フィリップ・レオジェPHILIPPE LÉOGÉのピアノ・ソロ : 「My French standards songbook」
フレンチ・スタンダード・ナンバーを美しいピアノ・タッチで
<Jazz>
PHILIPPE LÉOGÉ 「My French standards songbook」
Plus Lion Music, PL4570 , 2014
1. La vie en rose (Louiguy)
2. La belle vie (Sacha Distel)
3. Monsieur Claude - Worksong (Nat Aderley) - Girl talk (Neal Hefti) - Round midnight (Thelonius Monk) - Berimbau (Baden Powell)
4. Nuages (Django Reinhardt)
5. C’est si bon (Henri Betti)
6. Ne me quitte pas (Jacques Brel)
7. Et maintenant (Gilbert Becaud)
8. Que reste-t-il ne nos amours (Charles Trenet)
ソロ・ジャズ・ピアノ・アルバムです。ムードはクラシック調でありながらジャズの楽しさと美学が伝わってくる。私にとっては、このフィリップ・レオジェPhilippe Léogéという人は初ものなんですが、知る人ぞ知るというところなんでしょうか。
紹介ではフランスのピアニストであるが、80年代にボストンのバークリー音楽大学に学んだとか、そしてビッグ・バンド・リーダー、アレンジャー、ピアニスト、音楽監督などと努めたと記されている。
まあとにかくスタート曲は、知らない人はいないと言うぐらい日本でも愛されたあのエディット・ピアフの代表曲”ラ・ヴィアン・ローズ(ばら色の人生)”だ。こんなところから親近感は湧くのだが、続く” La belle vie(素晴らしき人生)”など、このアルバム全編ピアノ・タッチの美しさが流れている。
”C'est si bon セ・シ・ボン”ではジャズの楽しさが味わえるし、ジャック・ブレルの” Ne me quitte pas (行かないで)”なんかは、私好みの哀愁たっぷり。そしてそれに続いてジルベル・ベコーの” Et maintenant (そして今は)”が登場する。時にはこんなシャンソンの流れもいいものですね。
非常に親近感の湧く聴き安いピアノ・ソロ・アルバムである。
(参考) まだこのアルバムに関する映像ものは見られなかったので・・・
Philippe Léogé "Balajo"piano solo
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