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2014年4月11日 (金)

私の愛する老兵カメラ(6) : オリンパス35Ⅰ/ ジョー・ギルマン・トリオJoe Gilman Trio

PhotoPhoto_2  ようやく我が家にも花のシーズンが到来しました。何時もトップは山茱萸の花、そしてヤブツバキというところにあります。

日本盤35mmカメラのスタート~「オリンパス35」

 1948年発売の国内初の35mm判カメラ。当時は今となれば中盤カメラであるブローニー判のカメラが主力。そこにいよいよ35mm判のコンパクト・カメラとして登場したわけだ。速写性を重視して機能的に作られている。大きさもコンパクト極まりない。新しいカメラの時代を開拓して行く足がけとなったもの。

Olympus35i_4

 非常にコンパクトに出来ているが、重量はかなりありホールディングはなかなかよい。小型で速写性を考えてつくられたものと思うが、当時「巾着切りカメラ」と言われたというから面白い。当初は24×32mmのフォーマットであったが、スライドマウントの24×36mmにGHQの指導で改めたと言うことらしい。ここに紹介の手持ちの”型番134902”は、24×36mmである。
 レンズはZuiko F.C. 1:3.5  f=4cm 、シャッターはCOPAL1-1/300、距離計は目測で表示はやはりfeetで3~∞である(1955年には距離計連動となる)。フィルムを巻き上げないとシャッターが切れないAモード、二重撮影出来るようにしたDモードを持っている。このカメラも現在機能は現役であり、ちょっと持って歩くには楽しい。

<今日のミュージック>

寺島靖国「Jazz Bar 2006」
DIW Records TYP-006 ,  2006
   
・・・・・・・より

Jazzbar2006 この2006年版はなかなか面白い。オープニングは明るい快調なテンポのピアノ。そして2曲目にはイグナシ・テラザ・トリオのピアノの美曲が流れてくる。これでこのアルバムは聴きたくなる魅力を見せつける。そして3曲目にはやはりドリームを歌うテナー・サックスと・・・・至れり尽くせりのスタート。

1. スタッカート/サイ・ゴース
2. カンソ・ナンバー6/イグナシ・テラザ
3. ダーン・ザット・ドリーム/ドン・メンザ
4. エクスタシー/ピート・シアーズ
5. タブー/ジョー・ギルマン
6. エンジェル・イン・ブルー/イングリッド・ルチア
7. ザ・ドラゴン/ジャック・ヴァン・ポール
8. アマポーラ/ヘルゲ・リエン
9. ブールバード・オブ・ブローケン・ドリームス/グレッグ・アバテ10. ダンス・フラジャイル/ブライアン・トレイナー
11. ザ・ピュアレスト・ハート/レッド・ミッチェル
12. ラブ・レター/片岡雄三
13. シスター・シェリル/ジョン・ステッチ
14. アンド・ゼイ・リブド・ハピリー・エバー・アフター

 さてこの中から私の選ぶ曲・・・・それがなかなか難しい。特にピアノ・トリオの良い曲と良い演奏が軒並み多いからだ。この2006年版は、このシリーズ13枚の中でも3本の指に入る。ヘルゲ・リエンも良いのだが、”Amapola”は少々イメージが違っていた。
 ブライアン・トレイナー”Dance Fragile”はお見事。
 オランダのジャック・ヴァン・ポール”The Dragon”(アルバム「In Munich」Atelier Sawano / AS057 から これは選んでおかねば。曲も良いのだが、それにも増して彼の優しいピアノ・プレイに浸れる。

Joegilman  そしてもう一つ、ジョー・ギルマン・トリオ”Taboo”これもなかなか。聴くものにとっては自然に自分の姿を見つめたくなるほど、心に迫ってくる。左のアルバムVIEW SO TENDER : WONDER REVISITED」(Capri Records / 74076 / 2006)からの曲。

  Joe Gilman : p
  Joe Sanders : b
  Justin Brown : d

 このアルバムはスティービー・ワンダーの曲をジョー・ギルマンの解釈で演奏している。この中でもこの曲”Taboo”が出色。彼は1962年に生まれ、インディアナ大学卒で、ジャズ演奏の教育者らしい。現在カリフォルニア州サクラメントにて活躍中。

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