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2016年2月29日 (月)

北欧ノルウェーからエスペン・バルグ・トリオEspen Berg Trio / 「mønster」

現代主義を主張する俊英ピアノ・トリオの登場

     <Jazz>
            Espen Berg Trio「mønster」
           Blue Gleam / JPN / BG-006 / 2015

Monster
Espen Berg : piano
Báròur Reinert Poulsen : double bass
simon Olderskog Albertsen : drums


 北欧のジャズにはなかなか魅せられるものが多いのだが、前回フィンランドのヨーナス・ハーヴィスト・トリオを取り上げて、ふと思い出したのが、友人からの紹介で知ったこのノルウェーのピアノ・トリオである。それは同じBlue Gleamからのリリースで、ノルウェーの俊英ピアニスト、エスペン・バルグEspen Bergの待望の日本デビュー盤『モンステルmønster』というものだった。
 ノルウェーはこのところ私にとって気になるジャズ・ピアニストが多く、ブッゲ・ヴェッセルトフトトルド・グスタフセンヘルゲ・リエン、ヤン・グンナル・ホフなどと、アメリカン・ジャズとは違った北欧独特の透明な空気感を持った美しいメロディを聴かせる作品に魅せられてきた。

Photo
 このエスペン・バルグというのは、キース・ジャレット、ブラッド・メルドー、エスビョルン・スヴェンソン等に影響を受け、フレッド・ハーシュに師事したというピアニストだと言うから、押して知るべしというところ。

(Tracklist)
1.Lenticularis/2.Revenge of the Sixth/3.Trettifem/4.All Erase/5.Attack of the Tones/6.Left at the Right Moment/7.Maple Noise/8.Folkejohnny/9.B13* /10.Smoll *
(*
印:日本盤限定ボーナストラック)

Eb 全曲、エスペン・バルクによるオリジナルもの。
 結構冒険心あるアルバムであって、オープニングからは非常に親しみやすい美しく印象的なメロディーから始まるのだが、M2、M3曲目になると一変して、かなりダイナミックなアグレッシブな曲を展開する。
 そしてM4、M5では彼らがモダニズムを求めていることが明白になる曲となり、静と動を織り交ぜて甘さを許さない硬派に繋がる様相を見せる。しかしその後、M6”Left at the Right”では静寂と聴きやすさと美しいピアノの調べを回帰する。
 こんな展開はなかなか手慣れたところで、アルバムの印象を多彩にする。M7.”Maple Noise”は、トリオとしての面白さをそれぞれのセンスで曲を築いて行く様が面白い。
  そして日本盤ボーナストラックの2曲があるが、なかなか詩情ありながら動的なところもあって面白く聴ける曲で、珍しくこのサービス・トラックも意味あるというアルバムだった。

 いや~、これは北欧ノルウェーの大地に営々と築かれてきたトラッド的音楽的流れはベースにあるであろうが、しかしそれとは一線を画して、現代主義的アプローチをみせる注目作と感じた。

(視聴)    「mønster」から”Trettifem”

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2016年2月25日 (木)

ヨーナス・ハーヴィスト・トリオJoonas Haavisto Trio のニュー・アルバム「oku」

フィンランドからの日本との共通性のある精神性を描いている作品と言うが・・・

     <Jazz>
       Joonas Haavisto Trio 「oku」
       Blue Glean / JPN / BG-007 / 2016

Oku
Joonas Haavisto : piano
Antti Lötjönen : double bass
Joonas Riippa : drums

<Tracklist>
1.One For Jean/2.Winter Sleep/3.Frozen/4.Xibalba/5.Singularity/6.Fourth Dimension (Bonus Track)/7.Chilling At Shinjuku/8.Band Wagon/9.When I Fall In Love

Joonastriow 2年半ぐらい前にこのフインランドの若き逸材と言われるヨーナス・ハーヴィストのピアノによるトリオ・グループを注目株として取り上げたのだが・・・・(彼らの2ndアルバム『Micro to Macro』 )。
 あのアルバムは、私の印象としては、”哲学的・思索的・宇宙空間”という表現で、その印象は素晴らしいアルバムだった。
 そしてここに2009年1st『blue waters』から同メンバーのフィンランドのトップ・ベーシストと言われるアンティ・ロジョネンと実績のあるドラマー、ヨーナス・リーパによるトリオで、ニュー・アルバムが登場したのだ。

(参照)http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/joonas-haavisto.html

 さて収録曲をみると、最後のM9以外は、ヨーナス・ハーヴィスト自身の曲で占められており、相変わらず如何に彼が自己の世界を求めて作り上げているかがよく解る。
 又、解説によると、本作は、ヨーナスが敬愛する著名な作曲家ジャン・シベリウスのゆかりの地のヤルヴェンパーにあるスタジオで録音されたようであり、彼自身がシベリウスのために書き下ろした曲M1”One For Jean”では、「この曲にはシベリウスの精神があるんだ」とコメントしいるという。
 更に興味のある事は、彼は日本の伝統的な建築文化の背景にある概念や哲学を通して、日本の精神性に深く興味を持っていて、そのキーワードとなる「オク」をタイトルとした。「オク」とは日本語の「奥」を意味するのだそうだ。

Oku605x548 今回の作品も前作に劣らず、思索的曲群で占められている。やはりアメリカン・ジャズとは一線を画し、ヨーロッパ特に北欧の大地から生まれる文化であるのか?、自然との対話、宇宙空間という印象を与える独創性の高い曲である。(←ユーロ盤のジャケ・デザインはこれで日本盤と比べると面白い)

 キース・ジャレット、チック・コリア、ブラッド・メルドー、エスビョルン・スヴェンソンなどの影響を受けているとは言うが、それに止まらず、コンテンポラリーなニュアンスを持った彼らなりきの世界を既に構築しているのだ。

 録音も良好で、ホール感も適度であり、ベースの響き、シンバルの余韻は良好、そしてピアノはやや硬質で澄んでいる。このことは、このアルバムの曲には是非とも必要にして重要で、特にM4.”Xibalba”、M6”Fourth Dimension”のような3者の前衛的、実験的ニュアンスを持った緊張感の持った曲や、更に一方M3.”Frozen”に聴ける静かに美しい旋律をピアノが奏でるという両タイプにとっても必要なところである。

 いずれにせよ、彼らの感ずる東洋の日本の神秘的精神性をも意識したもので、意欲の感ぜられる良質なアルバムだ。

(試聴) ”One For Jean”

                              *          *          *          *

(参考視聴) 前作「Micro to Macro」から”Circling Planets”

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2016年2月21日 (日)

ドリーム・シアターDream Theaterのニュー・アルバム 「Astonishing」

壮大なテーマをロック・オペラで・・・・だが賛否両論

  <Progressive Rock,  Progressive Metal,  Neo Progre>
         DREAM THEATER 「Astonishing」
        Roadrunner / JPN / WPCR-17071 / 2016

Dtheader

John Petrucci – guitar, backing vocals
John Myung – bass guitar, chapman stick
James LaBrie – lead vocals
Jordan Rudess – keyboards, continuum
Mike Mangini – drums, percussion

<DISC-1>
1.Descent Of The NOMACS /2.Dystopian Overture /3.The Gift Of Music/4.The Answer /5.A Better Life /6.Lord Nafaryus /7.A Savior In The Square /8.When Your Time Has Come /9.Act Of Faythe /10.Three Days /11.The Hovering Sojourn /12.Brother, Can You Hear Me? /13.A Life Left Behind /14.Ravenskill /15.Chosen /16.A Tempting Offer /17.Digital Discord /18.The X Aspect /19.A New Beginning /20.The Road To Revolution
<DISC-2>
1.2285 Entr'acte /2.Moment Of Betrayal /3.Heaven's Cove /4.Begin Again /5.The Path That Divides /6.Machine Chatter /7.The Walking Shadow /8.My Last Farewell /9.Losing Faythe /10.Whispers On The Wind /11.Hymn Of A Thousand Voices /12.Our New World/13.Power Down /14.Astonishing

001 前作『Dream Theater』から2年半ぶり、いっやーーやりましたねぇ~~。なんと2枚組2時間10分の超大作。ロックもここまで来れば本物だ!と、言いたいところだが・・・・ポートノイからマンジーニに変わっての第3作目、やっぱりと言うところか?、賛否両論の嵐。

 そりゃ~そうですね、あのドリーム・シアターの世界であるヘヴィにして複雑なシンフォニック・メタルのこれでもかこれでもかと畳み込んでくるバトルとも言える曲展開は確かに影を潜め、オーケストラをバックにしてどちらかというとシンフォニックな音構成で、メロディの洪水という展開はまさにオペラ。
  これはかっての彼らのプログレ・メタルの世界とは明らかに異なっている(と言っても、時に彼ららしいハード・メタル・シンフォニック・ロックの様も展開して見せてますが・・・)。

 基本的にはポートノイから解放されたジョン・ペトルーシのアイデアからスタートしているようで、作詞はそのペトルーシ、作曲はペトルーシとジョーダン・ルーデスが主として任を果たしての作品のようだ。そして更にオーケストラが重要な役割を果たしていてデイヴィッド・キャンベルによってアレンジされ作り上げられた(しかしこの延々34曲、ちょっと長すぎやしませんかね?、一時昼寝をしてもまだ十分聴けます(笑))。

R1 更にラブリエのヴォーカルも、前作ではちょっと引っ込んだ感もあったが、今作では全編通しての物語の展開があって、そこに登場する人物を全てカヴァーするという結構重要な役割を果たしている。そのため彼のヴォーカルもかなり丁寧に美しくと意識されたバラード調のものが多くを占める。それでも、時にメタリックなロックの展開もみせて、例のハイトーンの張り上げ声も聴けるところがないではない。

 いや~しかしそれにしても、えらいところまで発展させたものですね。このスケールの大きさは見事です。ポートノイ派にすれば納得作とはいかないとするだろう事は十分解るところだが、その為今作には頭からの否定派もいるのだ。しかし私は結構これはこれいけると実は思っている。賛否両論、これは結構なことである。
 まあ二十数年前の『Images and Words』時代に拘るのも解るが、もともと私は当時のキーボードのケヴィン・ムーアのムードも好きだったし、今作のこうしたアップテンポの曲は少なめであることに淋しさは無いでは無いが、これはこれでオーケストラ・サウンドと共に十分聴き込むところがあるので、今回は一つの流れの頂点として堪能して聴けると思っているのである。

Place2
 さて、これをピンク・フロイドの『THE WALL』とオーバーラップして聴いているという輩もいるようだが、ロック・オペラということだけではそうした世界にあることは解るが、私は全く異質のモノと思って聴いた。時にSE、人の声なども挿入して手法は真似とも思えるところもあるが、その洗練度はフロイドには及ばないし、そもそも曲の質が異なり、又テーマが全く異なっている。
  このアルバムは、2285年アメリカ大北部帝国という設定の世界から、中世の帝国をオーバーラップさせた異次元の世界の物語であって、印象的にはかって流行したロールプレイゲームのような一面を持っている。しかしそこあるものは、ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズによる『THE WALL』に描く、現実社会に存在する多様な”壁”の問題と、自己の負の部分を吐露し、人間の深層心理に至ろうとしたモノとは全くの別物であって一緒にしない方がよい。

 結論的には。ドリーム・シアターとしての今作は、彼らの持っている体質の一部を大々的にぶち上げた一つの作品として私は大いに評価したいのである。むしろ”何時も同じモノの化粧直し”よりは、むしろ”価値ある試みの大作”と言っておきたい(前作からちょっとそんなところも少し見えてはいましたが)。結論的にロック・ファンなら取り敢えずは聴いてみて欲しいと思っている。

(視聴)

                          *         *         *         *

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2016年2月19日 (金)

フレッド・ハーシュFred Herschのチャーリーに捧ぐアルバム「ARABANDE」

チャーリー・ヘイデンに捧ぐ1987年のリマスター盤

         <Jazz>
          
 FRED HERSCH 「ARABANDE」
      Sunnyside Communications / US / SSC1432 / 2016

Sarabande
Fred Hersch (piano)
Charlie Haden (bass)
Joey Baron(drums)

1986年12月4日,5日 Classic Sound Studio, NYC 録音

 フレッド・ハーシュFred Hersch(1955~)も多くのアルバムを残しているが、近年健康を回復して健闘していることが喜ばしい。
  2014年には、トリオもの「FLOATING」 、昨年2015年はソロ「SOLO」とリリースして、このところ我々を楽しませてくれている。
 (参照)http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/fred-hersch-tri.html

 そしてこれはあのチャーリー・ヘイデンと競演した若き頃の作品であるが、今ここにリマスターで復活させ、ヘイデンに捧げる作品とした。ハーシュのファンなら多分LPで聴いてきたであろうこの作品、音質の改良も加えて手軽なCDでの復活に喜んでいるだろうと思う。ただし私は初聴きであるが、なかなか非常に堪能しているんです。

(Tracklist)
1 I Have Dreamed (Rodgers & Hammerstein) 5:27
2 Enfant (Ornette Coleman) 6:27
3 The Peacocks (Jimmy Rowles) 7:10
4 What Is This Thing Called Love? (Cole Porter) 5:10
5 Sarabande (Fred Hersch) 5:37
6 This Heart of Mine (Arthur Freed & Harry Warren) 5:28
7 Child’s Song (Fred Hersch) 4:30
8 Blue In Green (Bill Evans & Miles Davis) 4:46
9 Cadences (Fred Hersch) 5:01

Fh1 60歳を過ぎているハーシュが、32歳の時の作品と言うことと、しかもアルバム・デビューの2作目ということで、実は私は興味津々であった。

 しかし聴いてみての驚きは、全く若さの荒さが無く詩的な世界は全く現在と変わらない。まず冒頭のM1”I Have Dreamed ”から、これから何か静かに物語を聴かせましょうというムードである。
 このアルバムでは彼の曲は3曲のみ。特にM7”Child's Song”はチャーリー・ヘイデンに捧げた曲というが、その明るさには意外であった。最後の曲M9”Cadences ”もこのアルバムでは明るい方に入るのだが、アルバム・タイトル曲のM5” Sarabande”は、彼らしい詩的な味わいを聴かせる。
  尊敬してやまないオーネット・コールマンの曲も2番目に登場させ、このアルバムではコール・ポーターの曲M4”What Is This Thing Called Love?”と並んでひときわ気合いが入った演奏を展開し、ベース、ドラムスも後半両者のデュオが洗練された響きでそれを一層引き立てる。そして続いては一転して、メロディアスにして美しいピアノの詩人と言われるリリカルな趣をM3”The Peacocks ”で披露する。この流れは若きハーシュと言うよりは、円熟した風格がある。

 どうもピアノ・トリオの興味はユーロ寄りになる私だが、アメリカ・オハイオ州シンシナティ出身のフレッド・ハーシュに関しては、こうして私好みの世界に流れてくるのである。

(試聴) ”The Peacocks”

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2016年2月16日 (火)

新キング・クリムゾンKing Crimson-その4-           「2015ジャパン・ツアー」

USツアーに無かった”Epitaph”,”The Court of the Crimson King”,”Easy Money”も登場して、懐かしの1970年代オンパレードが嬉しい

<Progressive Rock>

King Crimson 
「THE ELEMENTS OF King Crimson TOUR IN JAPAN」
2015 OSK complete
Sylph Records / SY-1296 / 2015

Osk

LIVE AT FESTIVAL HALL OSAKA DECEMBER 12nd & 13rd 2015

Robert Fripp(g.), Jakko Jakszyk(v.g.), Tony Levin(b. st. v.), Mel Collins(sax.fl.), Gavin Harrison(d.p.), Pat Mastelotto(d.p.), Bill Rieflin(d.p.)

 さて、今年2016年になっても続いているあしかけ三年目になる”新キング・クリムゾンのツアー”であるが、昨年末の「THE ELEMENTS OF King Crimson TOUR IN JAPAN」からのブートで良好盤の紹介だ。それがこの大阪での12月の二日間の収録もの。

Japan_tour
 もう何回か書いているが、新クリムゾンを究めるには、ライブ収録オフィシャル盤『Live at Orpheum』があまりにも欲求不満盤であったこと、又The Elements Tour Box 2015』でも納得出来ない。そんなところブートによって堪能しようというわけなのだが。
 さて、このツアーの当初はUSから始まったわけだが、なんと言ってもまだ十分なるこの七人体制が熟していなかったためか、「THE ELEMENTS」と言っても’70年代の曲の取り上げも実のところ若干片手落ちだった。しかし1年後の日本ではそのあたりは克服されて以下に見るように充実度満点である。

Osklist

 特に”Epitaph”,”The Court of the Crimson King”,”Easy Money”などの登場で、”Larks' Toungues in Aspic”,”The Letters”,”Starless”,”The Talking Drum”,”21st Century Schizoid Man”などと共に、そのクリムゾンとしての「THE ELEMENTS」と銘打つ体制は整った。
 そして全編を通して聴いてみると、今回の七人構成では、ヴォーカルのジャクスジクのウェイトも大きく、リーフリンの芸達者も重要だったが、やっぱりメル・コリンズの加入が大きな効果を上げていることが解る。何年もの流れの中でその都度ポイントの配置はさすがフリップは上手である。又コリンズは日本国家の「君が代」の旋律を流すなどサービス精神も十分。

Newkc5 しかも”日本ライブ”はさすが日本だけあって収録技術も良く、このブート盤の音のクリアさは抜群で、ややメタリックな音の感もあるが、それぞれのパートの音がしっかりと聴き取れる。その点はオフィシャル盤にもひけを取らない。

 いやはや、昔クリムゾンのブートを大枚はたいて手に入れた頃が懐かしいが、ここまで近年は音が良好だと昔が恨めしく思うところである。

 後はやはり何台かのカメラで捕らえたオフィシャル並の映像と良好サウンドのDVDが欲しいところだが・・・・、目下そのようなハイレベルものはまだ手に入っていない。いずれはその出現もあろうというところで、この新クリムゾンを楽しんでいる訳である。

(参考)The Team In Tokyo

 

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2016年2月13日 (土)

トルド・グスタフセンTord Gustavsen 変則トリオの最新作品「What was said」

スーフィズムとキリスト教の出逢いなのか
~今作はジャズ・ファン万人向けでないことは事実、しかしグスタフセン・ファンは必聴盤

<Jazz  Traditional>
    Tord Gustavsen, Simin Tander, Jarle Vespestad
             「What was said」
       ECM Records /  Jermany / ECM 2465 4758697 / 2016

Whatwassaid
Tord Gustavsen ( piano, electronics,synth bass) Simin Tander (voice) Jarle Vespestad (drums)
Recorded April 13-15, 2015 at Rainbow Studio, Oslo

(Tracklist)
1. Your Grief *
2. I See You
3. Imagine The Fog Disappearing
4. A Castle In Heaven
5. Journey Of Life
6. I Refuse *
7. What Was Said To the Rose * - O Sacred Head
8. The Way You Play My Heart *
9. Rull *
10. The Source Of Now *
11. Sweet Melting
12. Longing To Praise Thee
13. Sweet Melting Afterglow *
           (*印 Music : Tord Gustavsen)

A_2 期待のノルウェーのジャズ・ピアニストであるトルド・グスタフセンTord Gustavsenのニュー・アルバム。今作もECM盤だ。ノルウェーのトラッド音楽を、彼の世界で描いた作品と言われているが、上のリストにも記したように、彼の曲が半分以上を占めている。しかしその他の曲は主としてノルウェーのトラッド(賛美歌)が中心だが、彼が子供の頃から歌ってきたものだという。

 変則トリオと言ってはみたが、それはまさにその通りで、ドイツで活躍している女性ヴォーカリストのアフガンでありジャーマンのシミン・タンデルSimin Tander が見事に歌い上げるが、これはヴォーカル・アルバムではない。ヤーレ・ヴェスペスタJarle Vespestad のドラムスと、彼女のヴォーカルとそしてグスタフセンのピアノが演ずるトリオ演奏といってよいものだ。

B しかし、ここで歌われる言語はパシュトー語と英語、このパシュトー語というのは、アフガニスタンやパキスタンの主要言語でペルシャ語と同じ系列らしい。ヴォーカルのシミンとの関係か?、ペルシャという異国文化への神秘性への一つの演出か?ノルウェーの言葉をパシュトー語で歌うのである。アフガン詩人の力を借りての作業であったようだが、これが又一種独特の世界を構築するに貢献していて、いやはや異国情緒とその神秘性とはたまた現実から超越した世界を描くのである。
 それには彼女の技量と個性の声の質(ややハスキーで高音になるにつれ澄んでくる)がそれを更に盛り上げているのだが、これには彼女はグスタフセンの招請によったものであったのだろうか。

 もともと心理学を学んだグスタフセンらしく、そのピアノ演奏も今までのものに輪をかけて深層心理の探求の道に誘いこむ。全編そんな曲の出来なのである。

C グスタフセン自身に言わせると「スーフィズムとキリスト教が実際に出会ったような境地にまで達した」とのことだ。スーフィズムとはイスラーム教の神秘主義哲学の事だが、このあたりは日本人の宗教感覚ではなかなか理解も難しい。聴いていてなんとなくそうゆう世界なのかと、あらためて知るのである。
 これをジャズと言って良いのか?・・・でもジャズなんでしょうね。往年のトリオ・メンバーのヴェスペスタは心得たもので、グスタフセンのピアノ、シミンのヴォーカルを手玉に取ったようにドラムスを曲の深まりにひっぱり込むが如く叩くのである。

 しかしこのアルバムは、私の待ちに待った期待のグスタフセンの新作とは異なったものであった。それはそろそろ本来のピアノ・ベース・ドラムスのトリオ作品を望んでいたのであったが、まだまだ彼の挑戦的探究心は続いているようだ。しかしこの異色トリオ作品は、意外中の意外であったにしては、お見事な作品で、心が洗われるが如く聴き入ってしまうのである。

 しかしこれはジャズ・ファン万人向きでは無い。しかしグスタフセンのファンなら多分持っていたい一枚になるであろうことは想像に難くない。
 おそらく、Manfred Eicher自身も会心作と思っているに相違ない。

(参考)スーフィズム Sufism
 イスラーム教の広がりとともに生まれた神との一体感を求める民衆的な信仰。
 イスラーム教の拡張とともに8世紀の中頃にはじまり、9世紀に流行した、踊りや神への賛美を唱えることで神との一体感を求める信仰形態および思想を神秘主義またはスーフィズムという。スーフィズムは、修行者が贖罪と懺悔の徴として羊毛の粗衣(スーフ)を身にまとって禁欲と苦行の中に生きていたスーフィーから来た言葉であると考えられている。その思想は、自我の意識を脱却して神と一体となることを説き、形式的なイスラーム法の遵守を主張するウラマーの律法主義を批判することとなり、より感覚的で分かりやすいその教えは都市の職人層や農民にも受け容れられていった。(「世界史の窓」より)

(視聴) 「What was said」

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2016年2月10日 (水)

新キング・クリムゾンKing Crimson-その3-「Orpheumライブ・アルバム」の不満は何か

 ブートの充実度を聴くと・・・空しいフリップ・オフィシャル盤戦略

 新キング・クリムゾンのオフィシャル・ライブ・アルバム『Live at the Orpheum』は、じっと買うのを控えていた話は先日したが、それでも結局手にしてしまう哀しさと、そして結局予想通り落胆してしまったその内容について誤解があるようなので、その至る所の所以につて、少々言及する次第。
 それには、ここで紹介するようなブートではあるが、次のようなアルバム等を聴いて比較してしまうからである。(”等”と言うのは、この1年後のジャパン・ライブものも比較対象として聴いてますので、それは又次回に)

<Progressive Rock>
 KING CRIMSON 「TWO FROM THE EGG~TWO SHOWS AT THE EGG IN NEW YORK 2014
      THE ELEMENTS / TECD-140909B/140910AB / 2014
   Live at The EGG,Albany.NY Sept.9th & 10th 2014

Egg2w

 この七人編成の新キング・クリムゾンは2014年秋にはUSライブを始めたのだったが、このブート盤は来日より一年前のニュー・ヨークの9月9,10日両日のEGGのステージの模様を全てをCD4枚組で納めている。

Egglist1_2 左のリストを見ると解るように、なんと言っても所謂我々が愛した1970年代の「King Crimson」かと思わせるセット・リストで圧倒される(勿論、その他2000年の”The ConstruKction Light”も復活させているが、更におまけがちょっと余分だとは思うが、あの2011年のA King Crimson ProjeKctからも2曲)。そしてこれは1年後の2015年9月の”ジャパン・ライブ”もほぼ同様内容であった。

 これをフリップに言わせると”リニューアルを施した新曲=何時作った曲であれ、どれも新曲だ(All the music is new, whenever it was written.)”と言うことなのである。
 まぁフリップりことだから、まさに「天動説」そのもので、それぞれ演ずる者の変化と、楽器構成の違いがあるのだから、そりゃ同じではないのは解るが、一番言いたかったのは、おそらく”演ずる心が当時と全く異なっている”という事なんだろうと思う。従って曲の変化の付け方には、”進歩”と言ったら言い過ぎだろうから”編曲”と言っておくが、それがあることは事実だ。主としてメル・コリンズの活躍と、ジャコのヴォーカルの変化、そして注目を浴びた三人ドラムスでの展開であろう。

Egglist2 とくに”Larks Tongues In Aspic”はパーカッションの面白さを復活しての演奏は確かに味わいがあるし、”21st Century Schizoid Man”も、メル・コリンズのサックスが騒いで全体で重くのしかかってくる変化をし、ドラムスが快調なテンポを演じ、全体のメリハリも効いているところは面白い。
  又”The Letters”は、ジャコが結構熱唱している。”Starless”は完成度が高い。さすがに”The Court of The Crimson King”はやってませんね。一方”Red”なんかは、ドスンバタンものに変身でちょっと味が後退して頂けない。”Vroom”あたりはこのバンドに向いているかも知れない。

(参考までに、この二日間のライブ録音は、きちんとしたサウンド・ボードものではないが、特に二日目の録音はブートとしては良好も程度は高く出色です)

Newkc2 さて、ところが問題のオフィシャル盤『Live at the Orpheum』には、こんなところを盛り込まずに、たったの40分のさわりだけに終始したアルバム造りが面白くないんですね。つまり私からみれば、新キング・クリムゾンの面白さが盛り込んでいないというところが不満なんです。その辺りは当然フリップは解っているのだろうからちょっと始末に於けない。

 ・・・・と、言ったところでこのオーディエンス録音のブート盤クリムゾン・ライブの方がよっぽどクリムゾンらしいのです。ちょっとオフィシャル「Orpheum」は、さわりだけでひどすぎたという話なんですね。

 まあ、”フリップ・マジック”と言うのもあるので、この後又大枚はたけば、ほんとのところを聴かせてくれる盤を高値でリリースしてくるのかも知れないが、ちょっとね、ファンをもう少し大事にすると同時に、オフィシャルならそれらしく一枚に精魂詰め込んで世に問うて欲しいというのが偽らざる私の気持ちであったという・・・・・話であります。

 クリムゾンとなると、ブートがどうしても話題になってしまう。今回のオフィシャル・ライブ盤のような出し方だと、フリップの思惑と違って、更にブートが元気を出してしまうと言うことにならないか?。

(視聴) ”The talking drum”

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2016年2月 7日 (日)

ヨーロピアン・ジャズ・トリオEuropean Jazz Trio 「Autumn in Rome」

誰にでも勧められるとにかく優しさと美しさのピアノ・トリオ

  <Jazz>
EUROPEAN JAZZ TRIO 「Autumn in Rome ローマの秋
           Pony Canyon / JPN / MYCJ-30650 / 2015

Autumninromej
Marc van Roon  マーク・ヴァン・ローン(PIANO)
Frans van der Hoeven フランス・ホーヴァン(BASS)
Roy Dackus  ロイ・ダッカス (DRUMS)


 既にオランダで1984年に結成され、それから30年の歴史を積んだこのトリオ、ピアノが1995年に初代のカレル・ボエリーから現在のマーク・ヴゥン・ローンに変わって既に20年と言うことですね。
 多くのアルバムを残してきているが、ここに来て 昨年末にPony Canyon から3年ぶりにニュー・アルバムの登場だ。

(収録曲)
01 Don't Stand So Close to Me    (Police)
02 In Between the Heartaches  (Burt Bacharach/Hal David)
03 Nice Dream   (Radiohead)
04 Pavane de la Belle au bois dormant (Maurice Ravel)
眠れる森の美女のパヴァーヌ   
05 Favela  (Jobim)
06 Answer Me My Love (Nat King Cole)
07 Girltalk  (Neal Hefti)
08 Stazione Termini Suite (Alessandro Cicognini)終着駅組曲 (映画「終着駅」より)
09 Loss of Love  (Henri Mancini)愛のテーマ( 映画「ひまわり」より)
10 How Deep is Your Love  (Bee Gees) 愛はきらめきの中に
11 Can't Buy Me Love (Beatles)
12 Brothers (Ennio Morricone) (映画「ミッション」より)
13 Waters of March  (Jobim)三月の雨
108Send One Your Love (Stevie Wonder) 

Ejt1b
Jenniferj1 今回のこのアルバム・タイトル「Autumn in Rome」は、M08の”Stazione Termini Suite終着駅組曲”だ。これぞあの映画「終着駅」(1953年)のテーマ曲”Autumn in Rome ローマの秋”なんですね(←)。もともと昔は映画を観るとしたら、西部劇と時代劇が主だった私であったが、どうしたことか観たのがこの米・イタリア合作映画です。ヴィットリオ・デ・シーカ監督、ジュニファー・ジョンズ、モンゴメリー・クリフト主演。これは結構感動ものの哀愁の映画だった。いやー、懐かしいです。
 まあそれはそれとして、その他同監督のソフィア・ローレン主演のこれも哀愁の映画「ひまわり」(1970年)からも”愛のテーマ”だ。これも印象深いイタリア・フランス・ソ連との合作映画でした。

 とにかく、スタンダードにクラシック、ロック、ポップス、ボサノヴァ、映画音楽と多彩な曲群を取り上げている。具体的には、ポリス、レディオヘッド、ラヴェル、アントニオ・カルロス・ジョビン、マンシーニ、スティーヴィー・ワンダー、ビートルズ、ビージーズというポピュラーな多彩なアーティストの登場で、それが優しさと美しさを持って、おしゃれなピアノ・トリオ・ジャズにして聴かせてくれるのだ。まさに万人向きそのもの。演奏も非常に丁寧に美的感覚を持って流してくれてます。まあピアノ・トリオ好きには文句はないところです。ただしちょっとスリリングなところとか、インプロヴィゼイションの醍醐味とか、スウィング・ジャズの楽しさとかを求める作風ではありません。ただただ心地よさを求めてください。

 なにせ「秋」という淋しさが増してくるシーズンから登場させて、春までの間、聴く者を虜にしてしまうヨーロピアン・ジャズ・トリオには降参ですね。いやはやこの冬期には結構聴かせて頂いてます。

(参考視聴)  Europian Jazz Trio "Clair de Lune (Debussy)"

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2016年2月 3日 (水)

新キング・クリムゾンKing Crimsonの復活の謎~ロバート・フリップの逆襲?

2011年のロバート・フリップ引退は何だったのか?
  ・・・・・・・・そして逆襲が始まった。

 2014年「新キング・クリムゾン」誕生し、2015年ニュー・アルバム『Live At The Orpheum』リリース。
(参考)http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/king-crimson.html
 
 こうなれば・・・・・・・1980年から、これまでの流れを分析せざるを得ない。

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 あの1970年代の『レッドRed』(1974)で終焉を迎えたキング・クリムゾンであったが、その後の歴史は「再結成」、「メンバー・チェンジ」、「解散」そして「プロジェクト」、「セッション」と、めまぐるしい変化の中で流れてきた・・・・・・・・・

<(Pogressive Rock)新キング・クリムゾン誕生までの流れ>

 1980年代再々結成(第4期)~ディシプリンの流れから

71jjms8jvql__sl1067b 再々結成その中身はロバート・フリップの一種独特の音楽精神と言って良いのか、喝采を浴びた過去を否定とまではゆかなくとも、それを欲しがるファンの前で、それを見せずに新たな音楽開拓のつまり”過去に生きるので無く、現実から未来に求める姿”を強調して、それを演じてきた(シンフォニック、ドラマティックな曲作りのウェットンは否定された)。
 そしてその流れの中には”70年代の郷愁のファン”をあざ笑うが如く、ビル・ブラッフォード、エイドリアン・ブリューを中心にバンド「ディシプリン」結成。その流れが結局はキング・クリムゾン再々結成となり、アルバム『Discipline』(1981)からスタートして、スリリングなリズム・アプローチを展開し、メロトロンの哀愁・郷愁的サウンドから敢えて脱皮して、ダブル・ギター、スティックの絡みからなるインダストリアル・テクノ的響きで乾いたメタリック音を展開した。これをお呼びのかからなかったウェットンは、ブリューのいるキング・クリムゾンを頭から否定した。そんな流れであったが、この集合体も結局は解散の憂き目となる。
 1993年の「シルビアン&フリップ」プロジェクトは、内省的であるがハイセンスなライブを展開した。

 再々々結成(タブル・トリオ第5期(1994~1996)へ) 

Thrakb 1993年、フリップはDGM(ディシプリン・グローバル・モービル)結成し、クリムゾンの再編を企てる。そして94年、ギター、ベース、ドラムスが二人づつのダブル・トリオと言われた構成でキング・クリムゾン再々々結成となり、六人メンバーを操って、更にテクノ・サウンドを推し進めながらも、ブリューのメロウなアプローチを織り交ぜて『VROOM』『THRAK』(1995)を発表した。
 とにかくフリップ流のバンドは演奏の度に、その緊迫度を上げてメンバーも行き着くところに行って終焉を迎えざるを得ないこととなる。

 混沌からヌーヴォ・メタル誕生(プロジェクト期(1997~1999)~第6期(1999~2003)へ)

71rsnisvl__sl1114b その後ダブル・トリオの難しさから、所謂プロジェクト・シリーズの展開、メンバーの交流に混沌とした編成が行われた。そしてブラッフォード、レヴィンの脱退となる。そして作られたアルバム『The ConnstruKction Of Light』(2000)では、フリップ、ブリュー、ガン、マステロットの四人によるメロディヤスな部分は完全に姿を消して重い複雑な曲構成と重圧感を展開して見せた。その後アルバム『The Power To Believe』(2003)と流れてきたが、ここでもシリアスにして重いアルバムとなった。そしてガンの脱退後、活動停止となった。

 「新キング・クリムゾン」計画頓挫(2008)

 2007年になって、フリップは新しいキング・クリムゾンの展開を企てた。それはフリップ、ブリュー、レヴィン、マステロットにギャビン・ハリソンが加わっての五人バンドとしてスタートさせたのだった。しかし2008年になって、フリップのいないブリューが中心の「キング・クリムゾン・プロジェクトKing Crimson Project」がスタートし、キング・クリムゾンは活動不可に陥り、更にブリュー中心の「ザ・クリムゾン・プロジェクトThe Crimson Progect」もスタートしてフリップの新生キング・クリムゾンは頓挫してしまった。

 フリップの回顧期(2009)

 頓挫の結果か、フリップはそれまでに観られなかった”過去に振り返る活動”に没頭するようになった(この姿はそれまでのフリップからみると、信じられない姿だ)。その結果は、スティーブン・ウィルソンとジャッコ・ジャスクスジクに、過去のクリムゾン作品のマルチ・チャンネル化というリミックス作業を依頼し 「40周年記念盤」の登場をみる結果となった。

 セッション活動(2010)~引退劇(2011)

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 ここで接点のあったジャッコ・ジャスクスジクとのレコーディング・セッション「ア・キング・クリムゾン・プロジェクトA King Crimson ProjeKct」を立ち上げ、アルバム『Scarcity of Miracles』を発表。このプロジェクトの命名はブリューらの我が儘勝手なプロジェクトに相対する意味を持って作られたと推測される。それはその後のフリップの活動で明らかになるのだが、しかし2011年にはフリップは音楽業界から不可思議な引退宣言。

 逆襲~「新キング・クリムゾン」誕生(2014)
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 フリップらしく引退宣言後3年にして再活動。
 メンバーはフリップの逆襲劇そのもので、新クリムゾン計画の頓挫の原因のエイドリアン・ブリューを除外して、あのセッション・グループ「ア・キング・クリムゾン・プロジェクト」の三人(ジャッコ・ジャスクスジク、ロバート・フリップ、メル・コリンズ)を中心に、お馴染みトニー・レビン、パット・マステロットそしてビル・リーフリン(ドラマーであり、キーボードも演ずる)、ギャビン・ハリスン(元ポーキュパイン・トゥリーのドラマー)の七人構成トリプル・ドラムスの新キング・クリムゾンの誕生になった。
 
 そして2015年ライブ・アルバム『Live At The Orpheum』リリース。
 
 さて、逆襲の新キング・クリムゾン、新スタジオ・オリジナル・アルバム誕生なるか??

(参考視聴) 新King Crimson ライブ 

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