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2016年11月26日 (土)

ピンク・フロイドPINK FLOYD ボックス・セット 「THE EARLY YEARS 1965-1972」~その4

このボックス・セットの目玉はやっぱりCD(10枚)とBlu-ray Audioである

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PINK FLOYD ボックス・セット 
「THE EARLY YEARS 1965-1972」

Columbia/Legacy  / U.S.A. / 88985361952 / 2016

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 このところこのピンク・フロイド・ボックス・セットに圧倒されていたが、やはり中でもCDとBlu-rayに納められた良質音源が感動的ですね。いろいろと映像モノは若きフロイド・メンバーが見れて実に楽しいのだが、そう新しいものの出現もやたら数多いという事でもないので、最終的には彼らの成してきた結晶であるミュージックそのものを、いろいな角度から味わえることが・・・貴重だ。
 特に今回のリミックス盤やその他ライブもの等も、サウンドが特に高音域は繊細に伸びており、低音域は落ち着いたものに作り上げており、センスの良さを感じた。それが非常に快感であった。そこで若干チェックをしたところを書いておく事にする。

4br シド・バレット時代(1965年~)からその後のウォーターズ、ギルモア、メイスン、ライトの4人体制(1968年)の新展開ピンク・フロイドまでは、既に取りあげたので・・・
(バレットとウォーターズの明るい表情が印象的→)、
 それ以降のCD盤を中心にポイントに触れてみたい。

4gilm■ ”Embryo”  ロジャー・ウォーターズの傑作曲

 1968年、これは私の好きな曲。ブートで各種何度も聴いたのが懐かしい。発表が曰く付きだったが(1983年の「WORKS」でようやく公式発表)、ギルモアもシドの影から脱して4人スタイルの役目も明解になり、彼のブルース流から泣きギターもうまく聴かせるようになる。こうしてピンク・フロイドは彼らの世界になって行くのだ。この曲はSE効果(子供の声など)も上手に入れられ、その後のウォーターズ流の原点をみる。Early Yearsの重要な曲。

■ BBC Radio Session もの ( 1967.9 、 1967.12 、1968.6、 1968.12.2 、1968.12.20、 1969.5、 1970.7、  1971.9、 計8回  ) 

  BBCはピンク・フロイドのSessionものとして重要なものを数多く残してくれた。その為、このボックス・セットで過去を知るため音源として採用されているものが多く、最も大きな役割を果たしている(数えると上記の8回の放送分が納められている)。しかも音質も良く、有り難いところである。
 リアルな音源として、ライブ録音ものと双璧をなすところだ。

4wright「More」 Album alternative Version, non  album version

 ここに映画「More」も画像改良が試みられて全編収納されているが、そのサントラ関係は、原点である「The Man & The Journey」組曲として、ライブ(アムステルダム)もので納得の音源が聴ける。更にアルバム『More』に納まらなかった曲のアウトテイクの公開もここにされていて・・・・納得。
 曲”Thema” は、映画「More」の冒頭に聴かれるもの。私はこの後の映画「The Vallee」は好きになれなかったが、この「More」は感動映画だった。その為この曲を聴くと今でも心に響いてくる。あのピンクの字で”Music : The Pink Floyd”と画面に出たときは興奮したものです。 
 その他の曲”More Blues”は、まさにブルースで、こうゆうものもなかなかの聴きモノ。”Embryo”もこのアウトテイクに入る。
 この頃の曲の作曲は、ピンク・フロイド立て直しに頑張ったロジャー・ウォーターズよるものが多く、演奏ではリック・ライトのキー・ボードの因子が非常に重要な役を果たしていた。デヴィット・ギルモアはギターよりむしろヴォーカルで魅力を発揮といった形がとられている。

4m「Atom Heart Mother」

 この曲は、多くのVersionが、これでもかこれでもかと襲ってくる。
 まあピンク・フロイドがこの曲がヒットしたことによって、分解せずにグループとして存在して行く事になった訳だから、当然と言えば当然。これがなかったら間違いなく”Echoes”はなかった。
①ブラス・オーケストラ合唱無し: Montrewux Live , Early Studio Version Band onlyなど。私はこのオーケストラ、コーラスなしの方がフロイドらしいロック・バンドの味を感じられて好きなんですね。中盤の手法は”Echoes”にも通ずるところがあって聴きどころ。いろいろと過去に於いてもブートで聴いてきたところです。
②チェロ、合唱、ブラス・アンサンブル付き: これもブートで過去にいろいろとお目見えしたが、ここにも好録音が納まっている。ブートではこのタイプの方が人気はあったが、私は①の方なんですね。

4w■ 「ZABRISKIE POINT」Soundtrack 全16曲 (第4巻)

 今回、この映画そのものは、このセットに納まっていない。当時、映画サントラに関心のあったフロイドは、曲作りに結構頑張ったが、映画に実際に採用された曲が少なかった。その為、彼らをガッカリさせたというか怒らせたというか・・・。私はしっかり映画及びLPを持っていました。
   後の”Us and Them”となる原曲”The Riot Scene”や”Careful with That Axe, Eugene”ばりの”Explosion” 、”One of These Days”となる”Take Off”など興味深い原曲が聴ける。
しかし、それ以外にも”Love Scene”と言う曲など、ピンク・フロイドとは思えない優しい曲もあって是非聴いておくべきもの。

■ 「Echoes」

   「原子心母Atom Heart Mather」の成功によって(英国アルバム・チャート1位)、このバンド・メンバーは自ずから諸々の問題があっても(実は既に解散ムードもあった)一つにならざるを得ない流れに入ることになる。
 それは各方面から次作への期待と要求が高まって、次なるアルバム製作を試みることになる。その為メンバー4人で”Nothing ~”と命名された多くの曲を生み出して(実に24曲の存在が解っている)、これが”Echoes”として組み立てられてゆくわけたが、その辺りも納得のゆくようにこのボックス・セットでは企画されている。
 このセットで、LiveそしてBBC Radio sessionものなど、非常に多くのVersionものに接することが出来る。又おまけとして”74年Wembley Live”ものまで収録されていて、これはSaxがフィーチュアーされ旋律を奏でるという異色タイプ。

 久しぶりにこの「Early Years」ボックス・セットの出現で、ピンク・フロイドの始動期から頂点への歩みの道に関して振り返ることが出来た。このブログの4回の私の感想アーティクルは、あまり系統的で無く、適当に聴いたり観たりしたものを取り敢えず書かせて頂いた。まだ何か落としているかもと思うところだが、まあ取り敢えずこんなところでした。

(参考視聴)
”Green is The Colour” (music & Words : R.Waters,  Vocal : D.Gilmour)

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コメント

 またコメントさせて下さい。それにしても、改めてこのボックス・セットの素晴らしさを再確認させてくれました。言葉もないですね。

 ニック・メイソンは、この企画は自分たちの活動の15%くらいしか占めていないと言っていましたが、残りの85%分のものもいずれは世に出るのでしょうね。

 自分は70年代のフロイドが一番好きなので、このボックス・セットにはまさに感動ものなのです。ただ、プライス的に問題が…
 
 廉価盤の2枚組CDが出ていますが、ちょっとそれではあまりにも物量の差があって満足できません。
 「狂気」のオルタネティヴ・ライヴ盤も公式に発売されていましたので、「原子心母」のレア・ライヴ盤も発表してほしいですね。

 クリムゾンのようにライヴ盤だけのコンピレーションを発表するとかすれば、もっと売れると思うのですが、どうでしょうか。

 というわけで、相変わらず貧乏臭いコメントで申し訳ありませんでした。

投稿: プロフェッサー・ケイ | 2016年11月27日 (日) 13時10分

プロフェッサー・ケイさんのフロイド党もよく解りました(私の嬉し笑い)。
 「原子心母」もCDでは、70年のMontreux盤、ブラス・アンサンブル、コーラス付きのBBC盤、Early Studioバージョンなどしっかり良好音質で納められていますし、映像モノでは放映版など盛り込んでいます。しかし、更に今70年のOriginal 4.0 Quad mix にお目にかかれるとは期待以上のものでした(高音質のサラウンド)。
 そうですね、廉価版の2枚組は少々空しいですね。又今回のボックス・セットの価格はちょっと取っつきにくいことは事実です。まぁいろいろと経過の中で具体的に中身に接することも何とかなるのでは?ないでしょうか。

投稿: 風呂井戸(photofloyd) | 2016年11月27日 (日) 23時05分

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