである。
これは約50分ものであるが中身は意外と濃い。登場Listはこんなところ(↓)。
1. Jockey full of bourbon
2. Just found out about love
3. Wide river cross
4. Simple twist of fate
5. Cheek to cheek
6. Walk on by
三年前のプレイになるが、このスイスのジャズ・フェスティバルも、もう押しも押されぬ名フェスとなっていて、出演者の錚々たるところを誇っている。この年はHerbie Hancock, Pat Metheny, Buddy Guy そして Katie Meluaなども参加していた。
ダイアナ・クラールはElvis Costello と共に7月13日に登場。そしてAnthony Wilsonのギター、 Robert Hurstのベース、Karrien Regginsのドラムスなど、既に息の合ったプレイをみせる。映像でも解るが、ピアノ・タッチの軽快さ、ヴォーカルの隙のなさにベテラン・クラスの演奏にはやっぱり彼女なりきの味があって、見ていると楽しさが倍増する。いっやー、いつ見ても彼女のピアノ・プレイと親父声といわれるところのヴォーカルはいいですね。
さて、ここでちょっと話はかえて、まずブートといってもちょっと気になるのがこのジャケで、写真はここに載せた最初のモノを使ったのでしょうが、タイトルの”Switzerland 2010”とあるべきところが、ご覧のように”z”が抜けていて・・・こりゃ何でしょう?(笑)、このあたりがブートのブートらしい楽しさでもある。
そしてもう一つはこの50分の映像モノは、YouTubeにて全て見れるもの(こちらも良好映像)。そのあたりが笑ってしまうわけで、どちらがどうしたのかは知りませんが、是非とも参考にしてください。まあ多分この映像は、テレビ放映当たりがその元ではないかと思いますが、そんなブートとYouTubeの映像の出所なども想像しながら鑑賞すると一晩しっかりと潰せますので、どちらかでどうぞ。
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コメント
おじゃまします。
「押しも押されぬ」→「押しも押されもせぬ」 「Z」を指摘している貴兄ですからこの辺も是非!
さらに「見れる」→「見られる」 では。
投稿: | 2014年3月11日 (火) 23時18分