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2016年3月 7日 (月)

デヴィッド・ギルモアDavid Gilmoreのニュー・アルバム 「ENERGIES Of CHANGE」

ジャズ界のギタリスト:デヴィッド・ギルモアの四作目

Dg1 以前から気になっていたジャズ・キタリストのデヴィッド・ギルモア。とにかくあのピンク・フロイドのギタリストと名前が同じですからね。でもギルモアというのは日本語では同じだが、少々スペルは異なる(Gilmourと Gilmore)。
 このDavid Gilmore に関しては、彼のキャリアも結構長いんですが、1990年代からといっていいでしょうね。これといって深く興味を持つことも無く、彼のアルバムを聴いてみることもしてこなかった。 YouTubeで時に聴いてみていても、若干魅力を感じつつも、私の興味がそこに行く事も無くて、どこからとっついて行けば良いのかどうもよく解らないまま、何時かはと満を持していたのである。さてそれが丁度ここに来てニュー・アルバムと言うことで、さっそくアプローチしてみたんです。

<Jazz>
      David Gilmore「ENERGIES Of CHANGE」
      AGATE / JPN / AGIP-3570 / 2016

Energiesoch
All songs by David Gilmore except Over Shadow Hill Way (WaMyne Shorter) and Revelations (Kenny Kirkland )

Produced by David Gilmore

 デヴィッド・ギルモア (David Gilmore) - guitars
マーカス・ストリックランド (Marcus Strickland) - sop/alto/tenor saxes, bass clarinet
ルイス・ペルドモ (Luis Perdomo) - piano
ベン・ウィリアムス (Ben Williams) - bass
アントニオ・サンチェス (Antonio Sanchez) - drums
コフォ・ワンダ Kofo “The Wonderman" Wanda - Talking drum (on Dance of Duality)

 まずこのようなコンテンポラリー系のジャズ・ギターには、私自身はあまり馴染んで来なかったので、近年はパット・メセニーにその入り口をまかせて、その程度で経験させてもらっているところだ。
 このデヴィッド・ギルモアは、彼の参加したアルバムというのは莫大な量となっているが、彼自身のリーダー作は、なんと過去に三作のみ(末尾参照)であり、そんなことも馴染みが少なかった原因の一つかも知れない。しかしそんな寡作のため、ファンにとっては待ちに待った作品と言うが・・・・・・。

(Tracklist)
01: Energies Of Change
02: Rajas Guna
03: Dance of Duality
04: The Seeker
05: Sacred Pause
06: Over Shadow Hill Way
07: Awakening
08: Revelations
09: Trick of I

 この収録9曲中7曲はギルモアの曲という内容で、彼の意気込みが感じられるところ。さてその曲を聴いてみると、オープニングM1”Energies Of Change”は、なかなか感じの良いギターの静かな演奏からスタートするが、突如相性が良いというMarcus Stricklandの sop/alto/ saxesが入ってくる。そしてそれが、その後主役の如く響き渡るのだがこれは私はどうもダメなんですね。中盤のピアノとギターの交互の演ずる世界は良いのだが・・・。
 M2” Rajas Guna”これもここまで変拍子のファンクは、ちょっと気になる演奏だが、ギルモアのギター・テクニックのレベルの高さは十分感じられる。しかしなかなか私にはとりつく暇も無い世界。

Catsoutsidebunkerstudio5
 M3”Dance of Duality”ラテン調のパーカッションとベースの交錯が面白く魅力ある曲。ピアノの展開とギターのソロは見事。
 どうもこうして通して聴いてみて、こうしたビートの効いたコンテンポラリーな世界も面白いと思うのだが、このアルバムに関して言えば、あくまでも私の好みとしてこれだけsop/alto  saxesが入ってくると面白くないんですね。これが良いという人も多分いるのいるのでしょうけれどねぇ~~?。
 独断と偏見的に一口で言えば、うるさい高音系のサックスとのアンサンブルの醍醐味にとらわれずに。ギルモアのギターとむしろピアノとの流れを聴きたっかったというところです。そんな意味ではM5”Sacred Pause”に聴くそんなところの中盤の世界は魅力があった。

 まあ結論的にはこのアルバムは、私の好みの世界ではなかったと言っておく。多分叱られそうだがsop/alto/tenor saxesが無かったら・・・・案外気に入っていたかも知れない。と、言うのもYouTubeでみるベースとドラムスとのトリオものなんかは良いですからね。そんなところで後はファンの人にお任せだ。

(過去のDavid Gilmoreのアルバム)
1.Ritualism   2000
2.Unified Presence  2006
3.Numerology-Live at Jazz Standard   2012
1964年マサチューセッツ州ケンブリッジ出身。15歳からギターのレッスンを受ける。ニューヨーク大学でジャズを学ぶ。1987年よりプロデビュー。

(参考視聴)
 今回紹介のこの4thアルバムは私にとっては否定的であったが、この「YouTube」に観る”David Gilmore & Art Of Ascension -Live at Jazzfest SARAJEVO”なんかはなかなか魅力的です。

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コメント

こんにちは。

自分の場合’80年代後半から’90年代にかけてM-BASE一派にどっぷりハマっていて、彼の演奏も聴く機会がおおかったので、むしろ洗脳された、という感じかもしれませんが、彼の音楽が好きです。やっぱりサウンドがサウンドなので、好き嫌いが分かれるのかもしれませんね。意見はいろいろあった方が、買う人の参考にもなるし、いいんじゃないかと思います。

TBさせていただきます。

投稿: 910 | 2016年3月11日 (金) 15時23分

 910さん、わさわざこちらまでどうも有り難うございます。TBもどうもです。
 私のようなユーロ系叙情派ピアノ・トリオ好きにしては難解でした。しかしこのコンテンポラリー変拍子系方面も決して嫌いでは無いのですが、そしてアンサンブルの妙も頂けないとは言うわけではないので、彼のギターの味をもう少し堪能できる編成が良かったかなぁ~~と言うところです。彼は寡作の分だけ、このアルバム作りは、豪華にしすぎたんでは無いでしょうか?。

投稿: 風呂井戸 | 2016年3月11日 (金) 22時28分

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