メロディ・ガルドーMelody Gardot のライブ映像版「Live At Olympia Paris」
待望の「"CURRENCY of Man" Tour」の映像版Blu-rayで登場!
~見よこの「メロディ・ガルドー・ジャズ・ワールド」の超越性~
<Jazz、Rock、 Soul、 Root's Music>
Melody Gardot 「Live At Olympia Paris」
Decca Records/Eagle Vision / EVB335359 / 2016
Recorded at L'Olympia Bruno Coquatrix on Oct. 26&27,2015
(Tracklist)
1.Don't Misunderstand 2.Same To You 3.
She Don t Know
4.Bad News
5.March For Mingus
6.Morning Sun
7.Les Etoiles
8.Baby I'm A Fool
9.Who Will Comfort Me
10.Preacherman
11.It Gonna Come
ようやく登場しました!。私に言わせれば2015年ジャズ・アルバム大賞候補の最右翼のメロディ・ガルドーの「CURRENCY of MAN」、そのリリース後の彼女のツアーの映像モノ。これがジャズでなきゃ何なんでしょう?。これがロックでなければ何なんでしょう?(フュージョン?、ソウル?)、はっきり言えば「Root's Musicの発展型」・・・こうゆうのに評論家は弱いんですね。・・・ある「ジャズ雑誌」の2015年総括には名前も出てきません。
つまり評論家に言わせると”ジャズという昔ながらの型”にはまっていなければジャズとしての評価が出来ないということなんでしょう。時代の動きと共に変化があってジャズなんですよ(例えば今時の”Jazzy not Jazz”って何なんでしょう?)。だから評論家というのは・・・ちょっとね(?)。後になって言い訳はして欲しくないですね。
ところでこれって新しいの?、そうじゃないでしょう。その道の解ったようなことを言っている人が、評価が出来ないだけのものですよ。(わっはっは、これは私のような素人が言うのだけのものですけどね)
しかしこのライブは凄いですね。アルバムよりは何歩も発展している。メロディ・ガルドーの凄いところはアルバムに停滞していないところです。
これを観ずに、講釈は垂れて欲しくない。彼女の音楽というモノの極みを知って欲しい。いっや~~、私は感動しました。
(Tour Members)
ギター、ピアノ、ヴォーカルの彼女を支えるのは、ギター、ベース、ドラムス、アルト・サックス、テナー・サックス、トランペット、キー・ボードの7人(↓)。
収録Listを見て解るように、殆どアルバム「CURRENCY of MAN」からの曲です。
ところが” Who Will Comfort Me ”も登場するが、この編曲の極みは凄い。もともと過去のライブでも、その都度新しい編曲とアドリブを施して来たが、又々更にここでは更に一歩前進。これがメロディ・ガルドーなんですね。 彼女は、ヴォーカルといっても、ギター、ピアノを演ずるわけで、このライブでも重要な役回りをしている。
又、かっての交通事故による障害によって、杖なしでの歩行は困難であったが、昨年ようやく歩行は可能になり、このステージでもかなりのアクションも見せて、かっての彼女のステージとは大きく変わっているところも見所だ。
究極は、彼女のミュージシャンとしてのブルージーな味付けの編曲によるジャズ、フォーク、フュージョン、ロックを超越した「メロディ・ガルドー・ワールド」なんですね。これを評価せずに、ジャズは語れないと(いや、語って欲しくないと)私は断言するのである。
(参照)http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/melody-gardot-c.html
(視聴) Live at Olympia Paris 2015
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