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2017年9月 7日 (木)

ジェフ・ベックJeff Beck 2016年ライブ映像盤2題=その1「Baloise Session 2016」

BONES とJimmy Hallとの共演~良好映像Blu-ray盤

<Rock>
JEFF BECK 「Baloise session 2016」
VIDEOSMASH / VS-299BDR / 2017


Baloisesessionw

NTSC FULL HD 16:9  Linear PCM Stereo / Dolby 5.1 Surround time approx. 76min. / 1BDR
Live at Event Halle, Basel, Switzerland on 22nd October, 2016

Jeff Beck - Guitar 
Carmen Vandenberg - Guiter
Jonathan Joseph - Drums
Rhonda Smith - Bass
Tracks 1,4,10,11,16 -  Rosie Bones on Vocal
Tracks 6,7,13,14,15 - Jimmy Hall on Vocal


 2016年ジェフ・ベックの原点回帰・スタジオ・アルバム『LOUD HAILER』(ATOCO)リリース後、BONESを引き連れてのツアーを続けていたジェフ・ベックの、歴史あるスイスのバーゼルにおける”バロイーズ・セッション”でのライブの模様が、プロ・ショットのブルーレイ映像・5.1サラウンド・サウンドで登場した。

Hollywoodbowl2016w(参考までに)
 ここに来て忙しいのは、更にジェフ・ベックがデビュー50周年の節目に行った2016年8月10日のスペシャル・ライヴを収録した映像作品が、これ又ブルー・レイ映像版で登場する。それは『LIVE AT HOLLYWOOD BOWL』(→)で、こちらはスティーヴン・タイラー(エアロスミス)、かってコンビのキーボーディストのヤン・ハマー、更にいつものお付き合いの今やブルースの主といったバディ・ガイ、ZZトップのビリー・ギボンズや女性シンガー・べス・ハートをゲストに迎え、まさにスぺシャルそのものの記念ライブ。こんな堪らない映像版も登場する(これに関しては次回とする)。

 さて、本題に戻って、2016年10月22日スイス・バーセル・イベントホールで収録されたこの公演はハイヴィジョンTV放送されたもので、最高レベル・プロショット映像・サウンドで楽しめるので嬉しい限り。

Rosiejeffw(Tracklist)
1. The Revolution will be Will Be Televised
2. Lonnie on the Move
3. Live in the Dark
4. The Ballad of the Jersey Wives
5. You Know You Know
6. Morning Dew
7. A Change Is Gonna Come
8. Big Block
9. Cause We've Ended as Lovers
10. O.I.L. (Can't Get Enough of That Sticky)
11. Scared for the Children
12. Beck's Bolero
13. Shapes of Things
14. Rollin' and Tumblin'
15. Superstition
16. Right Now


Jeff1

 い~や、何時見てもジェフ・ベックはかっこいいですね。デビュー50周年とは信じられないところだ。この今回のツアー映像はいろいろとブートでも見ましたけど、このBlu-ray版は最高です。ギターを弾く指先の細かい動作までしっかり見れます。
 今回共演したRosie Bones も例のごとくステージ・アクトは歌以上に派手で・・・・尖っているムードはロックとして楽しめる。意外にCarmen Vandenberg のギターはおとなしいが、まあジェフとのツインですから遠慮しているんでしょうね。ほんとはもう少し暴れさせてやって欲しかった。しかし近年はジェフは若い女性軍をうまく使ってますね。
 アルバム『LOUD HAILER』からの曲を、主としてRosie Bonesにステージ華やかにさせ、そうはいっても ”Big Block”、” Cause We've Ended as Lovers”、 ”Rollin' and Tumblin'”などなど、過去の注目曲をしっかり盛り込んで楽しませる。更にハーモニカ奏者でヴォーカリストのJimmy Hall (もう昔だが、ジェフ・ベックの1985年のアルバム『フラッシュFlash』でヴォーカルを演じた)には又彼のブルース調なども聴かせて一段とライブを厚くしている。もう彼も70歳に近いはずだが歌は衰えていない。今でもジェフは彼との共演を楽しんでいる。
 私は結構Rhonda Smith のJazzyな Bassが好きなんですが、それも生かして楽しいステージにしていて先ずは結構なライブであった。

(参考視聴)
”Live in the Dark”

            *                       *

  Tokyo Internatinal Forrum 2017

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コメント

 風呂井戸さま、失礼します。かつての3大ギタリストと言われた人の中で、唯一今でもロックしているのが、このジェフ・ベックですね。風貌もほとんど変わらないし、本当にこの人は不老長寿の術を知っているのかもしれません。

 個人的には、50周年のDVDを期待しています。スティーヴン・タイラーと"Train Kept A Rollin"で共演したり、プリンス追悼のためか"Purple Rain"を演奏したりと、今まで見られなかったシーンが満載ですね。風呂井戸氏の次回のジェフ・ベック編を楽しみにしています。

投稿: プロフェッサー・ケイ | 2017年9月12日 (火) 20時37分

プロフェッサー・ケイ様、こんばんわ。
 ほんとに、ジェフ・ベックには何時も納得させられています。特に今回のアルバムの”ロック原点回帰”には万歳でしたが、その後のツアーもなかなか若さがあってお見事でした。近年の女性軍の扱いもさすがベテラン、板についています。尖ったRosie Bones をここまで泳がせるんですから・・・・。そしてここまで良好な映像版が今は簡単に手に入って、良い時代です。
 おっしゃるように、「Hallywood Bawl」は期待度100%ですね。

投稿: 風呂井戸(photofloyd) | 2017年9月12日 (火) 21時42分

こんにちは、お邪魔いたします。
ベックは、そのギターのひきかたが独特。
クラプトンや、ペイジ、リッチーなどのピックの使い方が普通だと思っていたから。
でも、ベックや、最近ではデレクとか。
指で弾くのを見ると、
オーって思う。
このビデオクリップもはじめてみました。
相変わらずのフィンガー奏法ですね。
まだまだ元気ですね。

投稿: jamken | 2017年10月 1日 (日) 06時34分

jamkenさん、コメント有り難うございます。
 ベックのギター・プレイには痺れるところですね。彼のフィンガー奏法は、手の腹でトレモロを操作しつつの仕草はもう彼そのものといったところで、ライブ映像ではそれがじっくり見れるところが楽しみの一つです(笑い)。

投稿: 風呂井戸(photofloyd) | 2017年10月 1日 (日) 11時39分

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