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2015年10月28日 (水)

キャロル・ウェルスマンCarol Welsmanのニュー・アルバム「alone together」

もうカナダではベテラン組で・・・・大人のしっとりムードも

 とにかくカナダからは、これでもかこれでもかと女性ジャズ・ヴォーカルものがお目見えしてくるが、このキャロル・ウェルスマンCarol Welsmanは、1980年代より登場で、もうベテラン組。ここでも過去に何回か取り上げ来ているので紹介はそちらで(http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/carol-welsman-8.html )。

 さて今年になって、2012年以来3年ぶりのニュー・アルバムが登場している。

      <Jazz>
             Carol Welsman 「alone together」
           WELCAR MUSIC / US / WMCD368 / 2015


Alone_together2
Vocals/Piano:Carol Welsman
Bass: Rufus Reid
Drums: Lewis Nash
Trumpet: Wallace Roney
Guitar: Jay Azzolina (tracks 3, 6, 8)
Percussion: Steven Kroon (track 3)


 キャロル・ウェルスマンは、ピアニストでもあり、このアルバムは彼女のピアノ・トリオのパターンをとって、そして実力派そのものの大人の味を十分堪能させてくれるヴォーカルを披露。ジャズ・ベーシストとしては大御所といってよい Rufus Reidがしっかりバック演奏を固めている。ドラムスも Lewis Nashが努めてなかなか豪華メンバー。
 そして更に曲によってギター、トランペット、パーカッションなどが加わって、そのギターも良いし、トランペットもいい。 つまり演奏陣も洗練されたジャズを演奏してくれて、大推薦のジャズ・スタンダード曲盤である。

Cw1(Tracklist)
 
1. Day By Day
2. It Might As Well Be Spring
3. Sand In My Shoes
4. My Ship
5. Alone Together
6. Disappointed
7. If The Moon Turns Green
8. You Taught My Heart To Sing
9. The Blues Are Out Of Town
10. I Didn't Know About You
11. Killing Time

 1曲目”Day By Day”は、ピアノ・トリオにミュートを効かせたトランペットが乗って、ジャズ・アルバムに相応しいリズムカルな展開をみせ、2曲目”It Might As Well Be Spring”で、一転してしっとりと歌い上げるところは憎いスタートをみせるアルバムだ。
 相変わらず彼女のヴォーカルは低音から高音まで安定した響きで、小手先のテクニックに頼らない歌唱で、聴く者にとっては安定感たっぷり。
 5曲目に登場するアルバム・タイトル曲”Alone Together”は、バックなしの彼女の唄から始まって、中盤からジャズの醍醐味であるトリオ演奏が軽快で、ピアノ、ベース、ドラムスのリズムの刻みが楽しめる。
 7曲目”If The Moon Turns Green”の説得力ある歌い込みのバラードは、いよいよ私好みの世界が登場し、このアルバムはそれ以降の後半がなかなか魅力的。

(参考)<キャロル・ウェルスマンのDiscography>

  • 1987年 - Just Imagination (EMI)
    1995年 - Lucky to be me (Welcar Music)
    1997年 - Inclined (Welcar Music)
    1999年 - Swing Ladies, Swing - A Tribute to Singers of the Swing Era (Welcar Music)
    2001年 - Hold Me (BMG Music Canada)
    2003年 - The Language of Love ( Savoy)
    2005年 - What'cha Got Cookin' (Ludlow Music, Columbia Records)
    2007年 - Carol Welsman (Justin Time Records)
    2008年 - "Memories of You" - A tribute to Benny Goodman,  ( Muzak Records,Welcar Music)
    2009年 - I like Men – Reflections of Miss Peggy Lee ( Welcar Music)
    2012年 - Journey (Justin Time Records)
    2015年 -  (当アルバム) 「alone together」 (Welcar Music)
  • (視聴)

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    コメント

    名前は知っており、確か一枚持っていたような気がしましたが、見当たりません。たしかに安定感が有り安心して聞けるボーカル。あらためて注目ですね。

    投稿: 爵士 | 2015年10月30日 (金) 10時02分

    爵士さんこんにちわ。
     何故か、こうした自分の世界を持った大人のム-ドのヴォーカルも良いですね。やっぱり気分が秋のせいでしょうか?

    投稿: 風呂井戸 | 2015年10月30日 (金) 13時19分

    こんにちは

    キャロル・ウェルスマンは、結構好きな歌手です。弾き語りができるというところも強いですね。「Memories of You」をたまに聴いています。

    ご紹介のこのアルバムも良さそうですね。彼女のオリジナルかどうかわかりませんが、知らない曲がいくつか含まれているので、どちらかで買おうと思います。

    投稿: azumino | 2015年11月 1日 (日) 09時58分

    azuminoさん、コメントどうも有り難うございます。
     彼女の声の質がヴォリーム感あって、そして尖らずにマイルドで響きが良いところが快感です。ピアニストとしてのセンスもヴォーカルに生きていて、又アルバム作りの演奏陣も内容が良いですね。
     ワンレベル上といった感じの作品です。

    投稿: 風呂井戸 | 2015年11月 1日 (日) 21時52分

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