ジェシー・ウェアJessie Wareライブ映像盤 「GLASTONBURY」
Glastonbury Festival 6,27. 2015
英国2012年、アルバム「Devotion」でデビューした注目のシンガー・ソング・ライターのジェーシー・ウェアJassie Wareの2015年ライブ映像盤(ブート)。
彼女は英国ではかなりの注目株。今日まで2枚のアルバムをリリースしているが、2ndアルバム「Tough Love」は2014年10月リリース。
この映像盤は2015年6月27日 グラストンベリー・フェスティヴァル Glastonbury Festival でのステージをプロ・ショット で収録している。従ってここでは彼女のヒットを網羅していて、2ndアルバムからの曲も6曲登場するパーフェクト盤。(収録曲は左のとおり)
そもそもこのフェスティバルはイングランド・ピルトンで1970年から行われている大規模野外ロック・フェスティバルで、目下世界での最大級である。2015年の三日間のうち彼女は二日目に登場した。このフェスティバルの正式名はGlastonbury Festival of Contemporary Performing Artsである。 1st「Devotion」はUKアルバム・チャートで五位に食い込んだ。そして二年後に2ndアルバム「Tough Love」が順調にリリースされたのだ。
この映像盤で観るライブのこのステージでも、先ずは1stのヒット曲”Running”で幕開けして5曲を披露し、続いて2ndからの曲”Tough Love”始め6曲登場させる。ステージの彼女は既に堂々たる風貌。そして伸びる高音域で熱唱でありながら、何となく知的でしかもクールな印象もあって、そんなアダルト・コンテンポラリーの世界で魅力をアッピール。そしてそのベースにはクラブ・ミュージックの快調なリズムを持っていて会場を沸かす。
こんなライブの源である彼女自身の曲で作られた過去の2枚のアルバムの中で、以下に参考までに、彼女の2ndアルバムの紹介だ。(↓)
■ CD
<R&B, Soul,Rock, Pop>
JESSIE WARE 「TOUGH LOVE」
Island / EU / 3798332 / 2014
ここに登場する”Tough Love”は発売前から注目曲。エコーの聴いたヴォーカルで迫るオルタナティブ・ロックの味わいが展開する。
又ミゲルとの共作の”You & I (Forever)”、”Champagne Kisses”など登場して、かなりポップになり、ヴォーカルもその占める位置が大きくなった。
彼女の愛するShadeの因子もちゃんと持っていて、それは曲一つ一つ美しく仕上げるというところに見え隠れし、更にセンスの良さが全曲に漲る。とにかく歌い上げるヴォーカルはお洒落で、リズムカルで、その美声に引きつけられる。又歌唱力で勝負すると言った雰囲気だ。 このアルバムのTracklistは左にみる15曲。とにかく快調なリズムに乗ってあっという間に全曲聴いてしまう。やっぱりアルバム・タイトル曲”Tough Love”の完成度は凄い。又”Champagne Kisses”のインパクトは並では無い。
彼女は1984年10月15日生まれ、ロンドン出身だ。母親がフランク・シナトラ、フィッツジェラルドのテープを家で流し、それに影響されて自然に歌手としての道に流れたという。しかし大学入学によってそれは中断したが、卒業後再び活動を開始した。
そんな関係で、この世界では遅咲きの部類。それだけに、何処か知的な雰囲気を醸し出す。
まあ、この2ndアルバムまでは順調と言って良いだろう。さてさてこの後に彼女の一つの壁が生まれると思うが、それをどう乗り切るかで・・・・一流どころに仲間入りするかの関門だと思う。
(視聴)”Tough Love”
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