ジェフ・ベックJeff Beckライブ映像~ブルーレイ版 「JAPAN TOUR 2014」
なんと、この春(2014年4月)のJAPAN TOUR 映像の出現ですぞ!
<Rock>
(Blu-ray版) JEFF BECK 「JAPAN TOUR 2014」
Live at TOKYO DOME CITY HALL,
TOKYO, JAPAN April 9th 2014
ブートとは言え、早々のジェフ・ベックの今年2014年4月のジャパン・ライブ版の出現である、驚きですね・・・・・・。しかもオーディエンス収録とは言えブルー・レイ高画質版。音質も高品質に収録したものをシンクロさせたもののようだ。
これは東京ドームシティホールのライブ映像。当日馳せ参ずることが出来なかったものにとってはまさに福音である。今回は話題になったとおり、キーボードはなしで、その代わりギターが入って、ジェフ・ベックとツイン・ギターになっている。
(members)
Jeff Beck : guitar
Nicholas Meier : guitar
Rhonda Smith : bass
Janathan Joseph : drums
bassは、このところお馴染みの Rhonda Smith と変わらず、drumsは2011年に女性ドラマーで話題になったVeronica Bellinoでなく、Janathan Joseph 。
ジェフ・ベックの来日公演は4年ぶりだったと思うが、相変わらず歳を感じさせないステージでのパフォーマンスに感激である。
収録された曲のリストは、左のように20曲。来日に際しての記念ミニアルバム「YOSOGAI」からの曲”loaded”でスターし、締めくくりがやはり同アルバムからの”Why give it away”、更に”Danny boy”も中盤にしっとりとしたムードでスタートさせて次第に盛り上げるパターンで登場させる。
とにかく内容は過去の人気曲をどんどん演奏してくれている。近年のパターンと異なって、今回はキーボード・レスであるだけサウンドはリリッドでハードになっている感がある。
終盤間近に”big block”で盛り上げ、”a day in the life”でムーディー聴かせ終わらせるところは曲配置も手慣れたところ。そしてアンコールに答えて”Rollin' and Tumblin'”で再び会場を湧かせて、”cause we've ended as lovers”で静かに幕を閉じる。そして”why give it away”で締めくくったわけだ。
そうそう、”stratus”の後に登場した”sakura sakura / yemin”は、Meierの繊細にして技巧派のギターでスタートして、ジェフ・ベックに繋いで行くところがなかなか味があって、今回の一つの聴きどころでもあった。実は私の期待としてRhonda Smithのベース・ソロとヴォーカルをも一曲ぐらい期待していたんですが、ちょっと残念でした。
こんなにスムーズに、もう今回のステージを堪能させていただいて良いのか?と思うところであるが・・・・、取り敢えずは、ジェフ・ベックの相変わらずのトレモロアームを右手の中に入れて、フィンガー・ピッキングによる繊細にしてダイナミックなギター・プレイが鑑賞出来て感謝・感謝というところである。当日会場におられた幸せな方々も多分見たくなるシロモノですね。
(視聴) これは4月14日のステージ
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コメント
またまたお邪魔します。いろんなところで言われていますが、ジェフ・ベックは本当に昔のままの姿ですね。まるで不老不死の薬でも飲んでいるみたいです。
マックス・ミドルトンがいたときのライヴは見たことがありますが、ギター2本の演奏は見たことがありません。是非見てみたいですね。
それにしても最近のブートは進化しましたね。ブルーレイの映像って撮ろうと思えばできるんですね。
投稿: プロフェッサー・ケイ | 2014年5月21日 (水) 19時56分
プロフェッサー・ケイさんの驚きどおりに、最近のブートはブルー・レイ盤が出るほどに映像が良くなってるんですね。この盤も、ここまで撮れれば納得ものです。
ギターのMeierもかなりの技量の持ち主である事が判ります。ただしこのステージではジェフ・ベックのサポート役に徹していますが・・・・。
ジェフもこの前は”over the rainbow”、今度は”Danny boy”と、なんとなく私共とも同世代という感じがあって親しみが湧きます(笑)。
投稿: 風呂井戸 | 2014年5月21日 (水) 21時20分