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2016年5月20日 (金)

ニッキ・パロットNicki Parott のベースでピアノ・トリオ・アルバム「STRICTLY CONFIDENTIAL」

スマートな洒落た世界は一級品

    <Jazz>
 Rossano Sportiello, Nicki Parott, Eddie Mrtz
       「STRICTLY CONFIDENTIAL」
         ARBORS RECORDS / USA / ARCD19449 / 2016

Strictlyconfidential_2

Rossano Sportiello(piano)
Nicki Parrott(bass,vocal)
Eddie Metz(drums)

Recorded on Oct. 5 and 6,2015 at Avatar Studios, N.Y.

(Tracklist)
1. Strictly Confidential
2. Sunset And The Mockingbird
3. John Hardy's Wife
4. What A Difference A Day Made *
5. Hallelujah, I Love Him So *
6. Misty
7. A Brush With Bunji
8. She
9. Shoe Shine Boy
10. What Are You Doing The Rest Of Your Life *
11. Pure Imagination
12. Sunny Morning
13. Close To You *
14. Shiny Stockings
15. How Beautiful Is Night
       
(*印4曲 Nicki のヴォーカルが入る)

  Venus Recordsからニッキ・パロットのヴォーカル・アルバムが立て続けに出てますが、これはそれとは違ってARBORS RECORDSからの彼女のアルバム。
 このレーベルからは、既に彼女のベース・プレイをフューチャーしたアルバム「Live At The Jazz Corner」(2012)や「It's A Good Day」 (2013)のピアノ・トリオものを楽しんで来た。
 これらはロッサノ・スポルティエッロ(Piano)、ニッキ・パロット(Bass,Vocal)、エディ・メッツ(Drums)のスウィング・ジャズを演ずるトリオによるもので、今回取りあげたのは、このメンバーによるニュー・アルバムである。

Trio1w
 そしてこのレーベルからは、その他過去にニッキ・パロット(B, V)とロッサノ・スポルティエッロ(P)のデュオ盤として「Peaple Will Say We're in Love」(2007)、「Do It Again」(2009)の2アルバム、又更にBecky Kilgre & Nicki ParrottTwo Songbirds of a Feather」2015)というダブル女性ヴォーカルのアルバムもあった。
 これらはベーシストとしてのニッキ・パロットが楽しめるところと、懐かしのスウィング・ジャズを肩の凝らないパターンで楽しませてくれるのだ。

1001810_10 さて、今回のニュー・アルバムだが、冒頭からアルバム・タイトルのM1.” Strictly Confidential ”が、軽快なタッチの肩の凝らないスウィング・トリオ・ジャズが展開。特にロッサノ・スポルティエッロの転がるようなピアノ・タッチが快感。
 M2.”Sunset And The Mockingbird” スローな展開であるが、ピアノは流れるような展開で、ちょっと懐かしき時代を思い起こさせる。
 M3.”John Hardy's Wife” は、ブラッシングによるリズムに、やはり軽快にピアノとベースが交互に展開して楽しい。
 そして突如M4.”What A Difference A Day Made ”には、ニッキ・パロットの優しいヴォーカルが登場して気分一新。
  その流れに、私の好きなM6. ”Misty ”が登場すると、もうたまりませんね。良い気分です。
 M7. ”A Brush With Bunji ”は、歌うベースという感じでニッキのプレイを楽しめる。
 又M10. ”What Are You Doing The Rest Of Your Life”は、情感たっぷりのニッキのヴォーカルが迫ってくる。

 まあこんな感じのエレガントと言うに相応しいスマートにして軽快、時にしっとりした気分を持たせる演奏に、聴く者に心地よさを感じさせるご機嫌なアルバムなんですね。
 アルバムを通して、ニッキ・パロットの全編ヴォーカルというのでないところが、又逆に彼女の嫌みの無いヴォーカルを引き立てる結果となり、これは成功の一枚とと言って良いだろう。とにかく重くないところが気が休まるし、美しく洒落た世界に引き込まれるアルバムだ。

(視聴)

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