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2017年12月30日 (土)

2017年の別れに・・・・・ブッゲ・ヴェッセルトフトBugge Wesseltoft のピアノ・ソロ「Everybody Loves Angels」

2017年 さようなら・・・・・・・

Tr3w
 (Togakushiyama, Takatumayama)

 今年もいろいろと有り難うございました。

               *          *          *          *


これはまさに『It’s Snowing On My Piano』の続編だ!

<Jazz>

Bugge Wesseltoft 「Everybody Loves Angels」

ACT / Germ / ACT 9847-2 / 2017

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Bugge Wesseltoft (piano solo)
Recorded at LofotKatedralen, Lofoten, Norway,Feb.24-26,2017

Buugepianow ブッゲ・ヴェッセルトフトのアルバム『It’s Snowing On My Piano』 (ACT 9260-2(→))から20年になるんですね。もっともあのピアノ・ソロ・アルバムを私が聴いたのは遅まきながら2年前なんですけど・・・・このアルバムはまさににその続編です。とにかくこれは誰が聴いても静謐にして美しくそして静かな世界に浸れます。安息の世界ですね。
 このアルバムの収録は、ノルウェイの北部、ロフォーテル諸島の教会で行われたとか(末尾の「視聴」参照)、そこはブッゲの祖父の生まれ育った土地で、厳寒の地であると同時に美しい自然の地であるようですね。

Wesseltoft3_byw(Tracklist)
1. Es sungen drei Engel (traditional & Bugge Wesseltoft)
2. Bridge Over Troubled Water (Paul Simon)
3. Koral (Johann Sebastian Bach & Bugge Wesseltoft)
4. Angel (Jimi Hendrix)
5. Reflecting (Bugge Wesseltoft)
6. Morning Has Broken (Cat Stevens)
7. Salme (Christoph Ernst Friedrich Weyse & Bugge Wesseltoft)
8. Blowing In The Wind (Bob Dylan)
9. Angie (Mick Jagger & Keith Richard)
10. Locked Out Of Heaven (Bruno Mars, Philip Lawrence & Ari Levine)
11. Let It Be (John Lennon & Paul McCartney)

 これは当にブッゲ・ヴェッセルトフトの究極のソロ・ピアノ・プロジェクトと言って良いです。何処かに書いてありましたが確かに「音楽の聖域」とも言って良いくらいの世界感に満ちていて虜になってしまう。

1935404_132685463353_4155409_n 取りあげた曲はトラディショナルもあるが、彼の経歴から見れば当然と言えるポール・サイモンの"明日に架ける橋"から始まって、ジョン・レノン&ポール・マッカートニーの"レット・イツ・ビー"、ボブ・ディランの"風に吹かれて"、キャット・スティーヴンス"雨にぬれた朝"、ジミ・ヘンドリックスの"エンジェル"、またブルーノ・マーズ"天国の外"といったロックやフォーク系のポピュラーな代表曲から、バッハの楽曲へと広く多彩な曲群を取りあげている。しかし不思議に彼のソロ・ピアノ・プレイのマジックによって、全く異なった深遠なる静謐にして美しくしかも何か人間的な暖かさを感ずる世界に導かれるのである。
  何時までもふと思い出して聴いてゆきたいアルバムだ。

          *          *          *          *

 さて、今年2017年も結局のところ、いろいろと騒がしい一年でした。何か「不安」が蓄積した一年とも言えると思います。
 特に気になることは、日本はじめ世界が過去の反省の歴史が薄らいで、何か又逆行が始まっているのではと心配するところです。来る年はそんな「不安」が一掃できる年であって欲しいと願っています。

 そんな事をふと頭をよぎらせつつ、昨年同様に、今年もユーロ・ジャズからこのアルバムで、心を落ち着かせ美しい静かな世界の中で来る新年を迎えたいと思います。
 このブログは、今年はこれで一つの締めにいたします。
 今年も、この拙いブログを見て頂き、そしていろいろな感想やご意見ご示唆を頂いた諸兄に改めてここに感謝いたします。来る新年もよろしくお願いします。それでは皆様良いお年をお迎えください。 (photofloyd(風呂井戸))

(視聴)

 

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2017年12月26日 (火)

ドリーム・シアターDream Theater 映像盤 「LIVE AT BUDOKAN 2017」

あのプログレ不作期の華(25年前)を~今年の華に再現

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<Progressive Metal-Rock>
Dream Theater 「LIVE AT BUDOKAN 2017」
IMPORT/ IMP20170911DVD / 2017

Liveatb

Live at Nippon Budokan, Tokyo, Japan 11th September 2017
PRO-SHOT COLOUR NTSC   LINEAR PCM STEREO    Approx.149min.

  Dream Theaterのジャパンツアー『IMAGES, WORDS & BEYOND 25th Anniversary Tour』が今年9月9日愛知(豊田市民文化会館)から14日東京(東京国際フォーラム)にかけて5会場にて開催。その9月11日は日本武道館でのライブだった。その模様を完全収録している。この来日は彼らの「ワールド・ツアー」の一環として行われたものだ。

Dreaamtheter_cdw 1992年に発表された彼らの2ndヒット・アルバム『Images And Words』(今にして聴いてみても完成度は高い→)が今年でリリース25周年を迎えた。それを記念して行われたもので、ライブはこの完全再現を含む2部構成、計3時間の演技。なにせ1992年当時はプログレの低迷期、このDream Theaterの出現には多大な期待を持ったものだった。とくにこの2ndアルバムのポップな"Pull me Under"が新加入したジェイムス・ラブリエのヴォーカルでヒットして日本でも人気最高峰に至った。そして来日ライブが中野サンプラザにて実現した。当然私も炎天下の夏に馳せ参じたのを懐かしく思い出すのである。とにかく彼らはプログレ御三家が潰れた後の光であって、全盛のメタル・サウンドも持ち合わせていての快進撃だった。

 そしてここに登場は、あれから25年後の彼らの今年の映像モノであり、ブートと言ってもオフィシャルに近いモノで、映像クオリティもプロショットにての良好のDVD2枚組みでのリリース、音声も圧縮の無いリニアPCMで収録もの。いやはやもうあれから25年になるのかと、自分の歳を数えつつ当時に想いを馳せながら見るのも感慨深い。ただメンバーの二人Kevin Moore(Key)とMike Portnoy(Drums)は既に変わっているわけで、このあたりはロック・バンドの難しさを感ずる一面でもある。

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 冒頭は、"The Dark Eternal Night"(アルバム『Systematic Chaos』(2007)から)だ。それ程支持があったわけでないこのアルバムの曲を持ってきた意味はよく解らないが、ヘヴィ・メタリックで変拍子で複雑である彼らの腕の見せ所みたいな曲で有り、オープニングから圧倒しようという企みか、ライブとしては一気に会場を唸らせて成功していると言っても良いのだろう。
 とにかく彼らのサウンドは、複雑怪奇なハイレベル演奏技術による強烈とも言えるアンサンブルの妙を変拍子の展開をみせながら、ジョン・ペトルーシ(Guitar)の低音が効いたヘヴィなギターリフで迫ってくるところが圧巻だ。しかも要所要所に美旋律も効かせたスロー・ナンバーでうっとりさせる技もあって聴く者をして魅了してしまうのだ。

Dsc_1946compw 今回の目玉”『Images And Words』完全再現”では、全曲75分の拡張バージョンで、"Pull Me Under"のラブリエの熱唱や、"Another Day"にはルーデス(Keyboards)、"Take The Time"にはペトルーシ(Guitar)のソロに近い演奏、更に"Metropolis Pt. 1"にはマンジーニ(Drums)の高速ビート・ソロも盛り込まれサービス満点。又"Wait For Sleep"のキーボードのしっとり聴かせるイントロ、それに続いての説得力あるヴォーカルはさすがである。マイアング(Bass)も全曲地味ではあるが相変わらず複雑にしてハイテンポのベースによるリズム作りも大いに貢献していた。

 更に、これでもかとアルバムA Change of Seasons』のからのアルバムでも25分近くの大曲"A Change of Seasons"完全再現も大サービスで、もはや懐かしの曲になっているところを現代風にアレンジもあって感動ものであった。しかし未だにこれだけのエネルギッシュな彼らの演奏は、やっぱりお見事と言って良いだろう。~いやはや、あれからもう25年なんですね。彼らももうベテラン組となった。


Dsc_0782compw(Tracklist)
Disc 1 
1. Intro: The Colonel
2. The Dark Eternal Night
3. The Bigger Picture
4. Hell's Kitchen
5. The Gift of Music
6. Our New World
7. Portrait of Tracy (Bass Solo)
8. As I Am (incl. Enter Sandman)
9. Breaking All Illusions

Dsc_0368compwImages and Words:
10. Intro: Happy New Year 1992
11. Pull Me Under
12. Another Day

 Disc 2
1. Take the Time
2. Surrounded
3. Metropolis Pt. 1: The Miracle and the Sleeper (incl. Drum Solo)
4. Under a Glass Moon
5. Wait for Sleep
6. Learning to Live

Dsc_2604compw7. A Change of Seasons:
I The Crimson Sunrise, II Innocence, III Carpe Diem, IV
The Darkest of Winters, V Another World, VI The Inevitable Summer, VII The Crimson Sunset

(参考)2017年ジャパン・ライブ
9/9(土) 愛知 豊田市民文化会館 大ホール
9/10(日) 広島文化学園HBGホール
9/11(月) 東京 日本武道館
9/13(水) 大阪国際会議場メインホール
9/14(木) 東京国際フォーラム ホールC

(視聴)

 

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2017年12月23日 (土)

ニコレッタ・セーケNikoletta Szőke のニュー・アルバム「MOONGLOW」

ジャズの楽しさを広く味わえる無難な大衆版

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<Jazz>
Nikoletta Szőke「MOONGLOW」
Nood Record / NR001 / 2017

Moonglow

Nikoletta Szőke (vocal)
Róbert Lakatos (piano)
József Horváth Barcza (double bass)
Gregory Hutchinson (drums)

guest artists:
Kornel Fekete-Kovacs (trumpet on 1,4,9) (brass arrangement on 1,9)
Attila Korb (trombone on 1,9)
Nico Gori (clarinet on 3)
Kristof Bacso (saxophone on 1,9)
Mathias Heise (harmonica on 7)
Istvan Gyarfas (electric guitar on 1,3,7,9,10)
Istvan Toth Jr. (acoustic guitar on 4,6)
Jonathan Zwartz (strings arrangement on 4,6,12)
Hungarian Studio Orchestra (on 4,6,12)

Recorded at Super Size Recording,Budapest in 2016 December

  ハンガリーの若き美人歌手ニコレッタ・セーケ(1983年生まれ)の、Roberto Lakatos Trio を中心に、上のような豪華ゲスト・ミュージシャンを配し、オーケストラやホーンアレンジまで配してのポピュラーなスタンダード曲を中心のセルフ・プロデュース作品の登場。
71lq10sg0olw ニコレッタに関しては、当初澤野工房からリリースされたアルバムからスタートしたのだが( 『Shape of My Heart』 (2011年)→)、なんとなくジャケに描かれる彼女の姿に魅了されて、それにつられて今日までこれで4枚目であろうか買ってしまうと言う私のだらしなさである(あどけない顔に反して体格は凄いですけど(笑))。
 それも実のところは、バックのロバート・ラカトシュのピアノにも釣られて・・・と言うところもあるのだが。

22424431w(Tracklist)
1. I Wish You Love
2. My Baby Just Cares For Me
3. Moonglow
4. Eu Sei Que Vou Te Amar
5. So Many Stars
6. What Are You Doing The Rest Of Your Life?
7. Smile
8. Someone To Watch Over Me
9. All The Good Life
10. Day In, Day Out
11. Teach Me Tonight
12. Let There Be Love

  ホーン・セッション入りの豪華なバックで”スウィングしてのジャズだ”と言ったパターンでスタートする。これは私の期待のユーロ系のしっとりとしたピアノ・トリオ・バック演奏とはちょっと違っている。まあオープニングだから派手にと言うところなのだろうが・・・。
 以前からちょっと気になったのだが、やっぱりニコレッタのヴォーカルは、これと言って特徴はないのだが、なんとなく音程が外れていそうな風に聴こえるところがあってと、これがハンガリー語社会の英語のためかとも思って聴いていたんですが、相変わらずこのアルバムでもそんなところがある。全体にユーロ系の暗さはなく、彼女のヴォーカルはむしろ快活・明瞭というところだ。

 M4. "Eu Sei Que Vou Te Amar "になって、スロー・バラードのムードある流れになる。ストリングス・オーケストラもバックに流れ、パーカッションも快いという曲だが、英語から離れたアントニオ・カルロス・ジョビンの曲だった。
 M5. "So Many Stars "でようやくラカトシュのピアノ・ムードも盛り上がる。これはなんとSergio Mendesの曲だ。
 M6. " What Are You Doing The Rest Of Your Life? "は、ムード派Mishel Legrandの曲で、バックのアコースティック・ギターとピアノで、しっとりと美しく歌いあげて私なりに納得。
  続いてなんとChaplinのM7. "Smile"も登場。これが実は私がこのアルバムの中でも結構興味を持ちました。それは実は今まで聴いたものより、編曲が洒落ているんですね。ちょっとイメージの変わった"Smile"なんですね。これがこのアルバムの価値を上げてます。
 M8. " Someone To Watch Over Me "は、私好みにピアノ・トリオらしいところを味わいながら聴ける曲。
 M9. "All The Good Life "  エレクトリック・ギターとピアノのバックがジャジィーで楽しい上に、それだけでも良かったのだが、その後ホーンも入ってきて、豪華ジャズ演奏。

  と、言った具合で、ハンガリーという特徴的印象でなくて、まあ難しい事無くジャズの豪華さと、ムーディーな世界の両方を楽しめる誰もが無難に聴けるアルバムである。

(視聴)

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2017年12月19日 (火)

ケイティ・メルアKatie Melua 「IN WINTER」(Special Edition)

(今年聴いて印象に残ったアルバムを-6)

究極の癒やしの世界にみえるグルジアへの郷愁

<Jazz, Pop>

Katie Melua 「IN WINTER」(Special Edition)
BMG/ADA / EU / 538339070 / 2017


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Katie Melua : Vocals, Guitar
Gori Women's Choir

Katie1w ケイティ・メルアのアルバムも久しぶりのような気がする。もともとこのアルバムは2016年の冬にリリースされたものであるが、ここにライブ盤も同梱されてのスペシャル・エディションの登場だ。
  彼女はここでは何回と取りあげているのだが、ジョージア(旧グルジア)で生まれ、イギリスを拠点に活動するシンガー・ソングライター。幼少期は悲劇の紛争のグルジアからイギリスへ避難。そんな経歴から彼女の美しい透明感のある歌声には、どこか陰影もあってそれが又一つの魅力でもある。(参照:ケイティ・メルア

 さて、このアルバムは「冬」がテーマなのだが、彼女の冬にこだわった旧グルジアに想いを馳せたところが、しみじみと感じ取れる。それにはグルジアのゴリという小さな街の24人編成の女声聖歌隊、ゴリ・ウィメンズ・クワイアを迎えてアルバムのレコーディングを行ったところにも見て取れる。なんとこの地の文化コミュニティ・センターにお手製のレコーディング・スタジオを作り、そこで録音したという気合いの入れ方であった。
 前作『KETEVAN』 (2013年)も、彼女のグルジア生まれのバース・ネームをアルバム・タイトルに持ってきた作品であったが、過去のポップな因子の強いアルバムで彼女は一つのアーティストとしての地位を獲得すると、自己の原点に目を向ける因子が年と共に深まっていることが解る。そんな意味でもこのアルバムはその頂点に位置しそうである。

Katie_melua_zmf_2016w【CD1 - In Winter】 
1. The Little Swallow 
2. River 
3. Perfect World*
4. Cradle Song 
5. A Time to Buy* 
6. Plane Song *
7. If You Are so Beautiful 
8. Dreams on Fire*
9. All-Night Vigil - Nunc Dimittis 
10. O Holy Night   


 曲は上のように10曲。彼女自身の曲は4曲(*印)、そしてその他の一つは、彼女の思い入れの冒頭の曲はウクライナのトラディッショナル聖歌「The Little Swallow (Shchedryk)」であり、ウクライナ語で唄われている。オープニンクから並のポップ・アルバムではないぞと思わせる。
 又、ロシア革命(1917年)の2年前にラフマニノフが作曲した「All-Night Vigil(徹夜祷)」の「Nunc Dimittis(聖抱神者シメオンの祝文)」という曲は、紹介によるとケイティにとって一つの挑戦でもあると同時に、どうしても入れたかった曲だという。美しいバック・コーラスとケイティの美しい声によって描くところは深遠な大自然を描くがごとくの美世界。敬虔な気持ちになる。
 彼女のオリジナル曲「Perfect World」や、共作のなんとグルジア語のナンバー「If You Are so Beautiful」も登場、そして最後に収録されているケイティが初めて出演したベルファストの学校でのコンサートで披露したと言う「O Holy Night」などが『IN WINTER』に収録されている。 ここには彼女の冬の雪の日の”心の癒やしの世界”の展開が聴く者の心に響いてくるのである。

 そしてこの「Special Edition」には、彼女のライブ版をカップリングされている(↓)。これには、この『IN WINTER』の全曲のライブ・バージョンと、彼女の過去のヒット曲を完全にこのアルバムに相応しい編曲を施して、彼女のアコースティック・ギターでしっとりと聴かせてくれるのである。いやはや大人のケイティといったところだ。
 透明感と癒やしのケイティの声と、ゴリ・ウィメンズ・クワイアの聖なるコーラスが織りなす深遠なる聖なる世界は素晴らしい。

【CD2 - Live from Admiralspalast, Berlin】 
1. The Little Swallow
2. River   
3. Perfect World   
4. Cradle Song   
5. A Time To Buy   
6. Plane Song   
7. If You Are So Beautiful   
8. Dreams On Fire   
9. All-Night Vigil - Nunc Dimittis   
10. Holy Night   
11. Belfast   
12. Bridge Over Troubled Water   
13. Wonderful Life   
14. Nine Million Bicycles   
15. Closest Thing To Crazy   
16. Satrpialo 
17. I Cried For You 
18. Fields Of Gold (Bonus Track)

(視聴)

      *               *              *   

 

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2017年12月16日 (土)

ニッキ・パロットNicki Parrott 「Close To You」

Venus盤ですから・・・Jazzy not Jazzの世界

<Jazz>
Nicki Parrott 「Close To You~Burt Bacharach Song Book
Venus Records / JPN / VHCD-1222 / 2017

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ニッキ・パロット NICKI PARROTT (vocals & bass)
ジョン・ディ・マルティーノ JOHN DI MARTINO (piano)
ポール・メイヤーズ PAUL MEYERS (guitar)
ハリー・アレン HARRY ALLEN (tenor sax)
アルヴィン・アトキンソン ALVIN ATKINSON (drums)


Produced by Tetsuo Hara
Engineered by Chris Sulit
Mixed and Mastered by Tetsuo Hara


Recording at Trading 8's Studio,New York on July 4,5&6,2017

 ニッキ・パロットの最新作。いやはや彼女のアルバムは、Arbos盤に加えてこのVenus Records盤があるため、後から後から登場して、ここではそれらを殆ど取りあげているので忙しいくらいである(前作『Dear Blossom』紹介は半年前)。
 実際のところ昨年2016年のアルバム『Yeaterday Once More~The Carpenters Song Book』(Venus)は、カーペンターズThe Carpentersのトリビュート・アルバムであったが、このアルバムのタイトル曲"Close To You"が登場しているといったところだ。
  とにかく女性ベーシストとしてそれなりの実績があるのだが、ヴォーカルも支持を得たため、Venusでは今や看板シンガーといったムードである。
 そして一連のVenus盤は、ジャズといっても一般受けを狙ってのポピュラーに近い体裁を施したモノで、彼女の演奏よりはやっぱりヴォーカルものに特化している。

20638259_1832527607062393_809255672(Tracklist)
1. ウォーク・オン・バイ
2. アルフィー
3. 遥かなる影 Close To You
4. 雨にぬれても Raindrops Keep Fallin'On My Head
5. ウイッシン・アンド・ホーピン
6. ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム
7. 遠い天国 You'll Never Get To Heaven
8. 素晴らしき恋人たち Wives and Lovers
9. 幸せはパリで The April Fools
10. 僕はこんなに恋する心
11. 涙でさよなら Make It Easy On Yourself
12. サンホセへの道
13. 貴方に恋して This Girls In Love With You
14. 小さな願い I Say A Little Prayer
15. 世界は愛を求めている

  さて、今回のアルバムは、なんと1960年代の作曲家バート・バカラックの名曲をカヴァーしている。バカラックの曲は今や広くジャズ界でも多々カヴァーされていて、我々に極めて人間的なところを刺激してくれるのだが、このアルバムは全15曲バカラックのオンパレード。
 そしてジャジーなムードで、パロットはあの癖のない刺激のないそして極めて悪の少ないマイルドにしてソフトなヴォーカルを聴かせてくれるのである。と言うことは、逆にジャズ・アルバムとしては若干寂しいというか、ちょっと面白みに欠けると言うか・・・・そんな事にもなりかねい(それでも今回のアルバムは、”Jazzy not jazz”と言っても、決して”not jazz”ではなくて、やっぱり”Jazz”ではありますね)。
 しかしまああまり難しい事を言わずに、えらい多くを求めずにごく適当に聴くには快感の世界で、その意味でベストというところで納得する私なのである。

 余計な話かも知れないが・・・今年約半年前には、ニューアルバムのArbos盤の『Dear Blossom』(ARBO194532)を取りあげたが、あの方は、往年の米国ジャズ・シンガーBlossom Dearieのトリビュート盤で、結構本格的ジャズ・ヴォーカルの世界に踏み込もうという意志を感じながら聴かせてもらっている。しかしこちらのVenus盤はどちらかというとポピュラー系にも近い作曲家Burt Bacharach を取り上げているわけで、その両者の違いがArbos盤とVenus盤の違いみたいなものである。そしてその好みはこれ又それぞれであろうから、それを知って聴くと極めて楽しくなれるのである。多分まだまだこれからもニッキ・パロットはこの両者を使い分けてのアルバム造りに挑戦して行くのだろうと思うのだ。

(視聴) Nicki ParrottのJazz Live

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2017年12月12日 (火)

リサ・ヒルトンLisa Hiltonの2作「NOCTURAL」、「HORIZONS」

(今年聴いて印象に残ったアルバムを-5)

ピアノ・トリオをベースにトランペットとサックスのクインテットも展開

Lisahilton2 現代思想の漲っていると言われるピアノ・トリオ演奏を展開する人気の女流ピアニストのリサ・ヒルトンLisa Hiltonのアルバム2作を今年はそれなりに納得して聴いたのだった。
 ピアニストがオーソドックスなベース、ドラムスとのトリオを演じていると、誰もが試みたいのがトランペットやサックスとの共演のようだ。この2枚はそんなアルバムで、彼女のピアノ・プレイが挑戦しているのがよく解る。ここで取りあげる2アルバムは、トリオと曲によってのトリオ+αのクインテット作品。

①<Jazz>
Lisa Hilton「NOCTURNAL」
Ruby Slippers Productions / US / 1020 / 2016


Nocturnal

Lisa Hilton (p), Gregg August (b), Antonio Sanchez (ds), J.D. Allen (tsax), Terell Stafford(tp)
(Tracklist)
1. Nocturnal
2. A spark in the night
3. Seduction
4. Whirlwind
5. Willow weep for me
6. Where is my mind
MIDNIGHT SONATA
7. I.Symphony of blues
8. II.Desire
9. III.Midnight stars
10. Twilight
11. An augast remembered

 何故か、前作『HORIZONS』 (2015年↓)に登場した彼女のオリジナル曲"Nocturnal"からスタートする。これはこのアルバム・タイトル曲でもある。そこには彼女の思い入れがあってのことだろう。クインテットの軽快なアンサンブルに彼女の発展的ジャズ心をみなければいけないのかも知れない。

②<Jazz>
Lisa Hilton「HORIZONS」
Ruby Slippers Productions / US / RSP1018 / 2015

Horizons

Lisa Hilton (p), Sean Jones (tp), J.D. Allen(tsax), Rudy Royston (ds), Gregg August (b)

(Tracklist)
1. Vapors and Shadows
2. Nocturnal
3. Sunset and the Mocking Bird
4. The Sky and the Ocean
5. Gold on The Ceiling
6. Surfer Blues
7. Moon River
8. Lazy Moon
9. Perfect Day
10. When It Rains
11. Dolphins
12. Curents

Lisa_hilton1(2作の感想)
 本場アメリカですから、こんなプレイヤーが健闘しているのはよく解るところである。とにかく彼女のピアノ・プレイは、展開が流麗なメロディを描きつつしかもダイナミックな面を持っていて、Jazzそのもののからの発展形を探究しているとも感じられるセンスに漲っている。このあたりは所謂ジャズ・ファンにはどう捉えられるだろうか。
  この2枚のアルバムは、一つのテーマで作られた連作のように思う。それはピアノ・トリオにサックス、トランペットをクインテット版ではあるが、主体はトリオ作品、曲によってサックス、トランペットが入るパターン。一方又彼女のピアノ・ソロ曲も登場する。

 しかし私は元々ピアノ・トリオ好きですから、このアルバムでもやっぱりピアノ・トリオが良いですね。
 『HORIZONS』では彼女自身のオリジナル曲"Vapors and Shadows"やDuke Ellingtonの"Sunset and the Mocking Bird"が聴きどころだし、『NOCTURNAL』では、3曲目の人気曲"Seduction"が情緒たっぷりでうっとりとする。”MIDNIGHT SONATA”とした組曲3曲M7-M9(I~III)は更にうっとりもので素晴らしい。と、言ったところで聴きどころはたっぷりとある。

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 そしてサックスやトランペットが入るとガラッとイメージが変わるのだが、これも私好みとは異なるも決して悪くない。 『NOCTURNAL』の彼女の曲"A spark in the night"、The Pixiesの"Where is my mind"が出色。押さえられたサックスとピアノが美しい。しかしサックスやトランペットのファンからすると若干欲求不満になりかねないかも。
 トランペットとの相性の良い曲は"Willow weep for me"ですね。
 ヨーロッパの哀愁とは異なった米国の情緒の魅力と言ったところか。

 彼女はカルフォルニア州出身、ジャズ・ピアニスト、作曲家、バンド・リーダーである。ちょっと年齢は解らないがミュージシャンとしては円熟期で、1997年より活躍している。アルバムも既に20枚以上有り業績的にはもうベテラン。
 今回取りあげたこの2枚のアルバムでは、やっぱり私的には『NOCTURNAL』の方が推薦盤です。

(視聴)

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2017年12月 8日 (金)

カレン・ソウサKaren Souzaのニュー・アルバム 「VELVET VAULT」

相変わらずの物憂いムード満開で・・・・

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<Jazz>
Karen Souza 「VELVET VAULT」
Music Brokers / Argentina / MBB9337 / 2017

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Karen Suza : Vocals
Jose Reinoso : Piano
Refael Barata : Drums
Julian Gomez : Bass          etc.


 とにかく女性ジャズ・シンガーでのセクシーどころではNo.1を競うアルゼンチンのカレン・ソウサの新作だ。前作も”やっぱり買ってしまった”と思ったのだが、今作もやっぱり結局のところ”買ってしまった”という結果である。やっぱり妖艶な魅力を発揮しつつ、物憂い唄い心はそのままだ。女性ジャズ・ヴォーカルものとしては、やっぱりこれも醍醐味の一つと言うところでしょう。私はぞっこん惚れていると言うので無いのだが・・・それでも聴かざぁ~~なるまいという存在である。

(Tracklist)
1. I Fall in Love Too Easily
2. Don't Let The Sun Go Down On Me
3. I'm Beginning To See The Light
4. Valerie
5. I'm Not In Love
6. You Got That Something (feat. TOKU)
7. In Between Days
8. In The Blink of an Eye
9. Walk On The Wild Side
10. Angel Eyes
11. Kids

Pp61  しかし考えて見ると彼女のニュー・アルバムは久しぶりである。 『Essentials』 (2011)『Hotel SOUZA』(2012年)『Essentials II』(2014)に続くもので、主としてカヴァー曲のアルバムというタイプのもので3年ぶりになる。
 彼女の魅力は、ハスキーにしてソフトな中低音を中心とした物憂いムードの歌声でセクシーさを訴えるというところであろう。ジャズ・スタンダードのカヴァー曲が中心なんだが、それがカレン・ソウサ節に仕上げるために二番煎じという感じがないところがお見事です。あまり昼間から聴くというモノでなく、やっぱり夜のムードでしょうね、特にM10. "Angel Eyes"、M11." Kids"あたりは。
 今回も美的感覚ある彼女の姿のフォトのデジパックのアルバムで人気者の作品というところはしっかりファン心を掴んでいる。
 曲は結構古いところをカヴァーしているが、彼女のオリジナル曲が2曲お目見えして、特に異色はM6. "You Got That Something" (feat. TOKU)で、ゲストに迎えた日本人ジャズ・トランペッター、ヴォーカリストTOKUとのデュエット曲となっていて、おやっと思わせるところが、アルバムにアクセントを付けていて成る程と納得するのである。

 カレン・ソウサはアルゼンチン、ブエノスアイレス出身、もともとエレクトロ系のシンガーであったが、2006年に発表された80年代ロックのジャズ・アレンジ・アルバム『JAZZ AND 80’』が評判でジャズに転向した経過らしい。その後はロサンゼルスを拠点にジャズを学びつつ活動した。なんとなく解るのだが、ビリー・ホリディーやペギー・リーを敬愛しているとか。
  私が初めて知ったのはアルバム『Hotel SOUZA』(2012年)であった。現在ソロ・シンガーとしてのメイン活動の他、"THE COOL TRAIN QUARTET"のリード・シンガーとしても活躍しているという。

(視聴) New Albumからのものは無いため過去のモノを・・・・

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2017年12月 5日 (火)

シーネ・エイSinne Eegのニュー・アルバム「DREAMS」

北欧美人がしっとりと描くジャズ世界

<Jazz>
Sinne Eeg 「DREAMS」
Victor Entertainment / JPN / VICJ-61764 / 2017

Dreams

Sinne Eeg シーネ・エイ(vocal)
Jacob Christoffersen ヤコブ・クリストファーセン(piano)
Larry Koones ラリー・クーンズ(guitar)
Scott Colley スコット・コリー(bass)
Joey Baron ジョーイ・バロン(drums)
Add.Vocals:Sinne Eeg,Warny Mandrup,Lasse Nlsson,Jenny Nilsson

  デンマークの人気美人歌手シーネ・エイのニュー・アルバムの登場だ。彼女は10年前に2007年の『Waiting For Dawn』と2010年の『Don't Be So Blue』でデニッシュ・ミュージック・アワード「最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム」を受賞して、自国のデンマークでは既に押しも押されぬ人気歌手。そして世界で注目されることとなるのだが、そして今やベテランの雰囲気すらある(体格もネ)。日本でも人気ジャズ歌手だ。
 私の印象では、意外に北欧にしては不思議にアメリカ風のジャズを展開する彼女だが、このアルバムも私にはそんな印象の部分が多く聴かれる。彼女を支える演奏人は、お決まりのピアニストはデンマークのヤコブ・クリストファーセンで、残るクインテットのメンバーは、ラリー・クーンズ(g)、スコット・コリー(b)、ジョーイ・バロン(ds)などアメリカのミュージシャンである。

Sinneeegw

 そして収録曲は、シーネ作詞作曲のオリジナルが6曲登場するというなかなかの才女ぶりを発揮している。その他はジャズ・スタンダード5曲が演じられる。

(Tracklist)
1 ビター・エンド *
2 ヘッド・オーヴァー・ハイ・ヒールズ*
3 ラヴ・ソング *
4 恋とは何でしょう
5 フォーリング・イン・ラヴ
6 ドリームス *
7  アレッポ *
8  タイム・トゥ・ゴー *
9 四月の思い出
10 エニシング・ゴーズ
11 オン・ア・クリア・デイ(日本盤ボーナス・トラック) 
           (*印:Sinne Eagのオリジナル曲)

Sinneeegprisw3 オープニングから米国ムードが漂うのだが、刺激的と言うよりは優しくじわっと感じさせるタイプは相変わらずだ。年齢も多分中年になっていてその声質も重みが増してきた。中盤のアルバム・タイトル曲のM6."Dreams"、そして続くM7."Aleppo"、M8"Time To Go"の一連の彼女のオリジナル曲を聴くと、そうはいってもやっぱり何となく物思いの世界に導く北欧ならではの雰囲気が溢れている。このあたりが彼女の一つの聴かせどころなんだろうか。
 とにかく全編を通して、しっとりとした女性独特の世界が感じられる。そんなアルバムであってやっぱり日本人にはこれからもかなり支持を得て行く事は間違いない。しかしファンには叱られそうだが、私には意外に迫るモノを感じないのですね。セクシーという面が弱いのかなぁ~~、しかし北欧美人であるし更にその辺りが相乗効果を発揮して今後も多分手堅くファンを獲得して行くだろう事は間違いないと思う。

(視聴)

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2017年12月 1日 (金)

アリエル・ポカックAriel Pocock「LIVING IN TWILIGHT」

若き女性ピアニストのジャズ心での挑戦作

<Jazz>
Ariel Pocock「LIVING IN TWILIGHT」
Justin Time Records / CAN / 6894402612 / 2017


Livingintwilight_2

Ariel Pocock アリエル・ポカック (piano, Rhodes piano, vocals)
Adrian Vedady アドリアン・ヴェダディ(bass)
Jim Doxas ジム・ダクサス (drums)
Chico Pinheiro シコ・ピニェイロ (guitar #2,5-7,10)


 私の初聴き女性ヴォーカルものだが、1992年生まれ(25歳)の若き女性のピアノ弾き語りジャズ・アーティストが立派に作り上げたアルバムだ。彼女は北米中心に多くのジャズ・フェスティバルに出演しての注目株。あのヘイリー・ロレンをサポートするピアニストとしての業績もあるようだ。これは単に美人というだけでなく、なかなかの実力派とみて良いのだろう。
 なんと驚きは、YouTubeに彼女の14歳時のジャズ・ピアノ・プレイがアップされている。
 このアルバムも我が美女狩りを得意とする友人の手にかかったものの一枚だ(笑)。

One

(Tracklist)
1. The Very Thought of You
2. 500 Miles High
3. Living in Twilight
4. So in Love
5. Someone Like You
6. Saudações
7. So Long
8. I Love You
9. To Be Alone With You
10. Gonzalo's Melody
11. When You Wish Upon a Star
12. Hymn
13. Go Leave

 とにかく聴きやすい疲労感なしの曲作りが第一印象。そして彼女の声質はその発音からいって、なんとあどけなさたっぷりというパターン。ふとダイアナ・パントンを連想してしまった。唄い方がよく似ている。そして若いだけあって、これはいやにポップぽいと思う曲も登場するのだが、なんとそれはアデルの"Someone Like You"(M5)であった。いやはや驚かされたのだが、歌声はやっぱりアデルのパワーには及ばない。しかしまあ彼女らしい若い女性のムードはしっかり描いている。
 しかしどうも彼女の唄は、ただ下手というところではないのだが、そうかと言って上手いとは言えない。単調で抑揚も少なく、多分ピアニストから弾き語りへと発展させたのであろうが、まだまだその道は半ばと言ったところだ。しかし独特の雰囲気を持っていて、面白いと言えば面白い。特に締めの曲"Go Leave"(M13)は、ジャズとは言えないのだろうが、興味深い仕上げである。

Ariel20pocockp600 それはそれとして一方立派に演ずるピアノは見事にジャズなんですね。 "So in Love"(M4)はじめ"I Love You"(M8)などのスタンダード曲演奏の大半は、中盤から演奏中心になるパターンが多いが、基本的にはピアノ・トリオの演奏で、その方がギターを加味してのバックによるヴォーカル中心曲より明らかに仕上げは良い。ダイアナ・クラールとかいろいろと彼女から見れば弾き語りへの魅力があるのだろうが、ピアノ・トリオでもっともっと極めてゆくことが良いのではとふと思うのである(余計なお世話か?)。
 アルバム後半の"To Be Alone With You"(M9) 、"Gonzalo's Melody"(M10)、 "When You Wish Upon a Star"(M11)、Hymn(M12)はヴォーカル抜きのインスト演奏。特に"星に願いを"あたりを演ずるところは若い女性っぽいところだが、結構編曲はそれなりに面白く良かったです。

(視聴)

○ "Go Leave"

○ 14歳時のArielのジャズ・ピアノ・プレイ

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