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2018年8月11日 (土)

ジェフ・ベックJeff Beckの映像版「JEFF BECK BARCELONA 2018」

ジェフ・ベック・ニュー・グループはチェロの導入でムード倍増

<Rock>
[DVD] Jeff Beck「JEFF BECK BARCELONA 2018」
            Festival Jardins Pedralbes 2018


Barcelona2018

Live at Jardins del Palau Reial de Pedralbes, Barcelona, Spain 28th June 2018

 Jeff Beck - Guitar
Rhonda Smith - Bass
Vinnie Colaiuta - Drums
Jimmy Hall - Vocal
Vanessa Freebairn-Smith - Cello

Vannssaw この春、欧州公演(19公演)をこなしたジェフ・ベック、そのついこの間の2018年6月28日の「バルセロナ公演」の映像版だ。これは勿論、ブートの世界だが、なんと最前席でのオーディエンス・ショット。こうゆうのがどんどん出てくる今日は、昔を思えばなんと有り難いことか。

 今回は、なんと言ってもこのところのジェフのお得意のアイルランドの民謡である曲" Mna Na hEireann (アイルランドの女達)"をチェロを交えての演奏だ。ジェフのこと、やっぱり美人チェロリストを連れてきた。それはヴァネッサ・フリーバーン・スミスVanessa Freebairn-Smith だ(→)。彼女はアメリカ人で、私がなんとなく知っているのは美女ヴァイオリニストのリリ・ヘイデンとの共演がかってあったというところだ。もともとこの曲は、2011年には、やはり美女ヴァイオリニストのシャロン・コア-Sharon Corrとも演じていて、とにかくジェフの美女共演シリーズのお得意曲。アイルランド民族運動で死んでいった悲しき女性達を表現豊かに描き訴えてくる。ヴァネッサは、この曲ばかりでなく全曲にチェロを演じている。いやはやジェフのロックはまだまだ進化しているのである。

16_0728_stevehefterw(Setlist)
1. Intro
2. Pull It
3. Stratus
4. Nadia
5. You Know You Know
6. Morning Dew
7. I Have to Laugh
8. Star Cycle
9. Lonnie on the Move
10. Mna Na hEireann
11. Just for fun
12. Little Wing
13. A Change Is Gonna Come
14. Big Block 
15. Cause We've Ended As Lovers
16. You Never Know
17. Brush with the Blues
18. Blue Wind
19. Superstition
20. I Want to Take You Higher (with Ruth Lorenzo)
21. A Day in the Life
22. You Shook Me
23. Going Down

 ここ数年若さは全く変わりの無いジェフ・ベック、ここでも往年のキャリアを誇る曲群を展開。"Stratus" 、"Big Block"、  "Nadia"そして愛すべき曲"Cause We've Ended As Lovers "、更にオーディエンスからも拍手の多い" Brush with the Blues "などサービス満点。
 又メンバーではVinnie Colaiuta のDrumsが復活、 それとこのところお決まりのRhonda SmithのBassだ。Jimmy Hall のVocalも入る。 しかし今回はチェロを加えてのなんとも不思議な異色バンドとなっている。

Ruthlorenzoactuandow やっぱり、"You Know You Know" が結構楽しい演奏であり、Rhonda Smithのベース・ソロ、Vinnie Colaiuta のドラム・ソロも交えてくれる。私の注目曲。
 先にも話にあげた"Mna Na hEireann" が目玉だが、今回のもう一つの目玉曲は" I Want to Take You Higher" だ。この曲ではスペイン出身の女性シンガーのルート・ロレンソRuth Lorenzo(→)の登場。この歌手私は知らなかったが、歌も聴き応えあるが、更にアクション共々その激しさは見応え十分。ちょっと注目してしまった。
 そして最後には"A Day in the Life" を聴かせ、アンコールへといった内容。

 全体にちょっと残念なのは、カメラの位置から美女のチェロリスト・ヴァネッサが十分とらえられていなかったことだ。まあブートとしてはジェフは完璧に捕らえた期待に答えた映像だから、許すといったところであろう。これは次なるオフィシャル映像版にでも期待を持たせられたと言うことで、もう一つの楽しみを残してくれた。

(評価)
□演奏 :       ★★★★☆
□映像・サウンド : ★★★☆☆

(視聴)

① With Vanessa Freebairn-Smith  "Mna Na hEireann"

② With Sharon Corr  "Mna Na hEireann"

③ Ruth Lorenzo

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コメント

 残暑お見舞い申し上げます。といっても残暑というよりは、まだまだ暑い毎日だと思います。お元気でしょうか。

 ところで、ジェフ・ベック、まだまだ現役で活躍中のようでうれしい限りです。しかも美人チェロリストやスペイン人の女性ボーカリストまで入れてのライヴとは、全く年齢を感じさせない活動で、まさにロック・ギタリストの鏡といってもいいくらいですね。

 私も彼の音楽を聞きながら、熱帯夜をクールに過ごしたいです。次のスタジオ・アルバムを期待しています。

 

投稿: プロフェッサー・ケイ | 2018年8月13日 (月) 14時48分

 プロフェッサー・ケイ様、残暑見舞い有り難うございます。なんとか酷暑の中毎晩朝までエアコンを入れっぱなしで頑張ってます。そしてこの旧盆の時期ですが、毎日仕事をしている哀しき生活をしています(笑い)。
 ジェフ・ベックの若さは、若き女性軍がその源であるのかと思わせる程で、今回のライブ・ヴィデオを観る私もそれにあやかって居る次第です(大笑い)。
 ロジャー・ウォーターズも昨年から今年はライブで健闘しているのは、JessとHollyの二人がいるからかしらと・・・これも笑って観ています。

投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2018年8月13日 (月) 21時58分

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