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2018年1月 1日 (月)

謹賀新年   波蘭ジャズ=ピアノ・コンビレーション・アルバム「POLISH PIANISM」

 明けましてお目出度う御座います
 今年もよろしくお願いします       2018年元旦


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                             (Mt. Asama)
                  *          *          *          *


波瀾ジャズ=更なる
発展期待のアルバムの登場だ!

<Jazz>
「POLISH PIANISM」
CORE PORT / RPOZ-10037 / Japan

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Mozdzer = Danielsson = Fresco,  Franciszek Raczkowski Trio,  Slawek Jaskulke Trio, Piotr Wylezol,  Hania Rani & Dobrawa Czocher,   Simple Acoustic Trio,   Sebastian Zawadzki Trio & Strings

  いずれそんな時が来るのでは・・・と、期待を込めながら待っていたアルバムの登場だ。ここれはポーランドのピアノを中心としたジャズ演奏陣のコンピレーションもの。
 このポーランドと言えば、2012年に旅行したことがあるのだが、とにかくクラシックは当然としてロック、ジャズをはじめ音楽というモノ全体を非常に愛して居る国民によって、重みのある長い歴史を乗り越えてきた新しい時代の国作りが行われいる国だ。
 又あのショパンの国だけあって、あらゆる音楽にその基礎には”音楽という学問”がきちんと備わっている印象を受けるのである。多分想像するに、国民の教育には音楽の価値感をしっかり幼少時からたたき込んでいるのではないかと思うのである。
 そんなところからも、ロックにおいてもプログレッシブ・タイプが好まれているし、ジャズにおいても美しいリリカルな旋律を聴かしながらも、新しいところにアプローチしていく姿が感じ取れる。しかも歴史的トラッド的ミュージックの尊重の姿もしっかり備わっているのだ。
 そんなところから、新年の第一号のアルバムとしては、これだと満を持して登場させる。

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                                         (Kraków(Poland)にて 2012年筆者撮影)

 このアルバムは、そんなところを背景にこのジャンルに於いて今や追従を許さないオラシオ氏が選曲して作り上げたものだ。その結果下に全てを記すが、今やポーランドに限らすユーロ圏そして世界に支持者のいるミュージシャンの集合となった。
 かってのポーランド・ジャズ界での功労者クリシュトフ・コメダを思い起こすわけだが、今日に於いては、その流れをしっかりと発展させているレシェク・モジジェル、マルチン・ヴァシレフスキなどが、ここにも登場して楽しませてくれる。

  さてオラシオ氏の選曲だが、このアルバム製作に於いて彼の意気込みはかなりのものであったかと理解は出来るが、ちょっとポーランドのミュージシャンの芸術性に少々懲りすぎた感はぬぐえない。まあそんなところで、少々力が入りすぎたか?、このアルバムは非常に奥深く聴き応えは十分ではあるが、ちょっとゆとりを持って、ポーランドの親近感を増す為にも、もうちょっとポピュラーなイジーリスニング的な面も盛り込んでは良かったのではと、ふと思う。例えばコメダものであれば、Simple Acoustic TrioかLeszek Możdżerの”Sleep Safe a Warm (ローズマリーの赤ちゃん)”とか。
 そうは言っても、私のように特にジャズにおいてはユーロ系のリリカルな世界を好む人間にとっては、ポーランドというのは当然その対象として重要で有り、こうしたアルバムが登場したことは、極めて歓喜に値すると評価してしまうのである。

(Tracklist)

Leszek_mozdzerw1 モジジェル=ダニエルソン=フレスコ/「サファーリング」
Możdżer - Danielsson – Fresco / 「Suffering」
(Lars Danielsson) from "THE TIME" album P C 2005 Leszek Możdżerc
# Leszek Możdżer (p), Lars Danielsson (b), Zohar Fresco (perc)

2 フランチシェク・ラチュコフスキ・トリオ/「5/8」
Franciszek Raczkowski Trio / 「 5/8」
(Franciszek Raczkowski) from "Apperentice" album PC2015 for tune
# Franciszek Raczkowski (p), Paweł Wszołek (b), Piotr Budniak (ds)


Slawekjaskulke2trw_23 スワヴェク・ヤスクウケ・トリオ/「メアリ」
Sławek Jaskułke Trio / 「Mary」
(Sławek Jaskułke) from "ON" album PC2015 Sławek Jaskułke
# Sławek Jaskułke (p), Max Mucha (b), Krzysztof Dziedzic (ds)

4 ピョトル・ヴィレジョウ/「ホワイト・ウォーター」
Piotr Wyleżoł / 「White Water」
(Piotr Wyleżoł) from "Improludes" album P C 2014 Hevhetia
# Piotr Wyleżoł (p)

5 ハニャ・ラニ&ドブラヴァ・チョヘル/「レプブリカ・マジェニ」
Hania Rani & Dobrawa Czocher / 「Republika Marzeń」
(Grzegorz Ciechowski, Zbigniew Krzywański) from "Biała Flaga" album P C 2015 MyMusic
# Hania Rani (p), Dobrawa Czocher (cello)


Marcinw6 シンプル・アコースティック・トリオ/「シンプル・ジャングル」
Simple Acoustic Trio / 「Simple Jungle」
(Marcin Wasilewski) from "Habanera" album PC 2000 Marcin Wasilewski
# Marcin Wasilewski (p), Sławomir Kurkiewicz (b), Michał Miśkiewicz (ds)

7 セバスティアン・ザヴァツキ・トリオ&ストリングズ/「ズヴウォカ」
Sebastian Zawadzki Trio & Strings / 「Zwłoka」
(Sebastian Zawadzki) from "Euphony" album PC2015 for tune
# Sebastian Zawadzki (p), Sofie Meyer (1st vln), Polyxeni Zavitsanou (1st vln), Kalina Wasilewska (2nd vln), Susan Bregston (viola), Valeriya Sholokova (cello), Johannes Vaht (b), Morten Lund (ds)

1tubisw8 トゥビス・トリオ/「シェデム・シェデム」
Tubis Trio / 「Siedem Siedem」
(Maciej Tubis) from "Live in Luxembourg" album PC2008 Maciej Tubis
# Maciej Tubis (p), Marcin Lamch (b), Przemek Pacan (ds)


9 レシェク・クワコフスキ/「プションシニチュカ」
Leszek Kułakowski / 「Prząśniczka」
(Stanisław Moniuszko) from "Katharsis" album PC1999 Leszek Kułakowski
# Leszek Kułakowski (p), Jacek Niedziela (b), Marcin Jahr (ds), Paweł Kukliński (1st vln), Jakub Rabizo (2nd vln), Błażej Maliszewski (viola), Tadeusz Samerek (cello)


Michaltoajw10 ミハウ・トカイ・トリオ/「ザ・サイン」
Michał Tokaj Trio / 「The Sign」
(Michał Tokaj) from "the sign" album P C 2014 Hevhetia
# Michał Tokaj (p), Michał Barański (b), Łukasz Żyta (ds)

11 スワヴェク・ヤスクウケwithハンセアティカ・チェンバー・オーケストラ/「バイ・ゾポト」
Sławek Jaskułke with Hanseatica Chamber Orchestra / 「By Zopt」
(Sławek Jaskułke) from "Fill the Harmony Philharmonics" album PC2005 Sławek Jaskułke
# Sławek Jaskułke (p), Sławomir Kurkiewicz(b), Krzysztof Dziedzic(ds), Hanseatica Chamber Orchestra


(視聴)

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コメント

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

いつもながら「美しい」という事にこだわりを持って綴られる記録を、同じく「美しい」に憧れを持つ自分からして大変励みになる場所が此処でもあります。
今年も感嘆する「美」を楽しみにしています♪

ポーランドもの、良いですもんねぇ〜。

投稿: フレ | 2018年1月 2日 (火) 08時36分

 フレさん、新年のご挨拶有り難うございました。
 昔のロック・パワーが薄れて、”ユーロ・ジャズの美”に加齢の身を委ねている私ですが、昨年のロジャー・ウォーターズの姿に、ふと我に返ったりもしています。”男は歳じやないぞ”と言い聞かし・・・と、言わなくても自然に周期的に頭をもたげる「ロックの心」に今年もフレさんのブログで共に歩ませて頂きます。よろしくお願いします。

投稿: 風呂井戸(photofloyd) | 2018年1月 2日 (火) 10時22分

 風呂井戸さま。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 本年も的確な批評と豊富な知識に裏打ちされたこのブログを楽しみにしております。
 特に、プログレ系については参考にさせてもらっています。本年もご活躍を願っております。
 

投稿: プロフェッサー・ケイ | 2018年1月 2日 (火) 12時44分

プロフェッサー・ケイ様 新年の御挨拶有り難うございました。今年もよろしくお願いします。
 私はこのところユーロ・ジャズ系に浮気をしていますが・・・今年は何処に気が向くか楽しみにもしています(笑)。しかしベースにはプログレが流れていて、時に気持ちが踊ります。その時には是非よろしくお願いします。

投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2018年1月 2日 (火) 17時01分

今年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m

トラバをありがとうございました。
こちらからも、トラバいたしますね!

投稿: Suzuck | 2018年1月 4日 (木) 17時48分

Suzuckさん、こちらこそよろしくお願いします。今年も是非Suzuck流のジャズ・アルバム退治(笑=対峙)を更に推し進めてください、期待しています。
 このアルバムの日本流ポーランド選曲は、オラシオ流ですが、とにかく欧州ではポーランドは最も親日の国ですので慎重にうまくやって欲しいと思ってました。そしてこのアルバムは、なんとしても新年第一発目に登場させるつもりでおりました(笑)。
 さて、これは多分No.2に繋がるでしょう、ゆっくり待ちます。Susuckさんも、是非その方向で誘導して欲しいとお願いしたいです。
 

投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2018年1月 4日 (木) 19時43分

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投稿: ivandorrel | 2018年1月21日 (日) 21時20分

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投稿: Zafar-Islamov-Kaf | 2018年1月25日 (木) 20時45分

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押し詰まってきましたね。今年最後の新譜紹介は話題のコンピレーションです。 何かと [続きを読む]

受信: 2018年1月 4日 (木) 17時47分

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