リン・スタンリーLyn Stanley のオーディオを意識したアルバム「THE MOONLIGHT SESSIONS Volume Two」
A.T.Music/US/ATM3106/2017
Lyn Stanley, all vocals
Mike Garson, piano
Tamir Hendelman, piano
Christian Jacob, piano
Chuck Berghofer, bass
Joe La Barbara, drums
Ray Brinker, drums
Bernie Dresel, drums
John Chiodini, guitar
Corky Hale, harp
Carol Robbins, harp
Hendrik Meurkens, harmonica
Luis Conte, percussion
Chuck Findley, trumpet
Rickey Woodard, tenor sax
Bob McChesney, trombone
The Budapest Scoring Symphonic Orchestra string players from Budapest Hungary’s Studio 22
彼女は特異な存在で、歌手であると同時にミシガン大学博士課程でマスメディアを学び、卒業後は米国有名企業などで働き、また幾つかの大学でも広告宣伝やマーケティングを教えるなどのキャリ アを積んで来ているのだ。又社交ダンサーとしての実績も凄い。世界プロ /アマ選手権 3位入賞など社交ダンスのナショ ナルチャンピオ ンなのだ。
このアルバムは昨年(2017年)リリースし好評アルバム『Moonlight Sessions Volume One』(→)(現在、このアルバムが入手困難)の第2弾だ。
世界的に注目を集めていると言われているこのリン・スタンリーも、子供の頃からジャズ・ヴォーカリストには憧れていたようだが、実は遅咲きで、アルバム・デビューは、2013年でまだ5年前である。
今作も、Steve Genewickによるオーディオファイル・レコーディング、ミックスにAl Schmitt、マスタリングはBernie Grundmanという一流陣が参加。
(Tracklist)
1. Makin’ Whoopee
2. The Very Thought Of You (p. Christian Jacob)
3. That Old Feeling (p. Mike Garson)
4. The Summer Knows (p. Christian Jacob)
5. Over The Rainbow (p. Christian Jacob)
6. How Deep Is The Ocean (p. Mike Garson)
7. Angel Eyes (p. Mike Garson)
8. At Seventeen (p. Mike Garson)
9. You’ve Changed (p. Mike Garson)
10. Smile (p. Christian Jacob)
11. How Insensitive with Christian Jacob
12. Love Me Or Leave Me (p. Tamir Hendelman)
13. Since I Fell For You (p. Mike Garson)
14. I’ll Be Seeing You
曲目はもうジャズ・ヴォーカルものとしてのスタンダード集で完璧。とにかくバックの演奏も、昔からのジャズを感じさせるタイプで、昔を思い出すアナログ録音の刺激の無い音が広がってなかなか快感の録音だ。
そして彼女のヴォーカルもやっぱり昔からの流れを無視すること無く、どちらかというとオーソドックスに歌いあげる。まあこれも大人のジャズ・ヴォーカル・アルバムとして聴くとそれなりに評価して良いのだと思う。とにかく聴いていて癒やされるというか何故かホッとするところが良いですね。特にM5. "Over The Rainbow" のバック演奏のピアノのメロディーには驚きの世界(聴いてのお楽しみ)。
(評価)
□ 歌・演奏 ★★★★★☆
□ 録音・ ★★★★★☆
(視聴)
| 固定リンク
« 最近のカメラ事情(2) 高級コンパクト・フィルム・カメラの異常人気 | トップページ | (美女狩りシリーズ)カティア・ブニアティシヴィリKhatia Buniatishvili 「Kaleidoscope」 »
「音楽」カテゴリの記事
- ヘンリック・グンデ Henrik Gunde 「Moods」,「Moods Vol.2」(2024.09.07)
- サンディ・パットン Sandy Patton 「Round Midnight」(2024.09.03)
- ブリア・スコンバーグ Bria Skonberg 「What Is Means」(2024.08.27)
- クララ・ハーバーカンプ Clara Haberkamp trio 「Plateaux」(2024.08.22)
- ジョヴァンニ・グイディ Giovanni Guidi 「A New Day」(2024.08.17)
「JAZZ」カテゴリの記事
- ヘンリック・グンデ Henrik Gunde 「Moods」,「Moods Vol.2」(2024.09.07)
- サンディ・パットン Sandy Patton 「Round Midnight」(2024.09.03)
- ブリア・スコンバーグ Bria Skonberg 「What Is Means」(2024.08.27)
- クララ・ハーバーカンプ Clara Haberkamp trio 「Plateaux」(2024.08.22)
- ジョヴァンニ・グイディ Giovanni Guidi 「A New Day」(2024.08.17)
「Audio」カテゴリの記事
- ブライアン・ブロンバーグ Brian Bromberg 「WOOD」(2022.08.26)
- [好録音シリーズ] Three Blind Mice の思い出(3) : 山本剛(2)「SUMMERTIME」,「Midnight Sun」(2022.07.12)
- [好録音シリーズ] Three Blind Mice の思い出(4) : 菅野邦彦「慕情」(2022.07.17)
- 山本剛 TSUYOSHI YAMAMOTO TRIO「MISTY for Direct Cutting」(2022.02.16)
- ダイアナ・パントン Diana Panton 「Solstice / Equinox」(2022.01.12)
「女性ヴォーカル」カテゴリの記事
- サンディ・パットン Sandy Patton 「Round Midnight」(2024.09.03)
- ブリア・スコンバーグ Bria Skonberg 「What Is Means」(2024.08.27)
- クララ・ハーバーカンプ Clara Haberkamp trio 「Plateaux」(2024.08.22)
- クラウディア・ザンノーニ Claudia Zannoni 「STURDUST ~ Love Nancy」(2024.08.12)
- マデリン・ペルー Madeleine Peyroux 「Let's Walk」(2024.08.07)
「リン・スタンリー」カテゴリの記事
- なんとなく好きな曲(1) 「Cry Me A River」~歌姫の競演(2018.06.18)
- リン・スタンリーLyn Stanley のオーディオを意識したアルバム「THE MOONLIGHT SESSIONS Volume Two」(2018.06.07)
- <美女狩りシリーズ>オーディオ・マニアを凌駕するリン・スタンレーLyn Stanley(2016.07.13)
コメント
久しぶりに聴く懐かしいジャズボーカルですね。なにかホッとしますね。むかしアナログも持っていたのですが、長男がアームをぐにゃっと ・・・。以来盤も手放してしまい、聴くこともなくなりました。
投稿: 爵士 | 2018年6月12日 (火) 16時58分
爵士さん、コメントどうも有り難うございます。
とにもかくにも、アナログ時代の録音方式を駆使しての最良音質を目指したというとところが、なかなか誰でも出来ると言うところで無く、おっしゃるようにホッとするところです。
いやはやお互いそんな歳なんですね(苦笑)。
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2018年6月13日 (水) 11時10分