南イタリアの旅:シチリア島に上陸~あの映画「The godfather」のテーマ曲を頭に描いて
南イタリアのハイライト~シチリア
もう年末の12月、ヨーロッパも寒い季節となった為、暖かいところと言うことで南イタリアの旅をした。
ローマ以北のイタリアには何度と足を運んだのですが・・・・南は初めての旅でした。まずは何と言ってもシチリア島はその重要ポイント。シチリア島SiciliaにはナポリNapoliからテレニア海をフェリーで一晩かけてパレルモPalermoに早朝上陸した。パレルモはシチリア州都だけあって立派な都市だ。そして思いのほか美しい街で驚いたのだが・・・・
(早朝のプレトーリア広場)
ここは旧市街の市庁舎のあるパレルモの中心地プレトーリア広場。この周辺には、ノルマン宮殿、サン・ジョバンニ・デリ・エレミティ教会、カテドラルなど観光の代表的なものが集まっている。
(サン・ジョバンニ・デリ・エレミティ教会)
このアラブっぽい赤いドーム型の屋根が並ぶ不思議な印象の建物。この都市はギリシャ、アラブ、フランス、スペインの文化が入り乱れているのだという。
これら美しい街の姿を代表しているが、裏に入ってみると(↓)
こんな感じの姿である。しかし何と言っても・・・・あの1972年の映画「ゴッドファーザーThe Godfather」が頭に浮かびます。そして16年後の1990年になって製作された「ゴッドファザーⅢ」の舞台でもあるマッシモ劇場Teatro Massimoの前に立ってみた。(↓)
ちょっと私共の顔は隠させて頂いたが、あの映画のこのオペラ劇場の前の階段でのシーンは最も印象深いところであるので(映画ではこのシーンに”カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲”が哀しくも流れる)、取り敢えず記念撮影。
しかし、1972年の映画「ゴッドファーザー」のニノ・ロータ(映画「太陽がいっぱい」の曲でも有名)による音楽にはかってはほんとうに痺れたものでした。
映画サウンドトラック盤「The Godgather」
Mca/EU/000881102312/1991
1. main title
2. i have but one hert
3. the pickup
4. connie's wedding
5. the halls of fear
6. sicillian pastorale
7. love theme from the godfather
8. the godfather waltz
9. apollonia
10. the new godfather
11. the baptism
12. the godfather finale
シチリア島(シシリー)からアメリカに移住したドン・ヴィトー・コルレオーネの所謂MAFIAの世界を描いたフランシス・フォード・コッポラ監督の映画「The Godfather」(1972年作品)であったが、何と言ってもニーノ・ロータNino Rotaの曲が一世を風靡した。特に” love theme from the godfather”は誰でも知っている曲となったと言ってもよいでしょうね。又哀愁のトランペットによる”main title”、”the halls of fear”、”the godfather waltz”、更にクラリネットによる” sicillian pastorale”も最高でした。
(試聴)
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コメント
いや南イタリアですか・・・。羨ましい限り。「The Godfather」この映画も忘れがたい映画。
投稿: 爵士 | 2014年12月15日 (月) 23時07分
映画が話題になった頃は、小学校高学年でした。
投稿: nr | 2014年12月16日 (火) 01時10分
サックスを習い始めて、発表会で初めてソロを吹いたのが、このlove theme でした。カラオケ伴奏でしたが、テンポがとり難く、冷や汗タラタラで演奏したことが思いだされます。
投稿: 水戸老公 | 2014年12月16日 (火) 11時13分
爵士さん、私はどうも歳のせいか寒いのが苦手になりまして・・・やや暖かいところを求めて楽しんできました。早朝はコートを着ていたんですが、シチリアは昼間は暖かく必要ない陽気で気分は良かったです。しかしイタリアの人達と言うのは何時行っても・・・日本的な繊細さが感じられないのですが、いろいろのジャズを始め音楽を聴いてみると、なんであのような素晴らしいメロディーが生まれてくるのか不思議でなりません。今回もこの問題は解決しませんでした(笑い)。ただ熱い感覚と感情を持っているのは解りますが・・・・。
投稿: 風呂井戸 | 2014年12月16日 (火) 18時15分
nrさん、夜っぱりしているんですね(笑い)。
・・・・・でもあの頃(1970年代)は全てが心をゆるがす楽しさがありましたね。この「The Godfather」は、ものすごく当時は異色で、そして音楽の哀愁と美しさに圧倒されました。最近このような刺激がないのは、私自身が歳のせいなのでしょうかね?。
投稿: 風呂井戸 | 2014年12月16日 (火) 18時22分
水戸老公様、しかし何か一つでも楽器をこなしているというのは羨ましいです。私のように聴くだけの人間とは又別の感動があるように思います。今となっては私にはもう無理な話ですが・・・・・。更なるご健闘を・・・。
投稿: 風呂井戸 | 2014年12月16日 (火) 18時25分