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2016年2月16日 (火)

新キング・クリムゾンKing Crimson-その4-           「2015ジャパン・ツアー」

USツアーに無かった”Epitaph”,”The Court of the Crimson King”,”Easy Money”も登場して、懐かしの1970年代オンパレードが嬉しい

<Progressive Rock>

King Crimson 
「THE ELEMENTS OF King Crimson TOUR IN JAPAN」
2015 OSK complete
Sylph Records / SY-1296 / 2015

Osk

LIVE AT FESTIVAL HALL OSAKA DECEMBER 12nd & 13rd 2015

Robert Fripp(g.), Jakko Jakszyk(v.g.), Tony Levin(b. st. v.), Mel Collins(sax.fl.), Gavin Harrison(d.p.), Pat Mastelotto(d.p.), Bill Rieflin(d.p.)

 さて、今年2016年になっても続いているあしかけ三年目になる”新キング・クリムゾンのツアー”であるが、昨年末の「THE ELEMENTS OF King Crimson TOUR IN JAPAN」からのブートで良好盤の紹介だ。それがこの大阪での12月の二日間の収録もの。

Japan_tour
 もう何回か書いているが、新クリムゾンを究めるには、ライブ収録オフィシャル盤『Live at Orpheum』があまりにも欲求不満盤であったこと、又The Elements Tour Box 2015』でも納得出来ない。そんなところブートによって堪能しようというわけなのだが。
 さて、このツアーの当初はUSから始まったわけだが、なんと言ってもまだ十分なるこの七人体制が熟していなかったためか、「THE ELEMENTS」と言っても’70年代の曲の取り上げも実のところ若干片手落ちだった。しかし1年後の日本ではそのあたりは克服されて以下に見るように充実度満点である。

Osklist

 特に”Epitaph”,”The Court of the Crimson King”,”Easy Money”などの登場で、”Larks' Toungues in Aspic”,”The Letters”,”Starless”,”The Talking Drum”,”21st Century Schizoid Man”などと共に、そのクリムゾンとしての「THE ELEMENTS」と銘打つ体制は整った。
 そして全編を通して聴いてみると、今回の七人構成では、ヴォーカルのジャクスジクのウェイトも大きく、リーフリンの芸達者も重要だったが、やっぱりメル・コリンズの加入が大きな効果を上げていることが解る。何年もの流れの中でその都度ポイントの配置はさすがフリップは上手である。又コリンズは日本国家の「君が代」の旋律を流すなどサービス精神も十分。

Newkc5 しかも”日本ライブ”はさすが日本だけあって収録技術も良く、このブート盤の音のクリアさは抜群で、ややメタリックな音の感もあるが、それぞれのパートの音がしっかりと聴き取れる。その点はオフィシャル盤にもひけを取らない。

 いやはや、昔クリムゾンのブートを大枚はたいて手に入れた頃が懐かしいが、ここまで近年は音が良好だと昔が恨めしく思うところである。

 後はやはり何台かのカメラで捕らえたオフィシャル並の映像と良好サウンドのDVDが欲しいところだが・・・・、目下そのようなハイレベルものはまだ手に入っていない。いずれはその出現もあろうというところで、この新クリムゾンを楽しんでいる訳である。

(参考)The Team In Tokyo

 

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コメント

こんにちは(^o^)
キングクリムゾンとは関係の無いコメントですが、先日のエヴァやっと届きました(^^;;本当は先月末か今月初めに来る予定だったのですが 何や彼やで今朝10時過ぎにポストに入っておりまして
、取り敢えずPCでDVDから見ています(≧∇≦)
イャ〜良いですねー(≧∇≦)
音も思いの外良かったし(^o^) CDは夜になってからグラスを片手にゆっくりと聴こうと思って居ります(≧∇≦)
この度はいろいろありがとうございましたm(_ _)m

投稿: タビタビ | 2016年2月17日 (水) 14時01分

タビタビさん こんにちわ。
 エヴァはやっぱり永遠ですね。
 そして特にこの「The Blues Alley jazz club」が、残された録音モノの中でも最高だと思いますので、この完全版は貴重盤ですね。

 ところで余談ですが、クリムゾンはどうですか(笑い)?。

投稿: 風呂井戸 | 2016年2月17日 (水) 17時22分

風呂井戸様、こんにちは!
本CDの入手方法ですがやはり大阪の路面店なのでしょうか?通販ググってるんですがsylpy盤なかなかヒットしません…(涙

投稿: shige | 2016年3月19日 (土) 12時09分

shigeさん、コメントにてのお尋ね、ご回答いたします。
 このKing Krimson盤は、Sylph Recordsです。これはBootleg labelのものですね。それも特に限定販売ものでしたので、現在は不明です。
 Sylpyでなく、Sylphです。Sylph Recordsでネットであたってみては如何でしょうか?。

投稿: 風呂井戸 | 2016年3月19日 (土) 15時10分

こんにちは、宜しくお願いします。
このオオサカ・コンプリート、なんとかして手に入れたいですね。なぜ限定だったのか? サンポート高松公演はリリースされるかどうか?

投稿: Log | 2016年3月28日 (月) 06時40分

Logさん、確かにこのブートは価値ありですので、何とか手に入れられるとよいですね。
 ブートはそれぞれいろいろと事情をかいくぐっての発売もありますので、ものによってはタイミングを逸しない事も大切かも知れません。

投稿: 風呂井戸 | 2016年3月28日 (月) 17時19分

なるほど。事情ですね。東京初日と大阪初日は手に入れたんですけど。大阪はぜひ両日ほしいですね。高松、名古屋の音沙汰がないのが残念。

投稿: Log | 2016年3月28日 (月) 23時42分

本日、クリムゾン2015日本公演のブートレッグ(大阪2日間ではありませんが)が届きました。それより前にLive in Torontoを聴いていましたが、Toronto盤は全てオンマイクで収音しているので、鮮明だけど音がキツいんですよ。続けて聴くと疲れてしまう。その点、ブートはノイズも無いし、ホールの最前列で聴いているような柔らかさがあります。どうやってマイクを向けたのか、すごい技術ですね。
次は大阪コンプリートです。

投稿: Log | 2016年4月 3日 (日) 20時26分

Logさん、執念で頑張ってますね(ニッコリ)。
 2014年のステージより、2015年ものの方が進化していると思いますので、良かったと思います。
 ブートの録音法はかなり進化していますね。例えば、X-AVELレーベルの「マルチIEMマトリックス・レコーディング」などがその例でしょうか?。我々にとっては福音です。
 ところで、この一連ツアーの最良演奏、最良録音の正規版をフリップは出す気があるのでしょうかね(?)、とにかく考えていることが解りにくい難しい人ですから(笑い)。まあそんな事でなければ、あれだけのミュージックを作り上げるセンスには、お目にかかれないでしょうしネ。
 私は映像良好録音のBlu-ray盤かなんかを期待しているのですが・・・・。

投稿: 風呂井戸 | 2016年4月 4日 (月) 17時34分

こんにちは。IEMについて調べてみましたが、よく分からない所もあります。
1.クリムゾン公演はIEMで飛ばしていたらしいですが、クリムゾンのような動きのないバンドでもワイヤレス・モニターが必要なのでしょうか?
2.IEMというのはステレオで送受信しているのでしょうか?
3.IEMはミュージシャン個別に違ったバランスで送信しているのでしょうか?(あるミュージシャンにはクリックがよく聴こえるようにとか、ヴォーカルを主体にとか) そうなると送信のミキシングも複雑になりますね。
IEMを複数の人間がワッチしていたという情報もあるので、個別なのかも知れないです。

投稿: Log | 2016年4月 8日 (金) 07時35分

Logさん、こんにちわ。なかなか研究されているのですね。
 IEMというのは、多分ステージでの演奏のそれぞれのミュージシャンの音をミキシングして流しているものを聴いている訳ですので、各個人個人の音は別にそれぞれ録音出来ていると思います。それをCD
作成時にステレオ化しているのではないでしょうか。想像ですが、ミュージシャンが演奏中聴くミキシングされたものはステレオの必要は無いと思います。
 もともとステージ・モニターよりは聴きやすいので、クリムゾン・タイプのバンドでも当然使っていると思います。
 演奏メンバーがそれぞれ別のミキシングなのかは私は知識がありません。一緒のような気もしますが。
 それとよく解らないのですが。CD作成では、ヴォーカルを前面に出す為にはAud録音も効果があると言うことで、IEM+Audという形でXAVELなどは作成しているみたいですね。

投稿: 風呂井戸 | 2016年4月 8日 (金) 09時15分

有り難うございます。かなり深い世界です。IEMとaudをミックスするのは、まるでギターアンプシミュレーターとマイク録りをブレンドするみたいな。ともあれ、個別のIEM録りとaud録りで失敗は許されない訳で、「ミッション・インポッシブル」の世界ですね。

投稿: Log | 2016年4月 8日 (金) 12時07分

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