女優フローラ・マルティネスFlora Martinezの1stアルバム 「FLORA」
カナダ-コロンビア映画女優のヴォーカル・アルバム
<Jazz>
Flora Martinez 「FLORA」
Music Brokers Arg / Arg / MBB9331 / 2016
Prodused by José Reinoso (Arrglos, pianos, guitarras y programaciones)
またまた”美女狩りシリーズ”です。
このアルバムの女性ヴォーカルのフローラ・マルティネスFlora Martinezは、カナダのコロンビア映画女優であり又テレビでの活躍も盛ん、その上歌手でもある。カナダ人の母親とコロンビア人の父の間にモントリオールで生まれ(1977)、ボゴタとノースバンクーバーで育った。 私が知ったのは、あの若干奇怪なるアルバム『JAZZ SEXIEST LADIES』(Music Brokers/MBB7238/2017)(→)に登場していたことに他ならないが、映画は全く知らない。しかし1999年の最初の映画とおもわれる「Scopolo」は、フランス・ビアリッツ映画祭で最高女優賞に輝いたり、なかなかのものであったようだ。一般的には映画「Rosario Tijeras」(Colombian Film 2005)が有名らしい。
日本でも2000年の「Tuya siempre 抱かれる女」(→)が結構知られているようだし(ジャズが主力の音楽で良かったようだ)、スペインの監督ビセンテ・アランダの「Lolita's Club」 (2007) にも主演した。
・・・・と、映画話は、私はどれも観ていないのでこんなところだが、彼女のこの1stアルバムの話にしよう。
(Tracklist)
1 Happy
2 The Captain of Her Heart
3 Make You Feel My Love
4 The Scientist
5 Los Aretes de la Luna
6 Let's Stay Together
7 Safe and Sound
8 De Musica Ligera
9 True Colors
10 Gimme Shelter トラックリストは上の如くのボブ・ディランなどの曲(M3.)が登場している。歌は英語で歌われているが、曲によってはスペイン語(M5.)も登場する。彼女はカナダの市民で英語は勿論だが、流暢なフランス語、スペイン語を話すようだ。
これは彼女の個性的な声に、ちょっと注目しての昨年リリースされたアルバムを取り寄せてみたもの。
とにかく意外に低音が豊富で厚く広がり、高音部はやや繊細にと言った歌声だが、まずは特徴はあどけない発音をしてコケティッシュなんですね。曲のタイプはやっぱりジャズというところだが、なかなかポップに近い展開するのでジャズ・ヴォーカルの範疇と言ってもあまりジャンルを問わず広い層で聴けるというところ。それはバックの演奏がピアノ、サックスなどで、ジャズ・タイプであるが聴きやすいことによる。ゆったりとしたそんな展開をするやや異色のアルバムだが、非常に取っ付きやすいのだ。
多分、映画を観ていて彼女のファンならたまらないアルバムなんでしょうね。
こうした聴き慣れない女性ヴォーカルものをたまには聴くのも良いものである。
(視聴)
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