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2015年5月23日 (土)

ダイアナ・クラールDiana Krall 2015年ライブ盤「If I Take You Home Tonight」

              <My Photo Album>  ~花の季節 (3)~

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<今日のミュージック>

  2015年 WALLFLOWER WORLD TOUR より・・・・

   <Jazz>

        DIANA KRALL 「If I Take You Home Tonight」
        
Live at Providence Performing Arts Center, Providebce,
        RI, USA, March 04th 2015   /  JM-250  /   2015

Ifitakeyou
              Diana Krall : piano, vocal
              Anthony Wilson : guitar
              Dennis Crouch : bass
              Stuart Duncan : fiddle
              Karriem Riggins : drums
              Patrick Warren : keyboards

 今年の話題の一つはダイアナ・クラールのニュー・アルバム「Wallflower」でしたね。これはまさしく彼女のヴォーカリストとしてのアルバムだったと言うことで、彼女の彼女らしいピアノ・ジャズ・プレイを期待したところでは、賛否両論あったわけですが、それでもじっくりと彼女の歌声が堪能できて良かったというところです。
(参照)http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-aec5.html

 さてそのアルバムリリースと同時にワールド・ツアーに出た彼女ですが、このアルバムは、2015年3月4日ロードアイランド、プロビデンスのパフォーミング・アート・センターでのライブのオーディエンス完全収録盤。 

Ifitakeyoulist_2 もともと、彼女はちょっとステージでは、愛嬌不足という批判もないではないのだが、このライブの様子から言って 結構冗談話もあって、昔と違って年期も入ってきた為か雰囲気は良好である。
 
 当日の完全収録の為2枚組となっている。セットリストは左の如くで(クリック拡大)、前半は前作「GLAD RAG DOLL」から”Let it Rain”など4曲と彼女の過去のヒットや得意の曲群。特に”Temptation”はメンバーも異なるせいか、聴くごとに異なった編曲やアドリブで、彼女の得意どころで、やっぱりこの中でも演奏は冴えているし、聴きものナンバー1だ。”Let's Face The Music And Dance”や”The Look of Love”も歌い込んでいるだけあって、アルバムと違って、なかなかの仕上げ。

 後半は今回のアルバムからの曲も登場する(02, 03, 04, 08)。”California Dreamin”も良いが、こうして聴くとポール・マッカトニーの”If I Take You Home Tonight”も良い曲ですね。
 オーディエンス録音であるので、そう期待も持てるわけでも無いが、それが解って聴くところでは、それでも雰囲気は十分それなりに聴き取れるのでそう不満はない。

(参考視聴)

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コメント

今晩は。私にとっては期待はずれが続いているダイアナですが、もう少し見守りましょうか。

投稿: 爵士 | 2015年5月24日 (日) 21時21分

爵士さんこんにちわ。
 そうですね、前作「GLAD RAG DOLL」、今作「Wallflower」と全く異なりますが、両者がダイアナ・クラールに対しての期待かというとちょっと違うというのは解りますね。多分爵士さんは1st、2ndあたりのほうが・・・と言うところなんでしょうね。

投稿: 風呂井戸 | 2015年5月25日 (月) 12時23分

風呂井戸さんこんにちは.
こんなアルバムが出ているんですね、ただ Amazon や HMV では検索できませんでした.
"Temptation" もすっかり彼女のオハコになったようですね、ボクも彼女が歌うこの曲は、Tom Waits のオリジナルよりもずっと好きだったりします(笑)
とりあえず購入するつもりですが・・・・・・

投稿: la_belle_epoque | 2015年6月 3日 (水) 22時16分

la_belle_epoqueさん、おはようございます。
このアルバムはブートの範疇ですから・・・・
そうですね、ライブの雰囲気を!!と言うところです。オーディエンス録音ですから無理の無いところで(笑)。(それでも楽しいですよ・・・・)

投稿: 風呂井戸 | 2015年6月 4日 (木) 09時07分

Wallflawerをやっと買って聴き込んでいます。気に入ったのはエルトン・ジョンの「愛のバラード」、YouTubeで若い時分のエルトンのビデオを見て今とは違う痩せた彼のピアノに向かうカッコいい唄う姿に感動しました。ダイアナの歌もやはり素晴らしい!
ダイアナは容姿も歌いかたもだいぶんかわりましたね♪YouTubeの最近のコンサートを見ましたが体調が悪かったのか声が出ていない。これから出る2枚組もその時のものと同じなら買いたくないなー!
何とかこのwallflawer はいいですが最近のアルバムは少しがっかりです。一番のお気に入りはモンタレージャズフェスティバルのライブDVD あたりです。これは聞き飽きません。

投稿: モンカー | 2015年9月 3日 (木) 21時12分

モンカーさん、コメント有り難うございます。お話の「Live at the Montreal Jazz Festival」のDVDは、2004年物ですね。このあたりに焦点を持って行かれるのはよく解ります(私の”http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/diana-krall-11c.html” あたりも参考にして頂ければと思います)。ダイアナは「Wallflower」リリース当時、肺炎で大変だったようですね。
彼女をヴォーカリストしーとして売っているのは、やっぱり彼女の希望では無いと思います。いずれバリバリのピアニストを披露してくれるのを期待しているのですが・・・・。

投稿: 風呂井戸 | 2015年9月 3日 (木) 22時58分

風呂井戸さん、こんにちは。

ダイアナのライブに行ってきたのですが、風呂井戸さんも書かれてるように、登場時から終始にこやかで、歳とって人間が丸くなってきたのかなあと感じました(笑)。
この記事のCDとは若干曲目も変わっていましたが、私も一番印象に残ったのは”Temptation”でした。
近年のダイアナは、人により好き嫌いがわかれるようですが、私はなかなかいいと思います。

風呂井戸さんのブログには音楽愛が溢れてますね。
とても参考になります。
いつもありがとうございます。

投稿: トミー | 2016年2月25日 (木) 16時33分

 トミーさん、そうですか、ライブに行かれたのですね。私はちょっと今回は無理で参加できないのですが、さっそく感想有り難うございました。羨ましいです。
 ダイアナ・クラールは大変な肺炎も経験したようで、そうしたなかから、だんだん人間としてのスケールが大きくなってきているのでしょうね。
 やっぱりジャズはライブが最高ですので、是非とも詳しい報告が聞かせてください。トミーさんのお話はどこかで拝見できるのでしょうか?。

投稿: 風呂井戸 | 2016年2月25日 (木) 17時21分

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