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2018年7月22日 (日)

ヨーロピアン・ジャズ・トリオEuropean Jazz Trio来日ライブ

猛暑の中の来日ライブ

Img_1126w しかしこの夏の猛暑は異常ですね。
 その暑さの中、オランダからヨーロピアン・ジャズ・トリオが来日。なんと言っても我々以上にこの陽気には彼らはビックリしているでしょうね。これには敬意を表さなければと、「Cotton Club」を覗いてきました(21日)。なにせ熱くて外には長く居られないので・・・・・。

 オランダのジャズ・ミュージシャン3人で結成されたこのジャズ・ピアノ・トリオ。発足は1988年と言うことなので、なんとメンバー・チェンジはあったとは言え30周年と言うことになる。
 残念ながらこのところニュー・アルバムにお目に掛かっていないので(ベスト盤のようなものはありますが)、どうなっているのかちょっと不安なトリオでした。もともと欧州ジャズのリリカルな因子のあるクラシックからジャズ・スタンダードそして映画音楽、ポップスまでを広くカヴァーして気持ちよく聴かせてくれるトリオであり、来日と言うことでホッとしたと言うのが正直なところ。

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 メンバーのマーク・ヴァン・ローンMarc van Roon(p)、フランス・ホーヴァンFrans van der Hoeven(b)、ロイ・ダッカスRoy Dackus(ds)というのは、1955年から続いている。特にピアニストのマークは、ビル・エヴァンスからの影響が濃く、それも日本では結構人気の一因子でもある。20周年の2009年には日本の歌謡曲や童謡をジャズ化してみせてくれたりで、日本に根強いファンもいるのである。

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 私からすれば、どちらかというと嫌みの無いリラックスして聴きやすいジャズの範疇に入るし、それは刺激性は少ないと言うことになって、強烈な印象というのは実はないのがこのトリオであった。

 そんな抵抗のないところで、今回、取り敢えず来日ライブに参戦して来たのである。このトリオは私にとっては初めてお目に掛かるのだが、なんとなく以前から観てきたような気になるから不思議なトリオ。それだけ親近感があるというと言うところか。
 やはりロイが一番愛嬌がありますね。フランスはあまり表情を変えずの演奏だ。やはりピアノのマークがこのトリオでは重要ですね。彼が最も若いと思うが、今回のプレイでなんとクラシックからの曲が最も生き生きとしていたところが印象的だ。彼のキャリアからして当然なんでしょうね。彼はソロ・アルバムや彼名義のトリオ・アルバムもリリースしている。

 しかしまあこれほど気品を感ずるトリオも珍しい。オーディエンスも何というかお上品に聴いていた。今夜もクラシックからビートルズまでを取りあげてのとにかく好感の持てるライブ演奏であった。ちょっと気持ちの豊かになる一夜でした。

(参考視聴)

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コメント

こんにちは、お邪魔いたします。
いいですね。
涼しい部屋で聞いて、ウトウトしたい。
ベースのウッドのボヨーンとブラシの粒々が最高ですね。

投稿: jamken | 2018年8月14日 (火) 06時15分

 jamkenさん、コメント有り難うございます。
 猛暑の中、お元気そうで何よりです。
 ヨーロピアン・ジャズ・トリオというのは、オランダの良識トリオって感じですが・・・、日本には結構ファンが居るようですね。
 そろそろ広いところを網羅した難しいところ無しのニュー・アルバムが欲しいと言ったところですが・・・。

投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2018年8月14日 (火) 20時27分

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