« 2015年4月 | トップページ | 2015年6月 »

2015年5月31日 (日)

ヘティ・ケイトHetty Kate 「DIM ALL THE LIGHT」

                <My Photo Album>  ~花の季節(5)~

Dsc_1489trm2

                         *    *    *    *

<今日のミュージック>

よき時代のラブ・ソングに、新解釈を試みてはいるが・・・・

<Jazz>

        Hetty Kate 「DIM ALL THE LIGHT」
         
ABC Jazz / ABC 378 2335 / 2014
          録音:2013年3月15日、スタジオ345(オーストラリア)

Dim_all_the_lights_3
          Hetty  Kate (vo)
          Sam Keevers (p)
          Ben Robertson (b)
          James Sherlock (g)
          Danny  Farrugia (ds)

 既に時代もよき時代というか過去そのものというか、ペギー・リー、ジューン・クリスティー、ジュリー・ロンドンのヴィンテージ・ラブ・ソングを集めてのアルバムであり、それはイングランド出身の2010年代になってからお目見えのシンガー”ヘティー・ケイトHetty Kate”のアルバム。彼女はどのような経過かは知らないが、オーストラリア・メルボルンのジャズ・シーンで活躍してきたようだ。そして自主制作盤はあるが、今回がオーストラリアのジャズレーベルからのデビュー。

Dimlistt 選曲は左のような9曲。彼女のヴォーカルがどちらかというと声量は納得できやや愛らしい感じの大人のタイプなので、バックはピアノ・トリオ+ギターといったところであるが、比較的大人しく又演奏面も従来からのオーソドックスさから一歩脱皮を試みてはいるが、そうアッピールするところもなく、取り敢えず無難にこなしているタイプ。

 私の注目曲は、ジュリー・ロンドンが1955年に歌って評判となり、その後映画「女はそれを我慢できない」(1956年)で取り上げられた”Cry me a river”なんですが、これはアーサー・ハミルトンが作詞作曲したもので大ヒット曲。いまや非常に多くの女性陣によってカヴァーされているが、近年はダイアナ・クラールも歌ってますね。しかしかっては日本では美空ひばりも歌ってました。余談ですが私が好きなのは、ジェフ・ベックのギターでイメルダ・メイが歌っているのが最高ですね。その曲をこのアルバムでは6曲目に登場するが、過去の多くのカヴァーを意識してか、バックも編曲にやや故意的な作為が入って、ピアノとギターで交互に唄の合間を埋めるのですが、どうも彼女のヴォーカルも含めて洗練さには若干欠けている。まあ努力は解るがもう少し味が欲しい。実はこのアルバムの評価は全編この曲の評価に尽きると言ったところなんです。欲を言うと何かがもう一つなんですね。

Imagetrudy20132
 彼女のヴォーカルは”カリスマ性があり、ゴージャスで艶やかに潤う気品、愛らしい大人ヴォイス”と紹介では表現されているが・・・ちょっとそこまで言うには大げさかと言ったところ。
  2013年に彼女は日本にも登場しているようだが、好感度の評価も得ている。つまりそれなりに魅力はあるといった人材。見たところそう若いというわけで無く、経験も積んでいるようであるが、まあこれからのものとみて、もう一つ人の心をつかむジャズ世界の道に音楽的にも高めてくれればと期待するところである。
 見方によっては今回のカヴァー曲群と彼女がヴォーカル・スタイルがうまくマッチングしていないのかも知れない。本人はこの1940-1950年代ものが好みのようだが。
 私にとっては初聴きの彼女であるので、もう少し幅広く聴きたいところであり、つまり期待株であるところは間違いない。

(参考視聴)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年5月27日 (水)

アーバン・ミュージックのブルー・シックスBLUE SIX : 「SIGNS & WONDERS」

         <My Photo Album> ~花の季節(4)~

Dsc_1454trw

              *    *    *    *

<今日のミュージック>

  私にとっては、久々のお洒落なデープ・ハウス・ミュージック

 Naked Music の代表的なBLUE SIXを取り上げたのは2012年でしたので、久しぶりです。そのBLUE SIX の近作は昨年末にリリースされた「SIGNS & WONDERS」。

(参照)http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/aya-blue-sixn-1.html

<Deep House, Dance & Soul>

       BLUE SIX 「SIGNS & WONDERS」
           Naked Music / USA / NMNCD22 / 2014

Signswonders

    Jay Denes : Keys. Perc. Prog.
    Dave Boonshoft : Guitar , Bass
    Catherine Russel : Vocals (tracks 2, 6)
    Tabitha Fair : Vocals, (tracks 1, 8, 9)
    Aya : Vocals (tracks 3, 4, 5, 7, 10)
                         etc.

Signswonderslist  1990年代後半に西海岸ハウス・ミュージック界に新風を吹き込んだ「Naked Music Recordings」のリーダーJay Denes が作ったプロジェクト「BLUE SIX」。その久々の4年ぶりの昨年リリースされた第4弾だ。

 このプロジェクトの演ずる魅力は単なるハウス・ミュージックから一歩進んで、ジャンルを超越してのミッド・テンポのリズムの展開のアーバン・ミュージック。とにかくムーディーなところの抜群の独特な世界。まあ、ディープハウスと言っておくが、そこが又微妙に彼の世界なんですね。特に空間的残響的エフェクトの効果は今回もお見事。都会的なお洒落サウンドそのもの。

Aya_2
 そしてこのアルバムでもContemporary Jazz, Blues, Soul の女王カテリーン・ラッセルCatherine Russel 、そしてネイティブ・アメリカンでNYCを中心にジャズ、カントリー系で国際的に活躍しているタビサ・フェアTabitha Fair、” Naked Music” の秘蔵っ子アヤAya(Lysa Aya Trenier =ロンドン生まれのシンガポール、スコットランド家系で、NYCで鍛え上げられたシンガー 写真右) の3人のヴォーカルをフューチャーして、何とも言えないエロティックなアダルト・サウンド。特にAyaは一段とセクシーさを増してのヴォーカル。
 全てを忘れてリズムカルにして妖艶なこんな世界も時には良いものです。

(視聴)


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015年5月23日 (土)

ダイアナ・クラールDiana Krall 2015年ライブ盤「If I Take You Home Tonight」

              <My Photo Album>  ~花の季節 (3)~

Dsc_1470trw

           *    *    *    *

<今日のミュージック>

  2015年 WALLFLOWER WORLD TOUR より・・・・

   <Jazz>

        DIANA KRALL 「If I Take You Home Tonight」
        
Live at Providence Performing Arts Center, Providebce,
        RI, USA, March 04th 2015   /  JM-250  /   2015

Ifitakeyou
              Diana Krall : piano, vocal
              Anthony Wilson : guitar
              Dennis Crouch : bass
              Stuart Duncan : fiddle
              Karriem Riggins : drums
              Patrick Warren : keyboards

 今年の話題の一つはダイアナ・クラールのニュー・アルバム「Wallflower」でしたね。これはまさしく彼女のヴォーカリストとしてのアルバムだったと言うことで、彼女の彼女らしいピアノ・ジャズ・プレイを期待したところでは、賛否両論あったわけですが、それでもじっくりと彼女の歌声が堪能できて良かったというところです。
(参照)http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-aec5.html

 さてそのアルバムリリースと同時にワールド・ツアーに出た彼女ですが、このアルバムは、2015年3月4日ロードアイランド、プロビデンスのパフォーミング・アート・センターでのライブのオーディエンス完全収録盤。 

Ifitakeyoulist_2 もともと、彼女はちょっとステージでは、愛嬌不足という批判もないではないのだが、このライブの様子から言って 結構冗談話もあって、昔と違って年期も入ってきた為か雰囲気は良好である。
 
 当日の完全収録の為2枚組となっている。セットリストは左の如くで(クリック拡大)、前半は前作「GLAD RAG DOLL」から”Let it Rain”など4曲と彼女の過去のヒットや得意の曲群。特に”Temptation”はメンバーも異なるせいか、聴くごとに異なった編曲やアドリブで、彼女の得意どころで、やっぱりこの中でも演奏は冴えているし、聴きものナンバー1だ。”Let's Face The Music And Dance”や”The Look of Love”も歌い込んでいるだけあって、アルバムと違って、なかなかの仕上げ。

 後半は今回のアルバムからの曲も登場する(02, 03, 04, 08)。”California Dreamin”も良いが、こうして聴くとポール・マッカトニーの”If I Take You Home Tonight”も良い曲ですね。
 オーディエンス録音であるので、そう期待も持てるわけでも無いが、それが解って聴くところでは、それでも雰囲気は十分それなりに聴き取れるのでそう不満はない。

(参考視聴)

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年5月19日 (火)

キース・ジャレットKeith Jarrett 久々のピアノ・ソロ新録音盤「CREATION」

東京、トロント、パリ、ローマのインプロヴィゼイション・ソロ・アルバム

<Jazz>

         KEITH JARRETT 「CREATION」
      ECM Records / Germany / ECM 2450 4721225 / 2015

Creation

         Recorded April,May,June and July 2014
             Keith Jarrett : Piano

 キース・ジャレットの新アルバムだが、久々の最新録音もの。それも日本、カナダ、フランス、イタリアにおける昨年(2014年)のソロもの。これだけ早く出るのも珍しいですね。キースはなかなかアルバムとしてリリースするに即OKというタイプでないのだが、近頃ブートも出回る世の中、若干意識しての早々のリリースか?。まあそれはそれとして本人のプロデュースという事にもなっているので、演奏内容にも納得していると言うことでしょう。ただし今回の世界公演で、ニュー・ヨーク、モントリオール、ベニスが入ってませんね。

Creationlist

 内容は上の通り(クリック拡大)。四都市5会場の演奏を9っに纏められているが、一工夫しての配列であろう。
 アルバム・タイトルは、 「CREATION」というところで、インプロヴィゼイション・ピアノ・ソロであるので、単なる「創作」という意味なのか、それとも「天地創造」とか「万物・宇宙」をイメージしてのタイトルか、近年のキースのあの慢性疲労症候群からの再起後は、なにか人生の感謝とか一つの達観したしたイメージを訴えてきて、昔のような危機感、不安感といったところとはあまり感じられない。多分このアルバムの収録曲のイメージも人生の納得した世界観を描いているように思えてならない。

Kj2 トップのトロントものは、非常に思索的な曲、そして彼の特徴の唸りというかここでは歌うと言ったほうがよい声が入る(この声の入るのは、私はあまり好きではない)が、難解というイメージはない。
 続く東京Kioi Hallは静かな優しさに包まれた世界で、PartⅤとともに美しいメロディーが演奏される。
そしてパリも静かな世界だ。
 若干ではあるが人間の懐疑的な世界という印象の描くところでは、ローマのPartⅦ、Ⅷにそんなところが感じられる。
 とにかく近年のキースは非常に取っつきやすい曲を演じてくれて、特にこのアルバムに収録されたものは、アバンギャルドな攻撃的なものではなく、又危機感とか不安感とかを主体としたものでない。どちらかというと静かな美しい世界であって、最終的には安堵感とも言える世界に連れて行ってくれる。
 人生を達観した姿が感じられるキースであった。

(試聴)

| | コメント (4) | トラックバック (2)

2015年5月16日 (土)

原点回帰 ジョバンニ・グイディ・トリオGiovanni Guidi Trioの1st「Tomorrow Never Knows」

       <My Photo Album> ~花の季節(2)~

Dsc_1417web1

                *    *    *    *

<今日のミュージック>

 前回若きイタリアのピアニスト・ジョバンニ・グイディのECMからのピアノ・トリオ・アルバム「THIS IS THE DAY」を取り上げたが、彼は約十年前2006年に20歳そこそこで、Venus Records から1stリーダー・アルバムをリリースしている(1985年生まれ)。それはジャズ・ピアノ界のスタンダード曲中の逸品ポーランドのKomedaの曲”ローズマリーの赤ちゃん”を取り上げているので手に入れてあったもの。ここで紹介しておく。

<Jazz>
    Giovanni Guidi Trio 「Tomorrow Never Knows」
    Venus Records /JPN / VHCD 4128 / 2006

1st
 とにかくジョバンニ・グイディの初リーダー作、今やECMでManfred Eicherの気合いの入ったアルバムを作る(演ずる)ところまでに成長しているわけで、そんな意味でももう一度聴いておくに価値十分である。

      Giovanni Guidi : piano
      Francesco Ponticelli : bass
      Emanuele Maniscalco : drums

      Recorded at The House Recording Studio in Roma on Jan.5&6,2006

1stlist
 収録13曲、彼のオリジナルは3曲、そして特徴はロック・ナンバーを取り上げているところだが、そのあたりが若さかなぁ~と思う。特にビートルズの曲が3曲を占めていて、その他に注目はイーノとかビョークとか、彼の多分好みの世界がここに見えるような気がする。
  ビョークBjörkはアイスランド生まれの先鋭的なオルタナティブ・ロックのシンガーソングライター。そしてイーノB.Enoは、プログレッシブ・ロック界に多大な影響をもたらしたミュージシャン。こんなところに彼がまず1stアルバムで試みたところに前衛的な感覚の一面が見えるのだ。
 そしてジャズ・ピアノとしては多分誰もが演奏してみるコメダの曲”Sleep Safe And Warm”(ローズマリーの赤ちゃん)を演じている。これも我が愛するポーランドの誇る新世代ジャズ・ピアニストのマルチン・ボシレフスキーに多分影響されたんだろうと推測するところだ。若きときの挑戦の姿が見えてきて頼もしい。この曲もグイディらしい編曲が施されていて、2番煎じになっていないところは、なかなか意志も強そうだ。

Giovanniguiditriosm1
 アルバム通して聴くと、若干荒削りな感もないではないが、叙情的な美しさを持ちつつ、ビートルズの”Tomorrow Never Knows ”をアルバム・タイトルに採用し、その曲の演奏は原曲とはかなり異なったアヴァンギャルドな演奏をみせ、かなり自己の線を示しているところはお見事と言える。
  Venus Records の録音も良く、なかなかこれも味なアルバムなのである。

(参考視聴)

| | コメント (5) | トラックバック (1)

2015年5月12日 (火)

これは素晴らしい! ジョヴァンニ・グイディ・トリオGiovanni Guidi Trio「THIS IS THE DAY」

     <My Photo Album>  ~花の季節(1)~

Dsc_1413monow

                 (Nikon D800 , AF-S NIKKOR 50mm 1:1.4 G, PL)
 

   <今日のミュージック>

 いっや~~これはトータル・コンセプト・アルバムだ!!

 1985年生まれのイタリアの若きピアニスト、ジョヴァンニ・グイディGiovanni Guidiのアメリカ人ベーシストThomas Morganと、ポルトガルのドラマーJoão Loboとのトリオ作品。ECMからの同メンバーの2作目。Eicherのプロデュースで期待大。

   <Jazz>
          GIOVANNI GUIDI TRIO 「THIS IS THE DAY」
         
  ECM / ECM2403 / 2015
           Recorded April 19-2,2014 at RSI Lugano
           Produced by Manfred Eicher

This_is_the_day
1. Trilly
2. Carried Away
3. Game Of Silence
4. The Cobweb
5. Baiiia
6. The Debate
7. Where They'd Lived
8. Quizas quizas quizas
9. Migration
10. Trilly var.
11. I'm Trough With Love
12. The Night It Rained Forever

Giovanni Guidi (p)
Thomas Morgan (b)
João Lobo (ds)

 オープニング曲”Trilly”で、クラシック調の美しく優しい調べに圧倒される。変な話だが、いや~~これがジャズで良いのかと・・・・思ってしまう。実はこれが又10曲目に”Trilly var.”として登場するのだから、このアルバムがどんなパターンなのか押して知るべしというところ。
 Tracklistは上記のとおりだが、5.8.11.の3曲以外の9曲はグイディ自身のオリジナル曲。

Ggtriow_2

 とにかく澄んだ美しさと非常に内省的であり、そして深い心を感じさせる。それは”1. Trilly”、”2. Carried Away”、”3. Game Of Silence”と続き、特に3曲目はイタリアというよりは、北欧を連想する何故か哀しく美しい魅力的な曲。ピアノの美しさに合わせてベースももの哀しく弾く(ベーシストのトーマス・モーガンも注目点)。私の聴きようでは、この3曲が一日のスタートからの流れを描いているのか?。
 そして時として緊張感の漂う世界がチラっと顔を覗かせる。それが”4. The Cobweb”、”5. Baiiia”、”6. The Debate”の中盤の3曲。若々しい前衛的な世界で、ピアノの音の余韻が素晴らしく、ドラムスの細かく刻む世界にベースとピアノの駆け引きも面白い。若き世代の混乱と闘い。
 そして”7. Where They'd Lived”、”8. Quizas quizas quizas”、”9. Migration”と、疑問の世界を描き、一つの混乱の姿から可能性を探る世界。
 再び、”10. Trilly var.”自己を見つめる内省の姿に。
 ”11. I'm Trough With Love”、”12. The Night It Rained Forever”で愛のある落ち着いた夜を迎える。
 
 まさに、悩める若き人生の一日を描いているトータル・コンセプト・アルバムとみる。見方によっては一つの人生を描いていると言っても良いのかもしれない。プログレッシブ・ロックの世界でよくみるトータル・コンセプト・アルバム、それに似た一つの形だ。ジャズ・アルバムとしては珍しいパターンである。しかしほんとにこれは素晴らしいアルバムだ。

Gg2 グイディは、イタリアのピアニストで30歳そこそこであり、こんな世界を描くところが不思議なくらいだ。そしてこの若さで、なんと既に約十年前にVenusレコードから日本デビューしている逸材(2006年アルバム「Tomorrow never knows」)。
 今回のECM2作前にも、2009年にはフルヴィオ・シグルータ (tp)、ジョアン・ロボ(ds)、ミルコ・ルベグニ(tp)らとの作品「The Unknown Rebel Band」、そして2011年にはジャンルカ・ペトレラ(tb)、マイケル・ブレイク(ts)、ジョヴァンニ・グイディ(p)、ジェラルド・クリーヴァー(ds)によるこちらはカルテット作品で「We Don't Live Here Anymore」を発表などの多彩な経過を経て来ている。

(試聴)

| | コメント (4) | トラックバック (2)

2015年5月 9日 (土)

元気いっぱいシンディ・ローパーCyndi Lauper   ~ 牡丹の花 ~

春の花とも言えるシンディ・ローパー

 我が家の春というと、毎年楽しみなのは先ずはなんと言っても家の周りの木々の新緑なんですが、ただとにかく花粉症のひどい私は今年も、なかなか春を楽しむというところにゆかないでいました。(出来るだけ薬は飲まないようにしてますが、ここにきてようやく落ち着きつつあります)

P5021764w_2

P5041707w

P5031716w2_3 しかし植物に弱い私といえども即解るのは牡丹の花ですね。これはやっぱり春を実感させてもらえるものの一つです。私の家の周りには、長野県でも牡丹の寺として有名になっている高遠の遠照寺から、縁あって3本の牡丹(鉢に入っている15-20センチぐらいのもの)を頂いて私の家の周りに植えてあるのですが、それが育って、今年も立派に花を咲かせてくれました。

 その一本はもう頂いてから10年近くなりますので、なんと今年は一本の木から41ケの真っ赤な立派な花を付けたのは驚きでした。他は薄紫赤のもの、白いものの2本でこれも立派に育ちつつあります(↑)。

 こんな華々しさに逢うのはこの人でしょうね・・・・・・シンディ・ローパー。
 彼女は今年早々日本縦断ライブを展開して日本では圧倒的な「花」なんですね。     

 そこで何となくちょっと様子を見たくなって、2011年の映像ブート・アルバムに出会いそれを仕入れました。(↓)

<Rock , Jazz>

  Cyndi Lauper 「THE DEUCE OF HEART」
    NTSC / Jazzaldia - Spain 25th July 2011 / SB-DVD-135


Thedeuceofhearts シンディ・ローパーって、1953年ニューヨーク生まれってことですから、なんと既に60歳は超えているんですが、この映像は2011年ものなので59歳位のライブ映像。取り敢えずプロショットで内容は十分耐えられるもの。
 彼女は親日家といってよいと思う過去の日本での活躍は多くの人に支持を得ているが、特に2011年3月の東日本大震災の直後の日本でのライブ活動による世界への日本に対する支援や募金などのための活動は、忘れられないところだ。丁度その直後のスペインでのライブものがこのDVDである。

 彼女の音楽ジャンルはロックと言うことだと思うが、ジャズ分野でも評価があるし、”シンディ・ミュージック”と言った方がよいのかも・・・・。
 このブートには、2005年ものの映像も納められていてなかなか中身は濃い。内容は下のようなところである。

List12
P5041725w とにかく、60歳になろうとしていたこの2011年のSpainでのライブは、なんと雨天の野外であって、それもなんのその相変わらずのエネルギッシュなパフォーマンスには驚かされる。体型は結構それなりに中高年タイプになってで昔より太っているが、それでも会場を沸かせるステージをバンド・メンバーとの連携も貫禄のスムーズさで、アクテイブに展開して喝采を浴びている。
 このライブは多分彼女の目下のスタジオ最近作になる「Memphis Blues」のリリース後の2011年7/25にスペインのSan Sebastianで開催されたJazzaldiaフェスにおけるステージもの。アルバムからのブルース・カヴァー曲が主だが、特に初期のヒット”All through the night”、”Girls just want tohave fun”、”Time after tme”が登場したり、映画「グーニーズ」の”The goonies'r'good enough”などのヒット曲も聴ける。

61zgetcbkvlw
 昨年来彼女は、デビュー・アルバム「She's So Unusual」の三十周年記念として全曲再現を試みたライブを展開した。今年一月の日本ライブもその一環だ。
 そして今年になってそれを収録した左のアルバム『シーズ・ソー・アンユージュアル』をオフィシャルにリリースしている。特に日本盤はDVD付きでの発売である。とにかく元気ですね。
 このオリジナル盤は1983年発売したもので、世界で爆発的に売れたもの。翌年にはグラミー賞を受賞したアルバムであり、1980年代の売れたアルバムとしての代表格のものなのだ。
 こうした元気な彼女には、音楽の諸々のジャンルを超えた「花」があり、現在も活躍中であるところは嬉しくなるところである。

(視聴)  Jazzaldia 2011

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015年5月 5日 (火)

デイヴィッド・サンボーンDavid Sanbornのフュージョン・サックス : 「TIME AND THE RIVER」

アルト・サックス奏者としてグラミー賞に輝くサンボーンの最新作

Ds1 1970年代から活躍しているジャズと言ってもどちらかと言うとフュージョン系のサックス奏者のデイヴィット・サンボーンDavid Sanbornは、私はそれほど入れ込んではこなかったミュージシャンであった。もともと私はサックスそのものはあまりジャズの中でものめり込む楽器でなかった為かもしれない。しかし考えて見るとロック界でもプログレッシブな世界では多く取り入れられたりして来たし、これほど広く各分野で多用されていると言うことは、愛好者が多いと言うことなんでしょうね。
 そしてこのアルト・サックス奏者のデイヴィッド・サンボーンのアルバムも、遅れに遅れて近年になって2005年のアルバム「Closer」あたりから気になっていると言ったところですが、ここに久々のニュー・アルバムが登場した。

<Jazz・Fusion>

   DAVID SANBORN 「TIME AND THE RIVER」
       Okeh Records / 88875063142 / 2015

Ttr
David Sanborn (as) Marcus Miller (el-b,pro) Roy Assaf (key) Ricky Peterson (Hammond B3 org) Yotam Silberstein (g) Nicky Moroch (g) Peter Hess (sax,fl) Marcus Baylor (ds) Javier Diaz (per) Tim Vaughn (tb) Justin Mullens (tp)
guest: Randy Crawford (vo on M7) Larry Braggs (vo on M4)

 Producer : Marcus Miller
Recorded by Dean Sharenow at Vibromonk and Steel Cut Audio,Brooklyn,NY


 デイヴィッド・サンボーンとしては過去に1975年から20枚以上のアルバムをリリースしているのだが、このアルバムは5年ぶりのニュー・アルバム。
 まあ彼のアルバムにすぐ飛びつくと言うことはないのだが、実はこのジャケによって即買いと言うことになった(これは私の親友ならすぐ解ることなので、あえてここでは書くことは控えるが・・・・)。

List このアルバムでは彼のアルト・サックスは比較的オーソドックスな流れにあるが、やはり曲自身はコンテンポラリーな展開を見せる。それも彼はR&Bの流れと言われているようにリズム感はしっかり生きた曲が並ぶ。

  Tracklistは右の9曲。
 冒頭の”A la verticale”は、パーカッション、ドラムスのリズムが前面に出て展開し、アルト・サックスが歌うがごとくに奏でてのフュージョン・パターン。
 ”Drift”ではゆったりとしたテンポになりアルト・サックスが今度は朗々と演ずる。
 ”Obublie moi”は、リズム隊はバックで落ち着いたリズムを刻み、キーボードが支える流れにサックスの歌い上げてムードは最高潮。
 ”Windmills of your mind”は、聴き慣れたミッシェル・ルグランの「風のささやき」だ。ランディ・クロフォードのヴォーカルとサンボーンのサックスで一種独特のムードを作る。

 デイヴィッド・サンボーン(1945年-)は、幼少の頃に小児麻痺に罹患し、医師の勧めでリハビリとしてアルト・サックスを始めるようになったと言われている。ノース・ウェスタン大学、アイオワ大学などで音楽を学んだ。サンフランシスコ、ニューヨークと活動を広げる。多くのミュージシャンと共演。1980年「バイダウェイHideaway」が大ヒット。1981年「夢魔Voyeur」でグラミー賞最優秀R&Bインストメンタル賞。

 フュージョンやR&B の世界に久しぶりに浸かってみたアルバムであった。

(試聴)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2015年4月 | トップページ | 2015年6月 »