ウォルター・ラング・トリオWalter Lang Trio : 「the sound of a rainbow」
<My Photo Album 瞬光残像=南イタリア編>
ナポリNapoliの夜景(南イタリア~遠くにヴェスヴィオ火山もシルエットとして見える)
SINY α7 (2014.12) (クリック拡大)
* * * *
年末年始に整理していて出てきたCDアルバム~その3
<Jazz>
Walter Lang Trio「the sound of a rainbow」
ponycanyon / MYCJ-30616 / 2011(original-M&I Records 2005)
Waiter Lang (p)
Nicolos Thy (b)
Rick Hollander(ds)
このジャケの早春残雪の世界がお気に入りの一つです。私自身も少々ネイチャー撮影に興味があるのですが、特にこの世界が好きなんですね。
このアルバムのドイツのピアニスト・ウォルター・ラングのトリオついては昨年取り上げたわけですが、(参照:ウォルター・ラング・トリオ「Starlight Reflection」 http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/walter-lang-tri.html)このトリオの演奏は、非常に取っつきやすいものであったので、ちょっと過去のアルバムをも聴いてみたいと・・・・・・、振り返って2005年のこのアルバムが、ジャケの良さもあって、手に入れてあったのです。しかし年末へ騒がしさで若干放置状態になっていたので、今年に入って聴き直しているというところ。やはりドイツとは言え、ユーロ系の叙情性もあって、そして聴きやすさはこの当時からそうなんですね、これも大事なことだと思うので、日本でそれほど騒がれるところにはないが、結構評価を与えてもよいと思うのである。
彼のオリジナル曲は2曲で、4曲目”myriad”そして5曲目”The beginning and the end”に登場するが、解りやすいピアノの旋律を生かした曲仕上げで、メロディーが豊かである。聴きどころは”Emmanuel”だ。これはピアノの旋律は叙情的であり、ベースが中盤旋律を奏で、再びピアノの哀愁ある流れにつないでなかなか味のある仕上げで聴き惚れる。
もう一つの聴きどころはリッチー・バイラークの”ELM”、オリジナルと趣向を変えてややテンポ・アップで聴かせるが、やはり原曲の良さは的確に捉えていて聴き入ることができる。
チャーリー・ヘイデンの”first song”も登場。このトリオの演奏は録音もあるのかもしれないが、ベースがかなり全面に出ているので、その意味でもこの曲は生きている。
とにかく美意識で選曲してアルバムにしたといってもよいもので、聴き応えがある。
(試聴) ”First song”
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コメント
こんばんは、いやーいつ見ても風呂井戸氏の写真は美しいですね。特に黒白のフィルムには独特の色気というか、秘めた香りみたいなものを感じさせてくれます。色がないからこそ、逆に想像力をかき立てられるのでしょうか。
それにしてもナポリまで行ったので、もう思い残すことはないのでは、と心配したりします。
投稿: プロフェッサー・ケイ | 2015年1月15日 (木) 22時02分
プロフェッサー・ケイさん、お褒めにあずかってお恥ずかしいといったところです。それでもやっぱり夜景の手持ち撮影はしんどいですね。
何度かイタリアに行ったんですが、いつもこのがさつなイタリア人(と言うと叱られそうですが)がなんであの美しい曲を作り上げ、演奏するのか、未だに解りません。感情に熱い人たちであることは確かなようですが、歴史と血の流れは恐ろしいといったところでしょうか?。又あの「ゴッドファザー」に見るマフィアのシチリア島には、れっきとした奥深い歴史遺産の多いのにもビックリしました。おいおい写真もご紹介したいです。
投稿: 風呂井戸 | 2015年1月15日 (木) 22時42分
炭焼きに忙しくてしばらく訪問していませんでしたが、「ウォルター・ラング」いいですね。100%ヨーロッパ・ピアノという感じ。同じドイツ出身のボーカル「リザ・ヴァーラント」のアルバム、「ハートに火をつけて」でバックのピアノをいい感じで努め、記憶に残っていたピアニストでした。
投稿: 爵士 | 2015年1月18日 (日) 22時19分
爵士さん、なかなか炭焼きというのも・・・熱(笑)の入るものなんですね。
ウォルター・ラングは聴きやすさでしょうね。ところでドイツの歌姫リザ・ヴァーラントは、これは惚れ惚れする良さですね。
投稿: 風呂井戸 | 2015年1月19日 (月) 11時33分