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2016年4月 5日 (火)

ダイアナ・クラールDiana Krall2016東京ライブ3日間完全盤登場 「The Wallflower World Tour Tokyo 3 Days Complete」

これぞ完璧!ダイアナ・クラール2016東京ライブ3日間完全盤
    ~ CD6枚+映像DVD1枚 ~

 ダイアナ・クラールの今年の「The Wallflower World tour」の彼女の”有り難うございます”の発声から始まる東京3日間のなんと収録58曲の完全版が登場。
 そして音質も、ライブ録音としてはハイクラス。それはサウンドボードものではないが、XAVELレーベルの「マルチIEMソース+AUDソース=マトリクス・レコーディング」で文句の無いアルバムだ。そしてしかもボーナスとして3日目の2月27日東京メトロポリタン・シアターの映像版DVD付きでもある。

<Jazz>
             Diana Krall
「The Wallflower World Tour Tokyo 3 Days Complete」
XAVEL Records / JPN / XAVEL-SMS-062/063/064 /  2016

1

(Personnel)
Diana Krall (Piano, Vocals), Anthony Wilson (Guitar), Dennis Crouch (Bass),
Stuart Duncan (Fiddle), Karriem Riggins (Drums) & Patrick Warren (Keyboards)

■“Eyes Of An Angel -1st Night in Tokyo 2016-” (XAVEL-SMS-062)
Showa Women's University Hitomi Memorial Hall, Tokyo, Japan 24th February 2016
[Multiple IEM Sources + EX-Audience Source = Matrix Recording]

(Disc 1)
01. Intro
02. 'Deed I Do
03. There Ain't No Sweet Man That's Worth The Salt Of My Tears
04. Just Like a Butterfly That's Caught in the Rain
05. So Nice (Summer Samba)
06. Frim Fram Sauce
07. How Deep Is The Ocean
08. Corcovado (Quiet Nights of Quiet Stars)
09. Temptation
10. Bass & Drums Solo
11. Temptation Reprise

(Disc 2)
01. The Look Of Love
02. I Don't Know Enough About You
03. Angel Eyes
04. California Dreamin'
05. Wallflower
06. Just You, Just Me
Encore:
07. Desperado
08. After You've Gone
09. This Dream of You
10. Ophelia

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■“Call It Madness -2nd Night in Tokyo 2016-” (XAVEL-SMS-063)
Showa Women's University Hitomi Memorial Hall, Tokyo, Japan 25th February 2016
[Multiple IEM Sources + EX-Audience Source = Matrix Recording]

(Disc 1)
01. Intro
02. 'Deed I Do
03. There Ain't No Sweet Man That's Worth The Salt Of My Tears
04. Just Like a Butterfly That's Caught in the Rain
05. On the Sunny Side of the Street
06. So Nice (Summer Samba)
07. How Deep Is The Ocean
08. You Call It Madness
09. Temptation
10. Bass & Drums Solo
11. Temptation Reprise

(Disc 2)
01. The Look Of Love
02. Fly Me To The Moon
03. A Case of You
04. California Dreamin'
05. Wallflower
06. Frim Fram Sauce
07. Just You, Just Me
Encore:
08. Desperado
09. After You've Gone
10. Ophelia

■“Heart Of A Saturday Night -3rd Night in Tokyo 2016-” (XAVEL-SMS-064)
Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo, Japan 27th February 2016
[Multiple IEM Sources + EX-Audience Source = Matrix Recording]

(Disc 1)
01. Intro
02. 'Deed I Do
03. There Ain't No Sweet Man That's Worth The Salt Of My Tears
04. Just Like a Butterfly That's Caught in the Rain
05. So Nice (Summer Samba)
06. On the Sunny Side of the Street
07. How Deep Is The Ocean
08. Temptation
09. Bass & Drums Solo
10. Temptation Reprise

(Disc 2)
01. The Look Of Love
02. A Case of You
03. California Dreamin'
04. Wallflower
05. Just You, Just Me
Encore:
06. The Heart Of A Saturday Night
07. After You've Gone

08. Ophelia

Tokyo3members 今回は風邪(?)による体調不良とは言え見事なステージを観せてくれた。もともと親父声の彼女であり、ハスキー部分はやや強いとは言え、かえってリアルであって聴き応えあり、演奏面は充実していてお見事。愛嬌のあることにトム・ウェイツのカヴァーが登場するところは芸人根性満点の彼女であった。

 中身は人見記念講堂における2/24と2/25の連日公演、そして舞台を東京芸術劇場に移しておこなわれた2/27の東京最終公演。
 さすがに、各日セットリストおよび楽曲へのアプローチに変化をもたせるなど、趣向を凝らして行なわれた3日全日を聴く価値十分の6CDであった。

  演奏では、まず前半は”Just Like a Butterfly That's Caught in the Rain”が味があり、”On the Sunny Side of the Street”が快調。
 ”How Deep Is The Ocean”も聴かせますね、Anthony Wilson (Guitar),Stuart Duncan (Fiddle)が好演。 こうゆうのに私は痺れるんです。
 それに続く”Temptation”がやっぱり出色ですね。今回の編成ではStuart Duncan (Fiddle)が特徴的ですが、毎回演奏の度に変化のある”Temptation”での演奏はよい役割をしている。”Temptation Reprise”の演奏はダナミックな演奏に変わって、彼女の得意の曲だけあってやっぱり聴きどころです。
 ”The Look Of Love”もアルバム版とはかなり違ったジャズ・バラード調の仕上げで面白い。
 今回のツアーの中心曲 ”California Dreamin'”、”Wallflower”、”Desperado”は手慣れた歌声を聴かせる。三日間聴くと、東京最終の三日目が一番声が出ていなかったですね、風邪ということのようで残念ながらしょうがないでしょう。多分これは大阪まで引きづったと思います。と言うところで、二日目が彼女は一番乗っていて、内容も良かったように思うので、この日に参戦した方は果報者です(笑)。

Photo4 このアルバム、初回入荷分のみ、2/27東京芸術劇場公演をプロショットでなく、オーディエンス2台のカメラにて撮影したボーナスDVD-Rが付属していた。それでもステージの様子が分かってサービス満点。

[第1夜、2/24人見記念講堂]
 テンポ快調の「'Deed I Do」からスタートした。今回のジャパン・ツアーではこの日限定となるエラ・フィッツジェラルドの「エンジェル・アイズ」やボブ・ディランの「ディス・ドリーム・オブ・ユー」が聴ける。
 久々の日本公演で、聴衆も盛り上がりのステージ。締めくくりはザ・バンドの「オフェリア」です。全体にピアノ演奏がじっくり聴けるのもライブのよいところだ。

[第2夜、2/25人見記念講堂]
 二日目のステージ。中盤のピアノ・ソロ・パートで聴きたい曲をオーディエンスから募ったりで、ライブならではの楽しいところ。リクエスト・ナンバーのジャズ・スタンダード「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」とジョニ・ミッチェルの「ア・ケース・オブ・ユー」はこの日のみの演奏。
 ナット・キング・コールのカヴァー「ユー・コール・イット・マッドネス」もこの日のみ。

[第3夜、2/27東京芸術劇場]
 三日目は池袋の東京芸術劇場にておこなわれた東京最終公演。
 特にこの日は特にダイアナの喉は不調で、人見記念講堂における連日公演と比べるとやや短めのステージ。この日は土曜日、従ってこの日のみ演奏されたハスキー・ヴォイスを生かして(笑)のアンコール曲のトム・ウェイツのカヴァー「ザ・ハート・オブ・サタデイ・ナイト」が、皮肉にも取り敢えずは最大の聴きどころでしょうかね。

(参考視聴)

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コメント

確かライブは2月末。もうアルバム発売ですか? さすが「Xavelレーベル」といったところ。

投稿: 爵士 | 2016年4月 5日 (火) 21時33分

爵士さん こんにちわ。
 今回は私はこのライブに馳せ参ずることが出来なかったため、なんといってもXAVELレーベル頼りでした。そして最近の[Multiple IEM Sources + EX-Audience Source = Matrix Recording]ものに到達できました。素晴らしいですね、ダイアナのコンディションが良くなかったのが残念ですが、ライブのこれだけの録音技術がアップしてくると感謝感激です。
 彼女のように売れっ子ですと、大会場のライブということで若干マイナス部分も多くなりますので、録音の出来が特に大きな意味を持つことになってくると思います。

投稿: 風呂井戸 | 2016年4月 6日 (水) 09時51分

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