スー・ゲルガーSue Gerger日本デビュー作 「Clocks」
ジャズてもなく、いわゆるポップでもなく、単なるフォークでもなく・・・・・・・?
<Jazz, Folk>
Sue Gerger 「Clocks」
Inpertment / JPN / RCIP0217 / 2014
Sue Gerger: Lead Vocals, Background Vocals, Piano, Electric Piano, Guitar, Ukulele, Xylophone, Keyboard
David Gratzer: Guitars
Luka Gaiser: Bass, Bass Guitar
Stefan Mörtl: Drums, Percussion
Rob Bargad (p,org,background vo,key)
Michael Erian (ts)
Primus Sitter (g)
Matthias Erian (programming)
Igmar Jenner(vln)
Sophie Abraham (cello)
Arranged by Rob Bargad & Sue Gerger
Produced by Rob Bargad
2011年にリリースされたアルバムのジャケや曲順を変更して日本版として2014年12月に登場したモノ。(目下その後のアルバムは登場していないようだ)
スー・ゲルガーは、オーストリアはウィーンからお目見えしたシンガーソングライターである。従ってアルバム全14曲彼女の作詞作曲によるもの。
<Tracklist>
01. This Sound
02. Honeypie
03. Poet’s Melancholy
04. Bitter End
05. Frozen Face
06. Blade Of Grass
07. Moviemaker’s Fiction
08. Pretty Girl
09. Set On Fire
10. Twat
11. Endless Street
12. Foundations
13. Cold Water
14. Clocks
このアルバム、販売上はジャズに分類されているようだが、私の聴くところでは、どうもジャズと言った世界でない。ポピュラーと単に言うところでもなく、つまりジャージーであるが、どちらかと言うとフォーク調の曲が詰まっている。
これに至ったのは、もうかなり前にやっぱり美女狩り得意の友人からの紹介であった。宣伝文句は”美貌の歌姫”として紹介されているが、なかなかジャケや宣伝写真は美女狙いには工夫されているので、こうした場合若干さっ引いた方が良いかも・・・・と、余計なことを言ってはいけないのだろうが。
とにかく一度聴いたままで、少々間が空いてしまったが、今ここに遅まきながら取り上げた次第。
彼女の声は、うーーんまあそれなりに良い線は行っていると表現しておく。ややアンニュイでスウィートと言ったところか。
バックの演奏陣はメンバーは多いのだが、意外にシンプルな印象で、技巧的な面白さは特になく、彼女のヴォーカルとキーボード・プレイが主体となる。曲の流れは、つまりフォーク調であるのでテンポはゆったり系。そしてそれぞれの曲を聴いてみるに、技巧に走っていないので印象はなかなか良い。
まあこうしたアルバムは好みがあるので聴いてみてのお楽しみというところか?、でも一聴の価値は十分ある。それにつけても曲全てが彼女の作曲ものであると言うだけに、アルバム全体を通してみると、非常に似た雰囲気の曲が並んで単調という印象である。もともとそうゆう線のアルバムなのかもしれないが。
(視聴)”Endless Street”
| 固定リンク
« シゼル・ストームSidsel Storm のニュー・アルバム : 「CLOSER」 | トップページ | ジョヴァンニ・ミラバッシGiovanni Mirabassiのニュー・アルバム「NO WAY OUT」 »
「音楽」カテゴリの記事
- ダニエル・ガルシア Daniel Garcia Trio 「Wanderland」(2024.09.12)
- ヘンリック・グンデ Henrik Gunde 「Moods」,「Moods Vol.2」(2024.09.07)
- サンディ・パットン Sandy Patton 「Round Midnight」(2024.09.03)
- ブリア・スコンバーグ Bria Skonberg 「What Is Means」(2024.08.27)
- クララ・ハーバーカンプ Clara Haberkamp trio 「Plateaux」(2024.08.22)
「JAZZ」カテゴリの記事
- ダニエル・ガルシア Daniel Garcia Trio 「Wanderland」(2024.09.12)
- ヘンリック・グンデ Henrik Gunde 「Moods」,「Moods Vol.2」(2024.09.07)
- サンディ・パットン Sandy Patton 「Round Midnight」(2024.09.03)
- ブリア・スコンバーグ Bria Skonberg 「What Is Means」(2024.08.27)
- クララ・ハーバーカンプ Clara Haberkamp trio 「Plateaux」(2024.08.22)
「女性ヴォーカル(ジャズ2)」カテゴリの記事
- <今夏の美女狩りシリーズ>ブリジット・ミッチェルBrgitte Mitchell 「LET'S CALL IT LOVE」(2016.07.07)
- <初夏の美女狩りシリーズ>ソウルフル・ジャズ・ヴォーカル=レベッカRebecka Larsdotter「Wirlwind旋風」(2016.07.03)
- アリーチェ・リッチャルディAlice Ricciardi のモダン・コンテンポラリー・ジャズ(2016.04.14)
- チェロを操る シェイナ・タッカーShana Tucker のアルバム「 SHiNE」(2016.04.11)
- フェイ・クラーセンFay Claasseni ニュー・ライブ・アルバム「LIVE AT THE AMSTERDAM CONCERTGEBOUW」(2016.01.11)
コメント