« ボボ・ステンソンBobo Stenson Trio 「Contra la indecisión」 | トップページ | アンナ・コルチナAnna Kolchina「野生の息吹 Wild Is The Wind」 »

2018年2月 2日 (金)

ケティー・サーウーKatie Thiroux 「OFF BEaT」

( 2017年リリース 印象に残ったアルバムを-12 )

女流ベーシスト・ヴォーカリストのアルバム

Katiethirouxw2


Katie Thiroux 「OFF BEaT」
CAPRI Records / USA /CPRI 74146-2 / 2017

Offbeat

Katie Thiroux (vocal except 4,5,9) (bass except 3)
Justin Kauflin (piano except 8,10)
Matt Witek (drums except 3,8,10)
Ken Peplowski (clarinet on 1,6,8) (tenor saxophone on 7,9)
Roger Neumann (soprano saxophone on 1) (tenor saxophone on 9)

  ロサンジェルスで活躍中の若手の女性ベーシスト兼ヴォーカリストのケイティー・サーウー(シロウ)の2ndアルバム。彼女のベースにピアノ&ドラムとのトリオに、曲によってはケン・ペプロフスキーらのゲストのクラリネット、サックスが加わっての演奏、そして彼女のヴォーカルが入るアルバム。 若くして多くの音楽賞を獲得し、1st『Introducing Katie Thiroux』は(私は未聴)、高い評価を受けたと言うことだ。今回、プロデュースはジェフ・ハミルトン。曲は、ジューン・クリスティー、デューク・エリントン、フランク・シナトラ、レイ・ブラウンなどの名曲を聴かせる。
 こうなると日本で人気のニッキ・パロットと比較してしまうが、ケイティーの場合は、間違いなくアメリカン・ジャズそのもので、どちらかというとご機嫌なリズムに乗っての小粋なジャズで、パロットの一連のVenus盤にみるようなJazzy not Jazzパターンのヴォーカル中心というのでなく、むしろ演奏中心と言っても良い(ちなみにM4,5,9は、インスト曲)。

Thiroux20press20photo_2_0(Tracklist)
1. Off Beat
2. When Lights Are Low
3. Why Did I Choose You?
4. Slow Dance With Me
5. Brotherhood Of Man
6. Ray's Idea
7. Some Cats Know
8. When The Wind Was Green
9. Happy Reunion
10. Willow Weep For Me

 彼女のヴォーカルは、”テンダネス溢れる瑞々しいリラクシング・ヴォーカル”と表現されているが、ほめて言えばそんなところだ。

   M1. "Off Beat"
は、サックス、クラリネットが華々しくビートが効いた曲で、アメリカン・ジャズそのもの。昔、ジューン・クリスティーが吹き込んだナンバー。
  M2. "When Lights Are Low"は、ピアノ・トリオによる一転して落ち着いたムード。しかししっかりスウィングしている。
 M3. "Why Did I Choose You?"では、しっとりと夜のムードで、彼女のヴォーカルもお話をしているが如くで私好み、この線は良いですね。
  M5. "Brotherhood Of Man"M7. "Some Cats Know" のオープニングは、彼女のベース・ソロもお目見えするが、軽妙な小気味のよいジャズを展開する。
 M8. "When The Wind Was Green"は、彼女のベース弾き語りとペプロフスキーのクラリネットの掛け合いが上出来。このアルバムでは注目曲。

 とにかく居こごちのよい和みムードをもった曲が特に冴えていて、軽妙な小気味のいい洒落たムードを持っている曲も展開する。インスト曲もしっかり聴かせるところも楽しませることが上手であるし、ダイナミックな曲も挿入してフルコースのアルバムだ。
 私のようなユーロ・ジャズ党も、時にはこのアメリカン・ジャズの線も有りというところであった。

(参考:ある紹介記事より転載↓)
Katie Thiroux (ケイティ・サーウー(シロウ))
 
1988年LAで音楽一家に生まれる。4歳でヴァイオリンを始め、8歳でダブルベースに転向。同時にジャズ、クラシックのヴォーカルも学び、10歳でオペラの主役も務めているとい才女。ハミルトン・ハイスクール・アカデミー・オブ・ミュージックに進学し、17歳でLA Jazz Societyなどで多くの賞を獲得。そして2006年にはボストンのバークリー音楽院で6人しか与えられない奨学金を授与され入学。入学後もグレッグ・オスビー、ブランフォード・マルサリスなどと共演。在学最後の年の2009年にはエクアドルのサンフランシスコ大学バークリー校で音楽教授となる。その後、LAに戻り、修士課程を終えた2012年には全米の多くのフェスティヴァルへ出演。そして2013年にはケイティー・サーウーカルテットを結成。2015年にグラミー受賞プロデューサーのジェフ・ハミルトンを迎え、ファーストアルバム『Introducing Katie Thiroux』をリリースし、各メディアでも絶賛された。その後もアメリカ、メキシコ、ドイツなど世界中のジャズフェスティバルに呼ばれ、演奏者、指導者として精力的に活動している。

(視聴)

|

« ボボ・ステンソンBobo Stenson Trio 「Contra la indecisión」 | トップページ | アンナ・コルチナAnna Kolchina「野生の息吹 Wild Is The Wind」 »

ピアノ・トリオ」カテゴリの記事

女性ヴォーカル」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

JAZZ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/193563/72807965

この記事へのトラックバック一覧です: ケティー・サーウーKatie Thiroux 「OFF BEaT」:

« ボボ・ステンソンBobo Stenson Trio 「Contra la indecisión」 | トップページ | アンナ・コルチナAnna Kolchina「野生の息吹 Wild Is The Wind」 »