メイヴMEAV 「The Calling」
清楚さのある美しさで・・・・・こんな世界が理想郷か
(MÉAV)
<New Age music, Ireland music>
MEAV 「The Calling」
Warner Classics / JPN / WPCR17087 / 2016
Artist : Meav
Producer:Craig Leon
Enginer:Richard Woodcroft 、 Brian Masterson
まさに爽やかのケルトの風、清楚な美しさの歌声で迫ってくる知る人ぞ知る メイヴMéav Ní Mhaolchathaのアルバム。これは彼女の2013年リリースの四作目、日本では昨年2016年にお目見えしたもので、これぞ我が友人のお勧めで聴くことになったアルバム。
実は私はこうしてきちっと彼女の歌声をアルバムで聴くのはこれが初めて。なるほどその美しさは群を抜いている。
メイヴ(Méav Ní Mhaolchatha、メイヴ・ニー・ウェールカハ)
アイルランドのダブリン出身。クラシックと伝統音楽を愛するところは親からの影響とか。年少時より歌、ハーブ、ピアノを学ぶ。大学で法律を専攻したようだが、卒業後はやはり音楽関係に魅力を感じて、聖歌隊の出身者たちで構成され宗教曲を清楚な歌声で聴かせるコーラス・グループ「アヌーナ」に参加。メイヴはリード・シンガーとして活躍する。この「アヌーナ」在籍中各方面より注目を浴びた。
その後ソロ・シンガーとして活動を開始し、1999年に1stソロ・アルバム『メイヴMéav』 、2002年に『銀色の海Silver Sea』を発表。このソロ活動の傍ら、「ロード・オブ・ザ・ダンス」や、アイルランド・ナショナル・チェンバー・オーケストラにソリストとしてツア-に参加している。
2004~2007年「ケルティック・ウーマン」に参加。1stアルバム『Celtic Woman』はビルボード世界音楽チャート1位。
(Tracklist)
1. The First Time Ever I Saw Your Face
2. The Calling
3. Light Flight
4. Listen, Listen
5. The Songline To Home
6. Wayfaring Stranger
7. Sovay
8. Shenandoah
9. Once You Were My Lover
10. Glimmering Girl
11. Glasgow’s Burning
12. Black Is The Colour
アルバムのオープニングから美しい世界が・・・・ジャズという世界ではなく、もちろんロックという世界ではない、これがNew Age musicというか、アイルランド・ケルト音楽といった方がよさそうだ。ストリングスの美しい流れにギターの調べというバックに、見事な清楚にして美しい声が飛び込んでくる。もうこれはいろいろと言うところの世界でない。まあとにかくアルバム通して、ケルテック・ムードの牧歌的美しさの風景を頭に描きつつ、じっくり彼女の歌声でこの美しき世界に没入していればよい。地球上のあらゆる地がこんな美しい世界であれば何も言うことなしだとほんとに思いながら聴き入るのであった。
(視聴)
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