トールン・エリクセンTORUN EIKSEN : 「VISITS」
北欧からの上品な歌声~ノルウェー出身の女性ヴォーカリスト、トールン・エリクセンの新作
<Jazz>
TORUN ERIKSEN 「VISITS」
Jazzland 3744257 / 2014
(Tracklist)
1.Beat Angels/2.Wichita Lineman/3.Downtown Train/4.Fix You/5.Sign 'O' The Times/6.You Can Close Your Eyes/7.Feels Like Home/8.Spanish Joint/9.Wish You Were Here/10.American Tune
TORUN ERIKSEN: Voice
DAVID WALLUMRØD: Keyboards, Grand Piano
AUDUN ERLIEN: El bass
OLA HULTGREN: Drums
以前よりちょっと関心のあったトールン・エリクセンTorun Eriksen、しかしアルバムは聴かずに来てしまっていたが、グット・タイミングに友人よりこのアルバムを聴かせてもらうことになった。
確かに噂通りというか、ちょっと聴きかじった印象そのままの、上品と言っていいそして清楚感のある見事なヴォーカル。これは気持ちが安まるし、ちょっと襟を正して聴くことなる。
ジャズといっても、ちょっとソウルっぽく又フォークっぽいところも感ずるところ。
HMVの紹介記事を見てみよう・・・・・
”Jazzlandからリリースされた2003年デビュー作『Glittercard』で早くも評判を呼び、2005年『Prayers & Observations』、2010年『Passage』と着実に世界中で知名度と人気を高めてきた彼女の3年振りの作品。上品なハスキー・ヴォイスで聴かせる、抑制の効いたヴォーカル・スタイル、ポップなアレンジもあいまった暖かなアコースティック・サウンドがブレンドされた、春の木漏れ日のような至福の北欧ヴォーカル・アルバム。ジミー・ウェッブ(M2)、トム・ウェイツ(M3)、コールドプレイ(M4)、プリンス(M5)、ジェームス・テイラー(M6)、ランディ・ニューマン(M7)等のソングライターによる名曲を、誠実に淡々と奏でた、珠玉のカヴァー・アルバム。”
・・・・・・と、言ったところ。カヴァー・アルバムといっても、これはまねごとに終わらず確実に彼女の世界を作り上げたアルバムである。
声は中低音部は、ややハスキーがかっているが高音になるにつれ澄んでくる。そしてじっくりしっとりそして爽やかに歌い上げるところは好感もてる。なかなか味のある完成品だ。
(視聴) このアルバムの曲ではないが、参考までに・・・・
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コメント
「トールン・エリクセン」。その透明感が北欧を思い起こさせ、時折子守唄がわりに聴いています。
投稿: 爵士 | 2014年5月 9日 (金) 17時01分
爵士さん今晩わ。
そうでしたね、爵士さんがこのトールン・エリクセンを評価していましたね。
今回私は初めてアルバムをしっかり聴いてみて、なるほどと納得でした。(ピンク・フロイドを引っ張り出したのには驚きましたが・・・・)
投稿: 風呂井戸 | 2014年5月 9日 (金) 21時42分