元気いっぱいシンディ・ローパーCyndi Lauper ~ 牡丹の花 ~
春の花とも言えるシンディ・ローパー
我が家の春というと、毎年楽しみなのは先ずはなんと言っても家の周りの木々の新緑なんですが、ただとにかく花粉症のひどい私は今年も、なかなか春を楽しむというところにゆかないでいました。(出来るだけ薬は飲まないようにしてますが、ここにきてようやく落ち着きつつあります)
しかし植物に弱い私といえども即解るのは牡丹の花ですね。これはやっぱり春を実感させてもらえるものの一つです。私の家の周りには、長野県でも牡丹の寺として有名になっている高遠の遠照寺から、縁あって3本の牡丹(鉢に入っている15-20センチぐらいのもの)を頂いて私の家の周りに植えてあるのですが、それが育って、今年も立派に花を咲かせてくれました。
その一本はもう頂いてから10年近くなりますので、なんと今年は一本の木から41ケの真っ赤な立派な花を付けたのは驚きでした。他は薄紫赤のもの、白いものの2本でこれも立派に育ちつつあります(↑)。
こんな華々しさに逢うのはこの人でしょうね・・・・・・シンディ・ローパー。
彼女は今年早々日本縦断ライブを展開して日本では圧倒的な「花」なんですね。
そこで何となくちょっと様子を見たくなって、2011年の映像ブート・アルバムに出会いそれを仕入れました。(↓)
<Rock , Jazz>
Cyndi Lauper 「THE DEUCE OF HEART」
NTSC / Jazzaldia - Spain 25th July 2011 / SB-DVD-135
シンディ・ローパーって、1953年ニューヨーク生まれってことですから、なんと既に60歳は超えているんですが、この映像は2011年ものなので59歳位のライブ映像。取り敢えずプロショットで内容は十分耐えられるもの。
彼女は親日家といってよいと思う過去の日本での活躍は多くの人に支持を得ているが、特に2011年3月の東日本大震災の直後の日本でのライブ活動による世界への日本に対する支援や募金などのための活動は、忘れられないところだ。丁度その直後のスペインでのライブものがこのDVDである。
彼女の音楽ジャンルはロックと言うことだと思うが、ジャズ分野でも評価があるし、”シンディ・ミュージック”と言った方がよいのかも・・・・。
このブートには、2005年ものの映像も納められていてなかなか中身は濃い。内容は下のようなところである。
とにかく、60歳になろうとしていたこの2011年のSpainでのライブは、なんと雨天の野外であって、それもなんのその相変わらずのエネルギッシュなパフォーマンスには驚かされる。体型は結構それなりに中高年タイプになってで昔より太っているが、それでも会場を沸かせるステージをバンド・メンバーとの連携も貫禄のスムーズさで、アクテイブに展開して喝采を浴びている。
このライブは多分彼女の目下のスタジオ最近作になる「Memphis Blues」のリリース後の2011年7/25にスペインのSan Sebastianで開催されたJazzaldiaフェスにおけるステージもの。アルバムからのブルース・カヴァー曲が主だが、特に初期のヒット”All through the night”、”Girls just want tohave fun”、”Time after tme”が登場したり、映画「グーニーズ」の”The goonies'r'good enough”などのヒット曲も聴ける。
昨年来彼女は、デビュー・アルバム「She's So Unusual」の三十周年記念として全曲再現を試みたライブを展開した。今年一月の日本ライブもその一環だ。
そして今年になってそれを収録した左のアルバム『シーズ・ソー・アンユージュアル』をオフィシャルにリリースしている。特に日本盤はDVD付きでの発売である。とにかく元気ですね。
このオリジナル盤は1983年発売したもので、世界で爆発的に売れたもの。翌年にはグラミー賞を受賞したアルバムであり、1980年代の売れたアルバムとしての代表格のものなのだ。
こうした元気な彼女には、音楽の諸々のジャンルを超えた「花」があり、現在も活躍中であるところは嬉しくなるところである。
(視聴) Jazzaldia 2011
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コメント
こんばんは、久しぶりにシンディー・ローパーの近況を知ることができてうれしい限りです。
定期的に日本に来日しては意欲的に公演をしていることは知っていましたが、齢60過ぎても野外ライヴにはビックリですね。
昔のパリ公演では、ギタリストがリック・デリンジャーだったことにも驚きました。昔から相変わらずファンを驚かせることが好きな人ですね。
投稿: プロフェッサー・ケイ | 2015年5月14日 (木) 22時22分
プロフェッサー・ケイさん、こんにちわ。
シンディー・ローパーって結構日本でも広く愛されていますね。ふと私は思い出してやっぱりこうしてCDなりDVD等に接して見たくなるんです。
そして今回のように元気な姿をみると、なんかホッとするんです。
投稿: 風呂井戸 | 2015年5月15日 (金) 12時56分