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2016年6月29日 (水)

又々ニッキ・パロットNicki Parrottのニユー・アルバム 「Yesterday Once More 」

カーペンターズをJazzyに・・・・・・・

 Venus Recordsは、とにかくニッキ・パロットはがんがん出しますね。今や看板ミュージシャンって感じですな。今度はあのカレンKaren Carpenterのカーペンターズのトリビュートです。(これは我が友人お勧めのこの初夏美女狩り第一号)
 パロットに言わせると”私はいつもカーペンターズの音楽が好きだったし、カレンの歌声を愛している。彼らの曲の数々は時代を超えていると思う。だから私も歌ってゆきたいの・・・・・・”と言うことらしい。

<Jazzy not Jazz>
Nicki Parrott 「Yesterday Once More - The Carpenters Song Book
VENUS RECORDS / JPN / VHCD-1204 / 2016

Cap
ニッキ・パロット Nicki Parrott (vocals & bass)
ジョン・ディ・マルティーノ John Di Martino (piano)
ケン・ペプロフスキー Ken Peplowski (tenor sax, clarinet)
フランク・ヴィニョラ Frank Vignola (guitar)
アルビン・アトキンソン Alvin Atkinson (drums)

Produced by Tetsuo Hara & Co-Produced by Ken Peplowski
Recorded at Trading 8's Studio in New York on February 23,24 & 25,2016.
Engineered by Isaiah Abolin
Mixed and Mastered by Tetsuo Hara
Venus Hyper Magnum Sound Direct Mix Stereo
Artist Photos by Brian Wittman

 (Tracklist)
1.雨の日と月曜日は Rainy Days And Mondays (R.Nichols, P.Williams)
2.恋よさようなら I'll Never Fall In Love Again (B.Bacharach, H.David)
3.見つめあう恋 There's A Kind Of Hush (L.Reed, G.Stephens)
4.愛のプレリュード We've Only Just Begun (R.Nichols, P.Williams)
5.プリーズ・ミスター・ポストマン Please Mr Postman (Holland, Garrett, Gorman, Dobbins, Bateman)
6.愛は夢の中に I Won't Last A Day Without You (R.Nichols, P.Williams)
7.シング Sing (J.Raposo)
8.ふたりの誓い For All We Know (F.Karlin, R.Royer, J.Griffin)
9.涙の乗車券 Ticket To Ride (J.Lennon, P.McCartney)
10.トップ・オブ・ザ・ワールド Top Of The World (R.Carpenters, J.Bettis)
11.It's Going To Take Some Time (C.King, T.Stern)
12.レインボー・コネクションThe Rainbow Connection (P.Williams, K.Ascher)
13.イエスタディ・ワンス・モア Yesterday Once More (R.Carpenters, J.Bettis)
14.遥かなる影 Close To You (B.Bacharach, H.David)

Np7 やはりニッキ・パロットもVenus Recordsアルバムとなると、先般紹介したJazz路線のARBORS RECORDS盤「STRICTLY CONFIDENTIAL」)と異なって、一般向けのJazzy not Jazz路線ですね。まあそんなところで、彼女のヴォーカルを楽しむにはそれはそれで良いと言うことにしましょう。

 ところでVenus盤の方の前アルバムは、「Sentimental Journey 」 で、古き良き時代のドリス・デイが対象でしたが、今アルバムは、なんとあのカーペンターズですから、彼女にとっても手強い相手です。特に全世界に愛されたカレンの歌声は誰の頭にもこびり付いているわけで、そしてそのイメージに対抗しての説得力のある歌い込みが出来るかどうか?、そんなところはなかなか一筋縄にはゆきません。ちょっと相手が悪かったのでは無いだろうか?。案の定、やはりカレンの清楚にしてしっとりとした世界にはとても及ばなかった。
 それでも思いの外、パロットも善戦、それは単なる二番煎じ路線で無く、彼女の特徴である嫌みの無いさらっとしたJazzyな世界に連れ込んだというところが一つの作戦で、取り敢えず今回も成功したと言って良いでしょうな。しかし残念ながら「Sentimental Journey 」には一歩及んでいませんね。

 更に前作のARBORS RECORDS盤の「STRICTLY CONFIDENTIAL」のようなジャズ・アルバムを期待すると張り合いが無くなるので、先ずはそれを忘れて彼女のヴォーカル・アルバムとして聴いていくことですね。しかしVenus Recordsは完全にこういった線に彼女を位置づけてしまってますね。
 
(参考視聴) このアルバム関係は見当たりませんので・・・

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コメント

こんばんは、お邪魔いたします。
カーペンターズは私の青春そのものであります。
聞いてみたいですね。

投稿: jamken | 2016年6月30日 (木) 20時42分

jamkenさん、今晩わ。
 そうですね、カーペンターズには皆記念的何かは持っているんでしょうね。今でも十分感動して聴けます。いっや~、それにニッキ・パロットが迫ったんですから・・・ちょっと無謀?。でも是非聴いてみてください。それなりに熟してます。
 そうそうRumerの方が迫るには適任かも。

投稿: 風呂井戸(photofloyd) | 2016年6月30日 (木) 21時06分

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