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2016年7月13日 (水)

<美女狩りシリーズ>オーディオ・マニアを凌駕するリン・スタンレーLyn Stanley

オーディオ・マニアが愛する?女性ヴォーカル3枚
「Lost in ROMANCE」、「POTIONS」、「Interludes」

Lynstanley62 いっや~~、これは事件でした。ジャズ愛好家には結構オーディオ・マニアがいる。そして彼らはジャズ・ミュージックを聴いているのだか?、サウンドを聴いているのだか?、よくどっちか解らない事がある。まあ私はその気持ちが実はよく解るんですが、とにかくよい音でよい音楽をというのはやっぱり人間の欲求だろうから・・・。
 そんな中で登場したのがこのリン・スタンレーLyn Stanley(←)だ。なんとSACDは勿論、LPそれも45回転盤とくるから、マニアが喜ぶ仕立てである。それと同時に、ほんとにオーディオ関係で講釈を言っていた昔が懐かしくなりながらも・・・・このデジタル時代によくもまぁ懲りずに・・・・と、思うのである。

 もちろん私はこれほどのモノには発掘力は無くて、オーディオ・マニアの友人から仕入れたアルバムが”狂”ではなくて”今日”のお話。

 まあ”美女狩り”と言っても、このポートレイトが今日話題の彼女。しかしこれは相当手の入った写真。年齢は問わずにいたほうが良さそうだ。

 アルバムは一挙に以下の3枚。2013年、2014年、2015年リリース。

Lost_in_rom<Jazz>

(1stアルバム)
Lyn Stanley
「LOST IN ROMANCE」
A.T.MUSIC / US / ATMSA3101 / 2015

From_the_50s_pot<Jazz>

(2ndアルバム)
Lyn Stanley
「FROM THE 50'S POTIONS」

A.T.MUSIC / US / ATMSA3103 / 2015

               
                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      <Jazz>
             (3rdアルバム)
      Lyn Stanley 「Interludes」
       A.T.MUSIC / US / ATMSA3104 / 2015

Interludes

(Tracklist)
1.How Long Has This Been Going On?
2.Just One of Those Things
3.Black Velvet
4.More Than You Know
5.Boulevard of Broken Dreams
6.Whole Lotta Love
7.Last Tango In Paris
8.Don’t Explain
9.Nice’n Easy
10.The Island
11.It’s Crazy
12.In A Sentimental Mood
13.I Was A Little Too Lonely
14.I’m A Fool To Want You

Lynunderstars_websmall どうですか、如何にもクラシック・ジャズ・ジャケに仕上げていますね。この辺りから狙いは解りますね。唄うリン・スタンレーは、まさに大人のフィメール・ジャズ・ヴォーカリストですね。そして過去の誰でも知ってるポピュラーなスタンダード・ナンバーを歌い上げる。その声の質は簡単に言うと宝塚の男役そのものですね。低音にヴォリューム感があって高音部は伸びますが、澄んで清楚というタイプではなく、ちょっとマイルドに若干故意に作り上げているパターン。

 彼女はワシントン州タマコ生まれ、年齢不詳。デューク・エリントン、ジュディー・ガーランドを敬愛しているといことからも推して知るべしというところ。
 ミシガン州立大学博士課程でマスメディアを学び米国有名企業で働き、宣伝広告、マーケティングなどの指導をしてきたという。社交ダンサーも交通事故を克服してナショナルチャンピオンとなっているらしい。

 2010年にピアニストの大御所ポール・スミスと出逢い、ヴォーカリストとしての訓練の後、’13年1stアルバム「LOST IN ROMANCE」リリースに至る。好評の為’14年には、2ndアルバム「FROM THE 50'S POSTIONS」をリリースして、1950年代を意識してのジャズ・ヴォーカルを展開し、これはその50年代と同じにアナログ・テープを用いて録音。ハイレゾダウンロードDSD音源、SA-CD、45回転LP、2トラ38㎝オープン・テープなどのオーディオを十分に意識し、自己レーベルでのリリースで、ハイエンドオーディオ愛好家に支持されるに至った。
 これまでの2枚とこの3rdアルバムのバックの演奏は特に際立った特徴は無い。まあ素直な演奏というか、現代的ジャズというアプローチでなく、ヴォーカルものの伴奏というところか。やはり録音は非常に素直で癖が無く音域が広い。それぞれの楽器の特徴が究めて繊細に録音されていて好感が持てる。ここがオーディオ・マニアに捉えられるところだろう。

 こうしてオーディオをかなり意識してのアルバムの出現というのは、デジタル時代にアナログの良さを原点回帰している今日、タイムリーな攻めなのであろうと思うのである。

(視聴)

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