ピンク・フロイドPink floyd 前代未聞のスケールで=ボックス・セット「The Early Years 1965-1972」
驚異の超レア音源・映像全7巻27枚組ボックス・セットの登場
(CDx10 + DVDx9 + Blu-rayx8 + 7インチシングルx5)
~(価格)さあ、どうする・・・・→ 8万円(実売 \62,000か?)~
<Progessive Rock>
PINK FLOYD 「EARLY YEARS 1965-1972」
しかし、途轍もない企画物がリリースされますね。まだまだピンク・フロイドは売り物になるんですね。なんとCD、DVD、Blu-rayなど27枚組セット。
「Columbia/legacy」レーベルのオフィシャル盤。今年11月の発売だが、既に話題が騒然としている。
これは1965年から1972年までのピンク・フロイドの膨大な保存記録の未発表音源・映像など詰め込んだ。なんと12時間33分の音源、15時間の映像物なのだ。しかも長編映画は「ザ・コミッティー」「モア」「ラ・ヴァレ」の3本収録と。
過去にいろいろと集めた私にとっても、おそらく初物が納められている可能性も高く、これは無視できないと・・・・言うことになってしまうのだが。
なんと言ってもこの60年代から70年始めは面白いですからね・・・。ネタは山ほどある。
■「シド・バレットの狂気」
■そしてシドが抹殺されて・・・・立て直しに「ロジャー・ウォーターズの奮戦記」ギターにギルモアを正式メンバーに登用したが、バレットとの反動が大きく反発もあって、ウォーターズは一生懸命作曲してギルモアに唄わせて(”Green Is The Colour”、”Cymbaline”など)、次第に彼ら4人のパターンを構築して行く。
■実はアルバム「モア」、「ウマグマ」、「原子心母」の頃が最も面白い時期なので、その当時の資料満載。→これからほぼ完成形の「おせっかい」に向かう。
■オフィシャルの「箱根アフロディーテ」の映像は如何(まあ、そう凄い物は出ないでしょうが)
・・・・・・と、言うところで11月までに貯金ですね(笑)。
(参考)[主たる収録内容]
■ 第一巻:1965-1967 CAMBRIDGE ST/ATION (ケンブリッジ駅)
EMI契約前のデモからアルバム未収録ヒット・シングル、関連トラックまで、シド・バレット在籍時代をカバーする第1巻。ピンク・フロイドの私蔵映像も収録される。
■ 第二巻:1968 GERMIN/ATION (germination=発芽)
シド・バレット脱退直後、ピンク・フロイドが引き続きシングルの曲作りをしながら、同時によりイ ンストゥルメンタルを重視した独自のスタイルを発展させていった時期を探求している。未収録シングル、キャピトル・レコード・スタジオ・セッション、BBCセッショカなど。
■ 第三巻:1969 DRAMATIS/ATION (dramatization=戯曲化、脚色)
1969年、ピンク・フロイドは夢想、覚醒、その他の活動からなる24時間をテーマとした「The Man」と「The Journey」の2部からなるコンセプト・ライヴ・プロダクションを発表した。本巻は「The Man」と「The Journey」のツアーに遡り、アムステルダムでのライヴ 音源やロンドンのBBCで行なわれた演奏を取り上げている。
映像マテリアルにはアンソニー・スターン監督による、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行わ れた「The Man」「The Journey」の20分に及ぶリハーサル映像。ベルギーで行われたピンク・フ ロイドのライヴ・ステージにフランク・ザッパが飛び入りで共演した「星空のドライヴ」を収録して いる。
■ 第四巻:1970 DEVI/ATION (deviation=逸脱、偏向)
1969年暮れと1970年初期、ピンク・フロイドはミケランジェロ・アントニオーニの米国社会に対す る新たな見解を描いた映画『砂丘』への提供曲の録音とミックスを行った。3曲がサウンドトラッ ク・アルバムに収録され、さらに4曲が1997年に発売された同作のエクスパンデッド・エディショ ンに収録されている。
本作に はオーケストラや合唱団との共演によるBBCでの初演時の音源が収録されるほか、『原子心 母』の4人のメンバーだけの初期スタジオ・ヴァージョンも収録されている。更にDVDにはオリジ ナルの4チャンネル・ステレオ・ミックスが収録される。
映像マテリアルにはサンフランシスコのケーブル・テレビ局KQEDで行われた、まる1時間に及ぶピンク・フロイドのライヴ映像、『原子心母』の歴史的パフォーマンスの抜粋、フランス南部で行われたサン・トロペ・フェスティヴァルをフランスのテレビ局が取材した際の映像などが含まれる。
■ 第五巻:1971 REVERBER/ATION (reverberation=残響)
アルバム『おせっかい』のアルバム片面を占める「エコー ズ」を中心に。「Nothing」から「Return Of The Son Of Nothing」まで 展開していく「エコーズ」プロジェクトの制作過程でのオリジナル・デモ音源の一部や、同時期の BBCセッション音源が収録される。
「エコーズ」の4チャンネルによる未発表オリジナル音源の他、ピンク・フロイドの初来日公演である1971年8月に箱根の芦ノ湖畔 でおこなわれたフェス“箱根アフロディーテ”出演時のライヴ映像「原子心母」も収録されてい る。
■ 第六巻:1972 OBFUSC/ATION (obfuscation=曖昧化)
アルパム『雲の影』を録音した。バーベット・シュ ローダー監督の映画『ラ・ヴァレ(La Vallée)』のサウンドトラックである。本巻のCDに収録されて いる『雲の影』は新たに2016年にREMIXされたもの。
本巻の映像マテリアルには映画『ライヴ・アット・ポンペイ』の演奏を新たに5.1オーディオ・ミックスに編集したものや、同時代にフランスのテレビ局で収録された映像、1972年6月にブライトン・ドームで行われた演奏、ローラン・プティのバレエ団との共演映像などが含まれる。
■ 第七巻:BONUS CONTINU/ATION (Exclusive to 'The Early Years 1965-1972' box set) (continuation=継続)
初期のBBCラジオ出演時セッション、映画『ザ・コミッティー』のオーディオ・トラック、1969年のNASAによる月面着陸生中継時のサウンドトラックとしてピンク・フロイドが提供した音源などが収録される。
長編映画『ザ・コミッティー』、『モア』、『ラ・ヴァレ』の3本収録される他、ライヴ映像やフェスティヴァルでの演奏も収録される。
■ 7インチ・シングル×5(オリジナル復刻スリーヴに収納)
・Arnold Layne C/W Candy And A Currant Bun
・See Emily Play C/W The Scarecrow
・Apples And Oranges C/W Paintbox
・It Would Be So Nice C/W Julia Dream
・Point Me At The Sky C/W Careful With That Axe, Eugene
(視聴)「The Early Years 1965-1972」
"Careful With That Axe, Eugene "
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コメント
風呂井戸さんこんにちは。
今回のものが "Early years" ということは、当然この後も出るということですよね。
ボクは後期の音楽のほうが好きなので、続きが出るのを待つとします。
The Wall の Blu-ray も出そうな感じですし。
伝説の箱根の映像はとても興味ありますが、やはり価格が。
投稿: la belle epoque | 2016年8月13日 (土) 22時04分
la belle epoqueさん、こんにちわ。
さて「後期」は?と思いますが、やっぱり出るんでしょうね。目下詳細は解っていません。
リアル・タイムに追ってきた者としては、なんといっても60年代からの情報の少ない時代のところ、そとて苦難を乗り越え上って行くところに興味がいってしまいますが、「後期」はそれはそれとしての興味はやはりあります。
「THE WALL」は四年前の”Immersion box set”で、1980年のEarls Courtものが、カラーの立派な映像ものであることが解りましたので、期待ですね。・・・わっはっは、もうこれは40年も期待しているんで、おかげでブートが山積み(大げさ)になってますが。 後は、「ANIMALSライブ」の混乱気味のステージも面白いと思うのです。
投稿: 風呂井戸(photofloyd) | 2016年8月14日 (日) 10時24分