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2016年2月 7日 (日)

ヨーロピアン・ジャズ・トリオEuropean Jazz Trio 「Autumn in Rome」

誰にでも勧められるとにかく優しさと美しさのピアノ・トリオ

  <Jazz>
EUROPEAN JAZZ TRIO 「Autumn in Rome ローマの秋
           Pony Canyon / JPN / MYCJ-30650 / 2015

Autumninromej
Marc van Roon  マーク・ヴァン・ローン(PIANO)
Frans van der Hoeven フランス・ホーヴァン(BASS)
Roy Dackus  ロイ・ダッカス (DRUMS)


 既にオランダで1984年に結成され、それから30年の歴史を積んだこのトリオ、ピアノが1995年に初代のカレル・ボエリーから現在のマーク・ヴゥン・ローンに変わって既に20年と言うことですね。
 多くのアルバムを残してきているが、ここに来て 昨年末にPony Canyon から3年ぶりにニュー・アルバムの登場だ。

(収録曲)
01 Don't Stand So Close to Me    (Police)
02 In Between the Heartaches  (Burt Bacharach/Hal David)
03 Nice Dream   (Radiohead)
04 Pavane de la Belle au bois dormant (Maurice Ravel)
眠れる森の美女のパヴァーヌ   
05 Favela  (Jobim)
06 Answer Me My Love (Nat King Cole)
07 Girltalk  (Neal Hefti)
08 Stazione Termini Suite (Alessandro Cicognini)終着駅組曲 (映画「終着駅」より)
09 Loss of Love  (Henri Mancini)愛のテーマ( 映画「ひまわり」より)
10 How Deep is Your Love  (Bee Gees) 愛はきらめきの中に
11 Can't Buy Me Love (Beatles)
12 Brothers (Ennio Morricone) (映画「ミッション」より)
13 Waters of March  (Jobim)三月の雨
108Send One Your Love (Stevie Wonder) 

Ejt1b
Jenniferj1 今回のこのアルバム・タイトル「Autumn in Rome」は、M08の”Stazione Termini Suite終着駅組曲”だ。これぞあの映画「終着駅」(1953年)のテーマ曲”Autumn in Rome ローマの秋”なんですね(←)。もともと昔は映画を観るとしたら、西部劇と時代劇が主だった私であったが、どうしたことか観たのがこの米・イタリア合作映画です。ヴィットリオ・デ・シーカ監督、ジュニファー・ジョンズ、モンゴメリー・クリフト主演。これは結構感動ものの哀愁の映画だった。いやー、懐かしいです。
 まあそれはそれとして、その他同監督のソフィア・ローレン主演のこれも哀愁の映画「ひまわり」(1970年)からも”愛のテーマ”だ。これも印象深いイタリア・フランス・ソ連との合作映画でした。

 とにかく、スタンダードにクラシック、ロック、ポップス、ボサノヴァ、映画音楽と多彩な曲群を取り上げている。具体的には、ポリス、レディオヘッド、ラヴェル、アントニオ・カルロス・ジョビン、マンシーニ、スティーヴィー・ワンダー、ビートルズ、ビージーズというポピュラーな多彩なアーティストの登場で、それが優しさと美しさを持って、おしゃれなピアノ・トリオ・ジャズにして聴かせてくれるのだ。まさに万人向きそのもの。演奏も非常に丁寧に美的感覚を持って流してくれてます。まあピアノ・トリオ好きには文句はないところです。ただしちょっとスリリングなところとか、インプロヴィゼイションの醍醐味とか、スウィング・ジャズの楽しさとかを求める作風ではありません。ただただ心地よさを求めてください。

 なにせ「秋」という淋しさが増してくるシーズンから登場させて、春までの間、聴く者を虜にしてしまうヨーロピアン・ジャズ・トリオには降参ですね。いやはやこの冬期には結構聴かせて頂いてます。

(参考視聴)  Europian Jazz Trio "Clair de Lune (Debussy)"

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コメント

結成後30年間もトリオを続けていられるには、万人向きという大きな特長があったからでしょう。私をヨーロッパ・ジャズへ誘ったアーティストの一人です。

投稿: 爵士 | 2016年2月 7日 (日) 23時07分

爵士さん、このトリオは、ヨーロッパ・ジャズの道ですか(にっこり)。
 私はもともとジャズへの道は、ヨーロッパそのもののフランスのジャク・ルーシェ・トリオと言って良いと思います。一方大御所のキース・ジャレットもそうですが(笑い)。
 このトリオは、爵士さんお勧めのアルバム「夜のタンゴ」も良かったですね。又サンタナの”哀愁のヨーロッパ”を演じたのも聴いてます(アルバム「EUROPA」)。そうそうそれぞれのアルバムの最初の曲を集めた珍企画「All-Time BEST No1s」も楽しんでます。坂本九の”見上げてごらん夜の星を”なんかが納まってますね。
 そんな調子で、このトリオは気持ちが安まります。

投稿: 風呂井戸 | 2016年2月 8日 (月) 19時18分

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