フランチェスカ・タンドイFrancesca Tandoi 「SOMETHING BLUE」
<My Photo Album 瞬光残像 = 南イタリア編>
シチリア島のタオルミーナの絶壁の上にあるギリシャ劇場(紀元前3世紀のギリシャ遺跡で、ローマ時代に改築もされているようだが、昔からの古代の客席も残っている)の一部から街を望む
(photo 2014.12)
* * * *
<Jazz>
Francesca Tandoi Trio「SOMETHING BLUE」
ATELIER SAWANO / JPN / AS142 / 2014
Francesca Tandoi: piano & vocal
Frans van Geest: bass
Frits Landesbergen: drums
イタリア生まれで、オランダで活躍しているフランチェスカ・タンドイの2ndアルバムが、先の日本デビュー・アルバムから1年も経たないのにこの12月に登場だ。とにかく美人でピアニストでヴォーカルありと言うことで話題になった。そこで澤野工房も気合いが入っているのだろう、あっという間の第2弾リリース。彼女の前作はここでも先頃取り上げたばっかりだ(参照:Francesca Tandoi 「For Elvira」 http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/francesca-tando.html )。
<Tracklist>
01. Tricotism
02. Waltz for Debby *
03. That Old Feeling *
04. Too Marvelous for Words*
05. The Days of Wine and Roses
06. You Must Believe in Spring *
07. Something Blue
08. Volare *
09. Teach Me Tonight *
10. Save Your Love for Me *
11. Green Heels
12. Someone to Watch Over Me *
スタンダード曲が中心だが、前作1stよりは、今回はヴォーカル入りも多くなっている(上のリストの*印)。多分前作からの話題性を維持してファン・サービスを意識したところでしょうね。まあ彼女の歌声は澄んだ女性らしいものだが、ちょっとやや線が細い為か、若干説得力に欠ける。しかしあまり技巧にとらわれず、キュートな感じの線で歌われて、こねくり回した歌い方は私は好まないので、これで良いのではと思うところ。そんな訳でこのアルバムも相変わらず聴く者の心をとらえて支持を得そう、それもなにせ美人ですからね。
トリオ・メンバーは前作と同じであるところをみると、固定しているトリオのようだ。ヴォーカルなしのピアノ・トリオ演奏の曲では、かなり彼女のピアノ・プレイはジャズ指向に充ち満ちている。多分そもそもは彼女はシンガーを目指していたのではなく、やはりジャズ・ピアニストとしての努力をしてきたのだろうと推測される。”The Days of Wine and Roses ”はムーディーに演じてアドリブも充実。” Something Blue ”、”Green Heels ”は快調にスウィングしてくれる。
いずれにしても、これからが楽しみなアーティストである。
(試聴)
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コメント
相変わらず美しい風景と遺跡ですね。特に前回のイオニア海の写真はモノクロゆえに、逆に様々なイメージを喚起させてくれました。
こういう遺跡と共存している人はどんな気持ちで過ごしているのか気になりますが、他国人が思うほど気にしていないのでしょうね。
さらにまた今回は美人ジャズ・シンガー&ピアニストまで付いているので、美の共演と言えるのかもしれません、私の中ではのお話ですが…
投稿: プロフェッサー・ケイ | 2015年2月15日 (日) 14時50分
プロフェッサー・ケイさん、今晩わ、photoに関するコメントどうも有り難うございます。私はどうしてもその気になるとモノクロになってしまいます。私自身の歴史から、モノクロ・プリントを暗室でフィルムの現像からした作業とその味が、デジタル時代の今になってもそうさせるのですね。カラーはそれはそれで良いのですが、どうもリアルで・・・逆に作品としてはどうも私は乗り切ってゆけないのです(あくまでも私に関しての話です)。
音楽にせよ、何かにつけて「美」は良いですよね(笑)。
投稿: 風呂井戸 | 2015年2月15日 (日) 22時27分
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投稿: Eliseo | 2015年2月19日 (木) 17時12分
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投稿: Kirk | 2015年3月 5日 (木) 09時38分