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2015年2月28日 (土)

今にしても心に響くアルバム~アイリーン・クラールIrene Kral「where is love?」

      <My Photo Album 瞬光残像 = 南イタリア編>

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アルベロベッロAlberobelloの夜(5)
 白壁に円錐形の石積み屋根を載せたこの家屋は、16世紀から17世紀にかけて開拓のために集められた農民によって造られたものだという。現在は1996年に世界遺産として登録されて以来、可愛い住居群のため観光客に人気。住居や土産もの店として利用されている。私が訪れた12月は、丁度クリスマスとの関係で、若い人たちが夜にもかかわらず大勢散策していた。  (photo  2014.12)

               *    *    *    *

   <Jazz>

    IRENE KRAL「恋の行方 where is love ?」
    Choice / CHCD 71012 / 2001(Original 1975)
    Recorded at Wally Heider Studios,Los Angeles, December 1974

Whereislove
          IRENE KRAL (vocal)
          ALAN BROADBENT (piano)


 1975年のアルバムですが・・・今にしてこうしてCDにて音質もしっかり確保して聴けるというのは幸せなことです(若干音が割れるところはありますが・・・)。残念ながらこのアルバムはリリース当時(当然LP)は、私はリアル・タイムに接したわけでなく、今にして聴いているのです。それは多分この40年前に於いては、こうした世界のジャズ・バラードには関心が無かったと言ってよく、今のような心に感じて聴くことは出来なかったと思われるところですが・・・・・。

List 収録は左のような9曲。”When I look in Your Eyes”などはふと懐かしさを誘うが、その他そう有名どころの曲が並んでいるわけではないが、それがなんと郷愁感と安堵感とを呼び起こす。なんといっても良いのは変な技巧をこらさない自然な語りかけの心が感じられる歌い方は好感持てる源であろう。
 ”Kral”と言っても、今や時めく”Diana Krall”などがかなりの尊敬の念を抱いているらしい。近年はジャズ・ヴォーカルと言えば女性天国。しかもJazzy not Jazz路線がもてはやされているが、この1970年代の彼女の世界は、そんな現在のシンガーのお手本になっているようだ。
 

Bwirenewgirls
 このアイリーン・クラールは、1932年シカゴ生まれのアメリカン・ジャズ・シンガーだが、1978年悲運にも46歳で乳癌のため亡くなっている。このアルバムは結婚後の10年間のブランク後のカンバック・アルバムであったというが、非常に評価と支持を得たもの。この後、ピアニストのアラン・ブロードベントと最初で最後の来日をしているが、推測では自己の病態は知っての上のライブ活動であったようだ。しかしそんな悲劇的な様子は全く見せずに演じていたという。
  このアルバム、彼女のヴォーカルのバックはアラン・ブロードベントのピアノのみで、歌唱力そのものが問われる構成。そこに見事な歌声を披露している。

A_b_trio アラン・ブロードベントは、グラミー賞ピアニスト。ニュージーランド出身、米国バークレー音楽院で学んでの活動。過去の名作を一枚あげると・・・・

Alan Broadbent Trio 「Song of Home」 Atelier Sawano / AS013 / 2001
Alan Broadbent (piano), Andy Brown (bass), Frank Gibson jnr (drums) 
Recorded 1984
(tracklist)
1. What is this thing Called Love?
2. Solar
3. Song of Home
4. Oleo
5. Upper Manhattan Medical Group
6. Sophisticated Lady

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そして近年では・・・・・

「SOPHISTICATED LADIES」 EMARCY / UK / 2011
  チャーリー・ヘイデン・クァルテットのピアニストとして、メロディ・ガルドー、ダイアナ・クラールの登場するこのアルバムにて聴いたのを思い出す。

(参照)
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/charllie-haden-.html

(参考試聴) Irene Kral "when i look your eyes"
 

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コメント

風呂井戸さん,こんにちは。

私は滅多にジャズ・ヴォーカルは聞きませんが,このアルバムは先日ゲットしてきて,その素晴らしさに改めて気付かされたクチです。私は自分のブログに「選曲の妙」と書いたと思いますが,そういうところを感じさせてくれるナイスなアルバムだったと思っています。これは本当に買ってよかったです。

ということで,TBさせて頂きます。

投稿: 中年音楽狂 | 2015年3月 1日 (日) 17時45分

 中年音楽狂さん、こんばんわ。このところお忙しそうですが、コメント有り難うございます。又TBも有り難うございます。
 アイリン・クラールは、ジャズ女性ヴォーカルは結構好きな私ですが、今にしてその魅力を発見しています。ダイアナ・クラールは相当に敬意を持って意識しているとのこと、そうゆう人なんですね。中年音楽狂さんは、ピアニストのアラン・ブロードベントの方から発掘されたようですが、私はその影響を受けたんです(笑)。もう少しブロードベントをも実は知りたいと思っているところです。又よろしくお願いします。

投稿: 風呂井戸 | 2015年3月 1日 (日) 21時01分

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» Irene Kral: まだまだ寒いが,春への道程に膝を抱えながら聞きたくなるしっとり盤 [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
Where Is Love? Irene Kral (Choice) いつも書いていることだが,私はジャズ・ヴォーカルをあまり聞かない。もちろん,全然聞かないわけではないのだが,頻度としては大したこと [続きを読む]

受信: 2015年3月 1日 (日) 17時48分

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